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ベトナムCapichiとGreen and Smart Mobility(GSM)が業務提携を締結。電動バイクの配達を活用した持続可能なフードデリバリーを推進

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CAPICHI PTE. LTD.

Capichiのプレミアムなフードデリバリーと、ビングループのGSMが運営する電動バイクタクシーを組み合わせ、持続可能なデリバリー機能を強化し、ユーザーにより優れた体験を提供することを目指します。

ハノイ(ベトナム)– ベトナムのフードテック企業であるCapichi Việt Nam Co.,Ltd.(以下、Capichi)と、電気モビリティサービスを展開するGreen and Smart Mobility Joint Stock Company(以下、GSM)は、サービスを統合する戦略的パートナーシップを締結しました。

目次

それぞれの企業概要

Capichiについて
Capichiは2019年に設立された会社で、ハイエンドのフードデリバリーアプリとレストランテーブル予約プラットフォームで知られており、現在ベトナム国内で20万人以上のユーザーと2,000店舗以上のレストランパートナーを擁しています。

GSM(Green and Smart Mobility)について
2023年にベトナムのVingroup会長であるファム・ニャット・ブオン(Pham Nhat Vuong)氏によって立ち上げられたGSMは、世界初の完全電動モビリティプラットフォーム「Xanh SM」を運営しています。VinFast製の100%電動自動車や電動バイクを導入し、ベトナム全土61の都市・省で展開中です。

両社はそれぞれの強みを活用し、ベトナムの外食・デリバリー市場における利便性と持続可能性の新たなスタンダードを打ち立てることを目指します。

シームレスなサービス統合

今回のパートナーシップにより、Capichiは自社の注文・デリバリー基盤にGSMが提供するXanh SMの電気モビリティサービスを直接統合します。具体的には、Capichiアプリでフードデリバリー注文が行われると、近くにいるXanh SMの電気自動車または電動バイクが自動的にレストランに向かい、注文品を受け取りお客様へ配達する仕組みです。両プラットフォームは安全なAPI連携によってリアルタイムで情報を共有し、Capichi側のオーダー管理システムとXanh SMの配車システムをスムーズにつなぐことで、効率的なドライバーアサインと即時のステータス更新を実現します。

統合プロセスのポイントは次のとおりです。

リアルタイム配車
Capichiで注文が確定すると同時に、システムがXanh SMのドライバーを即時リクエスト。最寄りの空きドライバーがアルゴリズムを通じて選択され、レストランへ向かいます。待ち時間を最小限に抑える仕組みです。

ライブトラッキング
Capichiアプリ内でXanh SMのGPS機能を利用し、配達中のドライバーの位置情報をリアルタイムで追跡できます。ライドシェアのトリップ追跡に類似した機能で、透明性と信頼性を高めます。

運営上の連携
提携レストランには、Xanh SMドライバーの到着予定時刻などの通知が行われるため、最適なタイミングで料理の準備が可能に。ドライバーの待ち時間と料理の品質劣化を最小限に抑えます。

これらの連携により、CapichiのフードデリバリープラットフォームとGSMの配達機能を統合し、キッチンからお客様まで一気通貫でつなぐエコシステムを実現します。注目すべきは、この提携のもとで行われるすべての配達がXanh SMのEV車両を用いて行われるという点です。電気バイクや電気自動車でのフードデリバリーは高速・高効率でありながら排気ガスゼロを実現し、グリーンロジスティクスや都市の持続可能性という世界的潮流にも合致しています。

ビジネス面での期待効果

本提携により、CapichiとGSMの双方に大きなビジネス上のメリットが見込まれます。

Capichiへのメリット

  • Xanh SMの広範なEV配達網を活用することで、独自の配達バイクを保有せずとも配達エリアを急速に拡大できます。高品質なデリバリーサービスを拡充できるため、オペレーションコストを抑えつつ急速な成長が期待できます。

  • プロフェッショナルなXanh SMドライバーにデリバリーを委託することで、提携レストランやユーザーに対して安定した品質を担保。

  • 「100%電動・ゼロエミッション配達」という差別化ポイントにより、環境意識の高い顧客層を取り込み、競合が激しいフードデリバリー市場で強みを発揮できると考えられます。

GSMへのメリット

  • 乗客向けの稼働が少ないオフピークタイムでも、フードデリバリーの依頼を受けることで車両やドライバーの稼働率を向上。

  • Capichiのプラットフォームとの連携により、急成長中のフードデリバリー市場へ参入し、新たな収益源を獲得。

  • 電気モビリティを幅広い用途で活用する事例を示し、スマートモビリティのリーディングカンパニーとしてのブランド力を強化。

両社が持つ強みを掛け合わせることで、ベトナムのデジタル経済と持続可能なインフラ整備の促進にも貢献します。電気自動車による中長距離の移動と電動バイクの燃料・メンテナンスコスト削減により、配達全体の効率化やコスト削減が期待でき、利用者にとっても料金面やサービス品質の向上といったメリットにつながります。両社はサービス開始後のパフォーマンスやユーザーフィードバックをもとに、さらに多地域への展開や新たなサービス拡充を検討していきます。

お客様へのメリット

今回のパートナーシップによって、Capichiのユーザーには以下のようなメリットが見込まれます。

迅速かつ信頼性の高いデリバリー
独自連携により、Capichiの注文がXanh SMの専用ネットワークで即座に処理されるため、配達遅延を最小化。

リアルタイムでの注文追跡
Xanh SMのGPSデータをCapichiアプリに連携することで、ユーザーは配達状況をリアルタイムで確認可能。安心感と利便性を高めます。

環境配慮型サービス
完全電動の車両を使うことで排気ガスゼロを実現。都市空気環境の改善に貢献すると同時に、サステナビリティを重視するユーザーにも喜ばれます。

品質と安全性の向上
乗客向けサービスで培ったXanh SMのプロドライバー技術をフードデリバリーにも活用。食品の取り扱いを含む安全教育を受けているため、商品を丁寧に取り扱います。

将来的な統合サービスの拡充
レストラン予約後、CapichiアプリからXanh SMを呼んでレストランに向かうといった、よりシームレスな体験も今後検討されており、ドア・ツー・ドアの外食体験が期待されます。

Capichiならではの厳選されたレストランラインナップとGSMのグリーンモビリティネットワークが一体化することで、利用者は「選択の幅」「スピード」「環境配慮」のすべてを同時に享受できるようになります。

業界への影響と今後の展望

このCapichiとGSMの提携は、ベトナムのテック業界における先駆的な取り組みとして注目を集めています。フードテックプラットフォームと電気モビリティプロバイダーの協業は、新たな付加価値を創出する好例と言えます。今後、環境負荷の低減を目的にEV導入を進める企業が増加する中、フードデリバリーとEVサービスの連携が他社に波及する可能性があると考えています。

本提携は単なるビジネスアライアンスではなく、「持続可能な近未来型都市生活」というビジョンを共有する両社の意思表示です。食と移動の双方を電動化することで、快適性と環境保全を両立させるモデルケースとなることを目指します。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月8日 08時10分)

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