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【速報:新潟県の就職活動】41%は「1〜3社」、8割が10社のエントリー

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株式会社モザイクワーク

株式会社モザイクワーク(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉浦二郎)は、2025年3月卒業の就職活動が終了した(主に新潟にある大学で学んだ学生・新潟出身の)学生を対象に、就職活動に関する調査を実施した(調査期間:2025年2月〜3月、有効回答数:203人)。

1.新潟県の就職活動量 41%は「1〜3社」、8割が10社のエントリー

新潟県の学生の就職活動は、量より質を重視する傾向が顕著に表れています。8割以上の学生が10社以下に絞ってエントリーを行い、企業を慎重に選択していることが明らかになりました。学生の就職活動量に関わらず、就職活動に対する満足度は例年以上に高くなっています。

2.企業を探す際に重視するポイント 職場の雰囲気の関心が増加

最も重視する項目として「これまで学んだことを活かせる仕事内容」(29%)となった一方、「職場の雰囲気」への関心が前年比4ポイント増の16%まで上昇しています。また、上位3項目まで対象を広げた場合には、「給料」「福利厚生」などの待遇面への関心が大きく上昇。一方で「新潟県内の企業」「職場の所在地」といった地理的要因は相対的に優先度が低下しており、学生の価値観の変化が顕著に表れています。企業には、従来の企業PR項目に加え、具体的な待遇面の情報発信強化が求められています。

3.内定後のフォロー頻度と内定者研修形式

内定者フォローについては、月1回程度の定期的なコミュニケーションが最も支持されており(36%)、頻繁すぎない、適度な距離感でのフォローが求められています。

また、内定者研修については、対面・オンラインのバランスの取れた研修形式が望まれており、特に双方向的なコミュニケーションを重視する傾向が顕著に表れています。対面研修(49%)にだけではなく、eラーニング(45%)やオンライン研修(42%)など、WEBを活用した新しい研修形式を除く学生も一定数存在しています。

■調査概要

調査対象:2025年3月卒業の(主に新潟にある大学で学んだ学生・新潟出身の)学生/回答者数:203人

調査方法:インターネットによるアンケート/調査期間:2025年2月~ 3月

レポート内の数値は、四捨五入しているため合計が100%とならない場合がある。

目次

新潟の就活生の就職活動量

新潟の学生はエントリー数が少ない結果となった。エントリー数が1〜3社の学生が41%、「エントリー数が10社以下」という学生が81%を占めるなど、選考を受ける企業を厳選して就職活動を進めていることがわかった。

企業は学生からのエントリー・応募を得るために、企業から学生に対して積極的に情報を届ける施策が必要となっている。一方でエントリー数は少ないが、後述する「就職先への満足度」については、エントリー数に関わらず例年以上に高い結果となった。

※就職活動に関するイベント:企業が開催するインターンシップや説明会、合同企業説明会など

24卒と比較して、25卒では就職活動を始めた時期が1ヶ月程度前倒し(早期化)となっている。

24卒では、3年生9月時点で29%、12月時点で56%だったが、25卒では、3年生9月までに41%、12月までに61%の学生は就職活動をスタートしている。一方で、動き出しが比較的遅い学生も一定数いるため、新卒採用につなげるために、通年的な採用計画が必要になりつつある。

・面接について 1月から3月にかけて上昇し、3月〜5月に最初の面接のピークを迎える。

・内定獲得について 面接から1ヶ月遅れ、4月に獲得する学生が増加し始め、6月がピークとなる(19%)

・就活終了について 5月から6月に1回目の山があり、8月、10月にも増加。

昨年度は、4年生6月にも初回面接の山があったがなくなり、5月に面接を迎える学生が増加し、早期化の一端が見える。

昨年と同じく、内定獲得後にも就職活動を続ける学生が多く、7月時点で約半数が継続して、就職活動を行っている。

内定学生に対するフォロー期間が長くなり、重要性が増している。

1日完結インターンシップ等の参加が最も多く、学生一人当たり平均3.9社参加している一方、2〜4日間型(0.6社)、5日以上(0.4社)は比較的少なく、合計では一人当たり平均4.9社のインターンシップに参加していることがわかった。このことから新潟の学生は全国の学生と比較して、エントリー数だけではなく、インターンシップへの参加社数が少ない結果となった。また、2日以上のプログラムのインターンシップ等では参加率が3割程度と低さが目立っている。

インターンシップ参加企業への本選考応募理由として、「プログラムへの参加を通じて志望度が高まった」が71%と最も多く、次いで「もともと就職先として志望していた」が51%となっている。これは、インターンシップが企業理解を深め、志望度を高める重要な機会となっていることを示している。

