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日本香堂グループ450年「450プロジェクト“聞く〜awake your spirit〜”」始動

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株式会社日本香堂ホールディングス

香りの価値を再解釈し、世界を見据えるフレグランス企業へ。新CIおよび新グループスローガン『香りと旅する』をはじめ、新作お香などを発表

お線香・お香・フレグランスブランドを国内外に展開する株式会社日本香堂ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小仲正克)は、1575年以来、450年の歴史を重ねてきた香の名跡「香十」を継承し、薫香技術と、香りの歴史を担い、文化を守り続けています。

この度、日本香堂グループ450年を迎えるにあたり、2025年4月8日(火)より「450プロジェクト“聞く〜awake your spirit〜”」を始動します。

本プロジェクトは、「香りを聞くことで五感が磨かれ、新たな自分へと内面から研ぎ澄まされていく。時空を超え、香りとともに旅をする時間」というストーリーのもと、2025年4月から2026年3月にかけて「今までを聞く(過去)」「今を聞く(現在)」「これからを聞く(未来)」の3つの視点から、新事業やプロジェクト、新製品を発表していきます。

物質的な豊かさだけでなく、目に見えない精神的な価値や心の充足が求められる時代へと移行し、「本物」の価値がより一層注目される今、当グループは「香りを聞く」という体験を通じて、時空を超えた感覚を呼び覚まし、感性をより深く研ぎ澄ます機会を提案していきたいと考えています。

プロジェクトの起点として、創業以来の精神である「アドベンチャー精神」「価値創造」「美質」を受け継ぎながら、さらなる成長を目指し「世界を見据えるグローバル企業」として、新グループスローガンおよびステイトメント・新CIを発表します。

また、第一弾として、書籍『日本の香』発売をはじめ、御家流香道第二十三世宗家 三條西堯水 銘名香『羅國しらべ』ならびに平安時代の香りを再現した“六種の薫物”、さらに、日本香堂ホールディングス記念商品『暁霞 -akigasumi-』、香十記念商品『高井十右衛門』を発表します。

日本香堂グループは、「450プロジェクト“聞く〜awake your spirit〜”」を通じて、次の時代にむけて新たな挑戦を続けてまいります。

日本香堂グループ新スローガン

目次

香りと旅する 日本香堂グループ

日本香堂グループ新ステイトメント

人は一生のうちに

どれだけの香りに包まれるでしょう

安らいだり、はなやいだり

自信を持ったり、思いを届けたり

私たちが積み重ねてきた歴史や哲学

磨き続けてきた技術や感性は

今を生きる人たちのため

これからを生きる誰かのため

いい香りに包まれると

そこはあなたの居場所になる

私たちの旅は続きます

世界が丸ごといい香りで包まれる

その日までずっと

香りと旅する

日本香堂グループ

「日本香堂グループ新GI」

「日本香堂新CI」

新GI・CIの由来・想い

グローバルかつ長期にわたって通用するものをという考えで、世界的に活躍されている書体デザイナー・小林章さんとの協働で取り組みました。小林さんから出てきたアイデアは、6世紀前後の西欧、人が手で書いていた時代の名残をとどめた書体を下地にするというもの。その書体をゆったりした幅を持つロゴへと昇華することで、450年におよぶある種悠久とも言える日本香堂の歴史を表しました。結果、香りを生業とするグループにふさわしく、どこかオリエンタルな印象も生まれたかと思います。

ロゴタイプはすべてを大文字で構成していますが、NとKをやや大きくしています。それは、日本香堂で長年使われてきた既存ロゴの考え方を踏襲したものです。そこから派生して、マークはNとKのイニシャルで構成しました。伝統を継承する、という意味では株式会社日本香堂のブランドカラーについても同様で、旧ロゴタイプで使用されていた赤と青を合わせて、その結果の紫(NKパープルと命名)としています。

60年ぶりのリニューアルです。良き伝統は継承しつつ、新たな風をまとわせることを目指しました。

長く使用されることを願います。

葛西 薫(かさい かおる)

アートディレクター / サン・アド

1949年札幌生まれ。1973年 (株) サン・アド入社。現在、同社顧問。サントリー、ユナイテッドアローズ、虎屋などの広告制作およびアートディレクションのほか、CI計画、パッケージデザイン、装丁など活動は多岐。近作に、阪本順治監督『せかいのおきく』の映画ポスター、山口一郎著『ことば2—僕自身の訓練のためのノート』(青土社)、石川直樹写真集「K2」(小学館)、の装丁などがある。著書に『図録 葛西薫1968』(ADP) など。

小林章(こばやし あきら)

