東京メトロ
3年間で30億円の出資枠を新設
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)は、 スタートアップ企業との協業や出資を行うコーポレートベンチャーキャピタル(以下「CVC」)活動として、”スタートアップと共に革新的なサービスを生み出し、東京の未来を創る”をコンセプトに、
「Tokyo Metro Ventures」を開始します。
東京メトロは、スタートアップ企業を中心とした外部企業と新たな価値を共創することを目的としたオープンイノベーションプログラム 「Tokyo Metro ACCELERATOR」を2016年度から実施し、様々な企業と新たな価値の提供を行ってきました。また、本プログラムの採択企業を中心に複数のスタートアップ企業に出資を行っており、事業の共同開発や出資先企業のバリューアップ等に取組んでいます。
今後は、従来からの協業や出資によるパートナーシップ強化をさらに加速させるため、2025年度から2027年度までの3年間で30億円の出資枠を新設し、スタートアップ企業やベンチャーキャピタルファンドに対して出資していきます。この活動を「Tokyo Metro Ventures」と名付け、私たちが保有する事業アセットとスタートアップの技術やアイデアを掛け合わせることで、「沿線価値向上」「人の流れの創出」「鉄道課題解決施策の促進」に係る革新的なサービスを生み出し、社会実装を推進していきます。
東京メトロは「東京を走らせる力」というグループ理念のもと、東京に集う人々の生活や経済活動を支える存在として、鉄道事業を中心に、様々な事業に取り組んでいます。今後もスタートアップ企業との共創を通じて、革新的なサービスを生み出し、東京の多様な魅力と価値の向上に取り組んでまいります。

「Tokyo Metro Ventures」の詳細
1 CVC活動開始の目的
これまで、「Tokyo Metro ACCELERATOR」採択企業を中心に複数のスタートアップ企業に出資を行ってきました。スタートアップ企業とのパートナーシップをより強固なものにし、スタートアップ企業との協業による新規事業の創出や鉄道事業等の既存事業の課題解決を推進するため、CVC活動として「Tokyo Metro Ventures」を開始します。
2 CVC活動概要

3 スタートアップへの価値提供
(1) [Go To Market] 事業検証の実施
駅構内、車両内等を新規サービス・プロダクトの事業検証の場として活用することやCVCチームを始めとした東京メトロ社員からノウハウを提供することが可能です(事業検証の実施には各種確認が必要になります)。
(2) [Value Up] 認知拡大・売上向上
車両・駅構内にある広告枠の一部を活用することで、協業内容の認知拡大により売上向上に繋がります(広告枠及び掲載時期や規模については、広告枠の販売状況に応じた展開になります)。
(3) [Touch Point] 豊富な顧客接点
乗降客数652万人/日(2023年度平均)、メトロポイントクラブ(メトポ)会員90万人(2024年11月時点)等の豊富な顧客接点を活用し、お客様にサービスをお届けできます。
(4) [Finance] 出資実行
当社と協業し、共に成長を目指すパートナー企業に出資を行います(出資には事前審査が必要です)。
4 当社におけるこれまでのスタートアップ企業出資実績



