株式会社徳間書店（本社：東京都品川区上大崎 代表取締役社長：小宮英行）は、徳間文庫の今月の新刊を3月11日（火）に発売することをお知らせ致します。

■赤川次郎『夫は泥棒、妻は刑事23　泥棒は幻を見ない』

子どもを虐待死させた男が殺された。その死体には日本刀の太刀筋が！　泥棒の淳一と刑事の真弓夫婦は、〈夜のニュースワイド〉のプロデューサー・めぐみとともに事件の真相を追い始める。その一方で、殺人の罪で二十年服役していた男が出所する。裁判当時、彼が殺人の動機を口にしなかったことに違和感を覚えた淳一は……。謎が謎を呼ぶ「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ第二十三弾！

●POP

■麻耶雄嵩『化石少女と七つの冒険』

京都の名門高校の裏手には一本の巨木がある。カップルの聖地とされるそこに、生徒の遺体が三つ……。学園の事件あるところ、化石オタクのお嬢様探偵・神舞(かんぶ)まりあ、あり。まりあ率いる弱小古生物部に突如加わった怪しい一年生。迷探偵にワトソン役を押しつけられてきた男子部員が抱え込んだ黒い秘密。さらには新たな高校生探偵まで登場。いかがわしさマックスの果てに茫然自失の結末が！

■黒川博行『蒼煌』

「日本芸術院会員」──美術界で功成り名を遂げるには是が非でも手に入れなければならない肩書きなのだ。その地位と権力を渇望する日本画家・室生晃人は、斯界を裏も表も知り尽くした京都老舗画廊の会長を選挙参謀に迎え、対するライバル稲山健児を蹴落とすべく猛烈な票取り運動を繰り広げる。商品券、現ナマ、高価な茶道具……億単位の金が動く会員選考の選挙を制するのは誰なのか⁉

■内田康夫『隅田川殺人事件【決定版】』

披露宴当日、水上バスから忽然と姿を消した花嫁。依頼を受け行方を追う浅見光彦だったが、数日後、築地の掘割から女性の死体が発見される。消えた花嫁と死体の関係は？　死体が伝えようとしたこととは？　隅田川に隠された悲しい過去と事件の繋がりが明らかになるなか、浅見の身にも危険が迫る！　自作解説、エッセイ等々を収録した傑作旅情ミステリーの決定版！

■伊東潤『修羅奔る夜』

ねぶた師の兄が倒れたと聞き、紗栄子は急遽青森へ帰郷した。だがそこで見たのは、ねぶたに取り憑かれ、製作のために寿命を縮めようとしている兄だった。なぜそこまで──。兄を手伝う紗栄子だったが、次第にねぶたに魅了されて、女ねぶた師となることを決意。だが、資金難や協力者不足、地元のしがらみが障壁となり……。祭り当日、紗栄子は一瞬の輝きを夜空に放つことができるのか⁉

■草凪優『熱夜』

沖縄に移り住んだ官能作家の「私」が、十年の間に深い関係を結んだ七人の女との性愛の日々を綴る。十八歳年下の奔放な愛人ユキノとのめくるめく火遊び、今はなき花街真栄原新町の娼婦ハルカとの限りなく危険な逃避行、歓楽街松山の秘密クラブで出会った淑女レイコとの行きずりＳＭプレイ……南国の島の熱い夜を舞台にした名手による読み切り連作官能ロマン。私小説的情炎小説集。

■馳月基矢『深川ふるさと料理帖二　輪島屋おなつの春待ちこんだて』

＊角書きのシリーズ巻次「二」は四角囲み

故郷の味を振る舞う店が軒を連ねる「ふるさと横丁」。その一角にある輪島屋で働くおなつは、蝦夷地の探索を任された許婚・丹十郎の帰りを待っていた。輪島が恋しくなる海藻鍋にぶり大根。いくら料理に精を出しても一向に帰ってこない彼に不安がこみ上げるおなつ。そんな時、丹十郎の上役である間宮林蔵付きの足軽がおなつを訪ねてきて告げた。丹十郎は戻らない、調べを受けていると──。（書下し）

■武内涼『あらごと、わごと　魔王咆哮』

魔王藤原千方はなぜ、あらごと、わごとを狙う？　大呪師(だいのろんじ)の姥の答えはあらごとを打ちのめした。そのせいで父母は殺され古里まで滅ぼされたのか……だがこの先、十五もの通力を持つ魔王と戦うには、いずこかにある〝生大刀(いくたち)〟〝鬼熊ノ胆(おにくまのい)〟など四秘宝を探し集め、その力を借りねばならぬ。姥の教えにより姉妹は旅立つ。それは魔王との凄絶な争奪戦にして最終戦の開始であった。圧巻平安怪異譚！（書下し）

■辻堂魁『仕舞屋侍　青紬の女』

米問屋の手代が店の金を持ち出し一家で夜逃げを図った。途中、旅籠で手代夫婦は追手に殺害されるが、同宿の女渡世人おまさの救けで幼い娘は難を逃れた。金を追う町方と問屋の執拗な追撃。おまさと童女の窮地を、偶然、九十郎(くじゅうろう)が救う。九十郎も内済(ないさい)ごとの絡みでおまさを捜していたのだ。行方不明の金は追手にとって後ろ暗い出所のものだった。九十郎の破邪の剣が、弱きを助け悪を断つ！

■門田泰明『拵屋銀次郎半畳記　俠客三』

＊シリーズ巻次「三」は四角囲み

「幕翁」こと前の老中首座・大津河安芸守の陰謀情報を得た銀次郎は、その莫大な『陰謀資金』の出所に疑問を持った。しかも、そこには凄腕の仇敵・床滑七四郎(ゆかなめりななしろう)の影が不気味にちらつく。激震する幕閣、内乱鳴動の大奥、江戸城御金蔵の破壊など、銀次郎の周辺で蠢く怪事件が一本の線上に乗ったとき恐るべき悲劇が！　手に汗握る壮烈な剣戟世界を活写した驚異の大河シリーズ、待望の第三弾！

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●POP

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出典：PR TIMES

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