タイプディレクター / Monotype

ドイツ Monotype 社クリエイティブ・タイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションの本文書体部門で2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。2011年以降、ソニー、ブリヂストン、三井物産、アリババ、UBS、メルカリなどのカスタムフォントを手がける。著書に、『欧文書体』、『欧文書体2』、『フォントのふしぎ』、『まちモジ』、『英文サインのデザイン』(田代眞理氏との共著)、『欧文書体のつくり方』がある。

書籍『日本の香』発売

「日本の香 The scent of Japan」

世界に誇る長い歴史と深さをもつ日本の香文化。仏教とともに日本に伝えられたとされ、1500年にさかのぼると言われています。時代の移り変わりとともに香りと人とのあり方も変化してきました。「日本人にとって香りとは」。歴史と育んできた文化、美意識をわかりやすいコラムと美しい写真・絵画などの資料でまとめたビジュアルブックです。

日本香堂グループが450年の節目に老舗出版社である誠文堂新光社とともに、類書には無い構成で制作をいたしました。

御家流香道第二十三世宗家 三條西堯水 銘名香『羅國しらべ』発表

銘名香『羅國 しらべ』 作銘 御家流香道第二十三世宗家 三條西堯水

【銘名香木とは】

天産物である香木に、芸術作品のような「銘」(題)をつけます。香木の香りと姿から、歌が詠まれ物語が生まれ五感の感応から一語を選び「銘」とします。平安王朝の貴族たちが「薫物」創りを競い、その作に「銘」をつけました。その代表が「六種の薫物」として今に伝わります。それにならい鎌倉時代以降の武家文化の中で、名香木そのものに「銘」が与えられます。

最も有名な大香木「蘭奢待(らんじゃたい)」。聖武天皇以来(1200年前)正倉院秘蔵の「東大寺黄熟香」(物名)として知られていた無二の香木に銘がつけられ世に広まったのが室町時代(600年前)。香銘は香木の価値を更に高めるものでした。銘「蘭奢待」の中に、「東・大・寺」の三字が隠されています。智者の「銘」。「蘭奢待」の銘によって物性価値を超える価値となります。

「羅國 暁霞(らこく あきがすみ)」(お香と日本酒)発売

春の暁に、未来を映す霞。いくえにも重なる彩雲は、希望を翼にかえ舞い上がる鳥のよう。

この儚くも神秘的な情景に香の世界で羅國と呼ぶ、清らかな甘みをもつ沈香がとけあい「羅國 暁霞」がうまれました。その香りは、涼やかにはじまり、ゆっくりとやわらかな世界へ。

やがて、静かに香り立つ、洗練された気品ある甘さが、広く心と空間に放たれます。

【お香】

内容量 :30g

価格 :20,900円(税込)

【日本酒】

暁霞  AKIGASUMI

古より現在まで繋いできた酒造り、そして現在から未来へ繋げる新たな挑戦。

光りさす暁に染まった霧や雲の彩りを表現した

穏やかで和らぐような味わいの日本香堂グループオリジナルの清酒。

福島県産の酒米「五百万石」「福乃香」を使用した精米歩合50%の純米吟醸。  

厳選した3種類の酵母を使うことにより 複雑さと、甘みと酸味の調和、そしてより芳醇な香りと味の余韻を表現するために、技術の粋を集め、唯一無二の酒造りに挑みました。

會津清酒「會津宮泉」「寫樂」を醸す名酒蔵「宮泉銘醸」とコラボレーションをした逸品です。

内容量720ml 限定 800本  

醸造元 宮泉銘醸株式会社

プロデュース Nippon Kodo HD/ 銀座らん月事業部

香十 新作お香「高井十右衛門(たかいじゅうえもん)2025 No.4」発売

清和源氏の末裔、安田又右衛門源光弘を初代とする香十は、天正年間の初め、京で創業し御所御用も務めていました。香十第四代は徳川家康公に召され、駿府と江戸を往還し京に名跡の地歩を築きます。江戸時代に名跡香十第八代を継承した高井十右衛門は香具師十右衛門として茶道界に名の知られた香の名人です。十右衛門による香十銘香(練香)は、光格天皇献上香「千歳」をはじめ、茶道各流派家元に納め続けた数々の銘が記録に遺されます。第八代として「香十 高井十右衛門 家傳薫物調香覚書(かでんたきものちょうこうおぼえがき)」を書き残し、その技術と理念を今日に伝えます。この伝統を継承し最高の香原料と最新の技術で丁寧に心を込めて創香されたのが「高井十右衛門」の名を冠するこの逸品です。

