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生成AIとカメラ付き照明器具で道路・公園・河川の自動監視を実現

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岩崎電気株式会社

岩崎電気のカメラ付き照明システムの基盤技術を応用

岩崎電気は、事業領域の拡大と、社会への新たな価値提供の実現に向けて、当社のカメラ及び各種センサを用いたクラウド型統合管理システム「ENEPEACE™(エネピース)」(※1)と生成AIを組合せた「クラウド型自動監視システム」を新たに開発しました。
このシステムの市場展開に向けて、クラウドサーバを運営しているAWS(※2)との共同検討を行い、上記「ENEPEACE」への機能実装を行いました。

新しく開発された「クラウド型自動監視システム」は、岩崎電気製のカメラ付き照明器具(※3)と「ENEPEACE」、さらに「Amazon Bedrock(アマゾン ベッドロック)」の生成AI技術を基盤としています。
この開発技術により、夜間でも見やすいカメラ付き照明器具から、道路などのインフラ設備の画像を取得し、「ENEPEACE」に実装された生成AIが自動的に状況を把握します。
生成AI技術を用いることで、ユーザーがフレキシブルに把握したい内容の指定が可能となり、「天候」「道路冠水」「道路積雪」「事故」「火災」「倒れている人」「公園でのボール遊び」「ごみ捨て場を荒らすカラス」などの検知が可能となりました。

目次

「クラウド型自動監視システム」の主な特長

  1. 管理者のPC、スマートフォンやタブレット端末などからの簡単管理

  2. カメラ付き照明システムの静止画や動画をリアルタイムに監視

  3. 過去の静止画や動画を確認可能

  4. 車両・歩行者の交通カウントを管理

  5. 生成AIを用いたカメラ画像からの自動事象検知によるシステム上でのアラート及びメール通知

  6. 各種センサ(冠水・水門・アナログセンサなど)の監視

「クラウド型自動監視システム」の概念図

道路冠水監視の例

カメラ付き照明器具の夜間でも鮮明な画像

現地に足を運ばずに、24時間、画像検知してAIがお知らせします。
管理画面でリアルに現地状況が確認できるので、悪天候時の外出による、事故などの二次災害も防ぎます
カメラ付き照明器具は、交通の安全を配慮した明るさを確保し、鮮明に状況を記録できます
高い位置からの撮影で、利用者の陰に隠れるなど道路状況の影響を最小限に監視できます

「クラウド型自動監視システム」の管理画面

直感的に操作可能なユーザーインターフェースデザイン。
ウェブブラウザから簡単操作で閲覧可能で、マップ機能で直感的に確認できます。
もちろん登録されたカメラ画像の一括閲覧も可能。生成AIによる事象検知により冠水などを自動検知してシステムと管理者に通知されます。

※画面は開発中のものです。実際の画面とは異なる場合があります

一般的な監視カメラ設置例

通常の視点

遠くの状態がわかりにくい

夜間
照明位置≠視点位置

光や影のバランスがわるく違和感が強く状況がわかりにくい
また、赤外線タイプはモノクロで状況がわかりにくい

カメラ付き照明システムの特長

高所からの俯瞰視点

遠方まで状態がわかる

夜間
照明位置=視点位置

影が発生しにくく、違和感のない画像で形状も把握しやすい

近年、世界的に地震、台風、大雨などの自然災害が頻繁に発生し、社会インフラや人々の生活に大きな影響を与えています。
これに伴い、迅速な情報収集と適切な対応が不可欠となっています。
また、一方で日本国内では少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化しており、多くの人手と時間が必要な従来の監視手法に代わる、効率的な監視システムの導入が求められています。

こうした背景を受け、「クラウド型自動監視システム」のような先進的な監視ソリューションの導入が急務となっています。
本システムは、昼夜を問わず高精度な監視を実現し、異常事態発生時には即座にアラートや通知を行うことで、安全確保に貢献します。
また、生成AIを活用することで、従来の監視システムでは難しかった自由度の高い状況把握が可能となり、管理者は迅速かつ適切な判断と対応を行うことができます。

岩崎電気は今回のクラウド型自動監視システムを基に、道路・公園・河川などの監視ソリューションとして市場参入を目指します。
また、本システムにとどまらず、今後も幅広い監視ソリューションの提供を通じて、安全・安心な社会の実現に貢献します。

関連情報

Amazon Web Services ブログ

岩崎電気のAWS生成AI 事例「カメラ付き照明で冠水検知を実現。照明の専門メーカーとして80年以上の歴史を持つ製造業のモノとコト融合」

※1 クラウド型統合管理システム「ENEPEACE™」
ネットワークに接続されたカメラ及びセンサなどを統括的に管理できるクラウド型システムです。
独自の生成AIを活用した効率的な事象検知システム《特許出願中》を搭載しています。

※2 AWS(Amazon Web Services:アマゾン ウェブ サービス)
Amazon Web Services, Inc.により提供されるクラウドコンピューティングサービスです。
2006年にサービス提供が開始され、現在では、IaaSにおける世界的シェアが39%で首位を占めています。

https://aws.amazon.com/

※3 カメラ付き照明器具
カメラと灯具が一体になった照明器具。
道路照明や投光器など照らす場所に適した取付位置からの監視が可能です。
また、カメラの位置と同じ位置から照らすため、夜間における撮影画像に影ができにくく24時間クリアな状況把握が可能です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月8日 15時30分)

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