透明感のある梔子(くちなし)と華やかな薔薇が乳香や白檀と調和したみずみずしい香り

【お香】

内容量 :50本入 香立付

価格 :3,300円(税込)

平安時代の香りを再現した“六種の薫物”(むくさのたきもの)発売

「六種の薫物」は平安期を代表する薫物(練香)です。「梅花(ばいか)」「荷葉(かよう)」「侍従(じじゅう)」「菊花(きっか)」「落葉(らくよう)」「黒方 (くろぼう)」の六種類。伝来する家や、調合する人物によってその処方に違いがあり、『薫集類抄 (くんしゅうるいしょう)』や『香秘書 (こうひしょ)』は古くからの香の処方や原料の扱い、保管の方法など細かく記されています。そのような貴重な書から香合わせの達人の処方を再現し、450年記念の「六種の薫物」を限定で製造した逸品になります。

「梅花」 源(みなもと)公忠 (きんただ)処方 

沈香や占唐(せんとう)に丁子の酸味が効いた、梅の花に似せた華やかな香り

「荷葉」 山田尼(やまだのあま)処方 

沈香や白檀など用いた清涼感のある蓮の花に似せた軽やかな香り  

「侍従」 八條宮(はちじょうのみや)処方 

沈香や甘松に熟鬱金(じゅくうこん)が調和した秋風のような落ち着いた香り

「菊花」 白河院(しらかわいん)、平忠盛(たいらのただもり)処方 

沈香や甲香(かっこう)、薫陸(くんろく)など用いた菊花に似せて作られた香り 

「落葉」 後小松院(ごこまつのいん)処方 

沈香や甲香、麝香(じゃこう)など用いた落葉がはらはらと散るような香り

「黒方」 朱雀院(すざくいん)処方 

沈香や麝香、丁子が豊富に用いられている重厚かつ格式の高い香り

【練香】

内容量:3粒 

価格:4,950円~5,500円(税込)

香十『座香十』リニューアル

2019年に『日本の香り文化の継承と創造』をテーマに、日本の香文化を楽しみながら、知り・学び・創る場として香十銀座本店、オンラインでスタートした『座香十』。

450年を機に、日本の香文化体験の場を鎌倉・寺院と広げ、インバウンド向け香体験などメニューも充実化し、4月18日リニューアルします。

座香十公式サイト:https://www.koju.co.jp/thekoju/

香り博」開催

昨年から開催されている『香り博』は、2025年4月18日~5月18日まで、お香老舗メーカー3社が協力し、銀座と京都の店舗を舞台に開催するイベントです。「長年培ってきた知識を共有し、香りの魅力を高め、多くの生活者の方々に、日本の香り文化を伝えたい」という想いでスタートしました。3社が手を結ぶのは『香り博』が初の試み。FRAGRANCE OF THE WORLD ―世界の香りー』をテーマに、香体験のワークショップ、スタンプラリーに加え、今年は共同で『香り博』ブランドの開発が進み、企業の垣根を超えた商品開発に発展しました。

香り博 公式サイト:https://kaorihaku.com/

開催期間:2025年4月18日~5月18日

参加店舗

<東京>東京鳩居堂 銀座本店,松栄堂 銀座店,香十 銀座本店,無印良品 銀座

<京都>京都鳩居堂,松栄堂 京都本店・薫習館,香十 二寧坂店,無印良品 京都BAL

450年に向けての代表メッセージ

450年を迎えるにあたり、長年にわたりお世話になった皆さまに、心より感謝申し上げます。

私どもは、日本をはじめ世界各地の香り文化に関わり、各時代の創業者・後継者の思いを引き継ぎ歩んでまいりました。先人の遺されたもの、そして日本の香文化に感謝を込めて、淡路島に香木沈香漂着と記載のある『日本書記』に基づく、4月の「お香の日」を起点として、この1年を『聞く-awake your spirit-』をテーマに、日本の香文化を国内外に伝え、未来に向けて創り上げる活動をしてまいります。

改めまして、何卒ご支援のほどお願い申し上げます。

プロジェクト概要

香りを聞くことで、五感が磨かれ、時空を超える感覚に包まれる。

新たな自分へ、内面が研ぎ澄まされていく。

そういった気付きが生まれる流れを作りたいとの思いから、

「聞く」という言葉をテーマに設定しました。

会社概要

会社名  :株式会社日本香堂ホールディングス

事業内容 :日本の香り文化を源流に、フレグランス、飲食、不動産を事業とするグローバル企業

所在地  :東京都中央区銀座4-9-1

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年4月8日 14時00分)

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