また、何かしらのインターンシップ等に参加した学生が88%と多く、インターンシップ時期からの学生へのアプローチが一層重要な要素となっていることが分かる。

「就職情報サイト」を利用して情報収集を行う学生が最も多く84%、次に「各企業のホームページ(採用サイト)」が利用され、就職イベントがこれらに次いだ。また、コロナ禍では十分開催ができなかったイベントを活用して、情報を入手する学生が増加していることがわかった。

「大学のキャリアセンター(ガイダンス含む)」をはじめ、「友人」「ゼミ・研究室の先輩やOB・OG、指導教員」等の大学関係の回答も増えており、企業にとっては大学に向けた広報活動の重要性が増していることと考えられる。

なお、24卒の調査では一人当たり平均3つを情報の入手先と挙げていたが、25卒では、一人当たり平均4.2つの回答があり、全般的に利用している媒体・ツールが多様化していることが窺える。

2025年卒者については、1社の内定で就職活動を終えた割合が54%、複数内定を獲得した学生が47%となった。22卒からの傾向としては、1社のみ内定者が徐々に減少し(22卒の61%から25卒では54%に減少)、2社から内定をえる学生が増えている。学生がエントリー企業をより慎重に選択し、選考に進む企業もより焦点を絞って1社1社に集中して就職活動を行っていると考えられる。

引き続き「これまで学んだことを活かせる仕事内容」が最も重視されており、29%を占めています。次に「職場の雰囲気」と回答した学生が16%と2番目に高く、24卒の12%から増加。「新潟県内の企業」と「職場の所在地」はそれぞれ10%、9%とほぼ横ばいで推移している。また、「給与」「安定性」が24卒と比較して、やや増加傾向となっている。

なお、「重視している項目(上位3項目)」まで広げると、下記項目の順位が上昇。

  • 給料 5位→3位

  • 福利厚生や支援制度 7位→4位

  • 会社のイメージや知名度 8位→7位

  • 労働時間 11位→9位

これらの項目は、最も重視されている項目ではないが、比較的重視している学生が多い項目と言える。

企業は採用ホームページや説明会の場で、自社で働くことの魅力や強みだけではなく、学生に対して「学んだことを活かせる点」「職場の雰囲気」に留まらず、「給与」「福利厚生や支援制度」の情報発信の重要性が増してきている。

一方で、「重視している項目(上位3項目)」まで広げた場合に、以下の5項目の順位が下がる。

  • 新潟県内の企業 3位→6位

  • 職場の所在地 4位→5位

  • 安定性 6位→8位

  • 職場への通勤時間 9位→10位

  • 会社の規模 10位→11位

自身の就職活動に関する考え・今後の意向

就職先企業に対して「とても満足している」「満足している」の合計は94%と非常に高い水準となり、「どちらでもない」「不満」「とても不満」の割合が減少している。

満足度が高い学生のコメントからは、

  • 「環境、給与、働いている会社の人たちの雰囲気がよいと感じたから。」

  • 「福利厚生が充実しており、職員の雰囲気も良かったから。」

等と「給与」や「職場の雰囲気」に関するコメントが多く挙げられた。

一方、割合は少ないが「不満」「とても不満」と回答した学生からは、

  • 「風通しはいいものの、企業内の雰囲気が少し不気味だと思ったから。」

  • 「内定者アルバイトをしましたが、少し自分の思い描くビジョンが想像できなかったから。」

等のコメントがあり、ミスマッチを感じていることが不満につながっていることがわかる。

今後の転職活動に対する学生の考えについては、「時期は決めていないがいつかすると思う」の割合が最も多くなった。一方、「すぐにしたい」「1〜3年以内にしたい」「5年以内にしたい」等の具体的な時期を回答した学生の割合は減少している。引き継ぎ「就職先には満足しているが、今後もその企業で働き続けることを希望していない」という傾向があり、入社後のフォローが求められている。

※内定後フォロー:企業からの連絡や内定者同士の交流会等のイベント実施

内定者フォローの一環として多くの企業が内定者向け研修を実施している。今回の調査では、「望ましい研修・課題とはどのようなものか」についても質問した。

内定者フォローの希望頻度では、調査対象者の36%が「1ヶ月に1回程度」のフォローを希望しており、これが最も多い回答となった。また、「2ヶ月に1回」「3ヶ月に1回」「半年に1回」と回答する学生がそれぞれ10%以上となり、数週間程度の頻度は学生に求められていないことがわかった。

また、内定者研修や課題で望ましい形式としては、「対面での集合研修」を希望する回答が49%と最も多く、次いで「eラーニング」(45%)、「オンラインでの集合研修」(42%)となった。オンライン・WEBを活用した研修形式に対しても高いニーズがあることが確認できた。一方で、「課題図書」による研修は10%と相対的に低い割合となっており、より対話的・双方向的なコミュニケーションが取れる研修形式が好まれている。

株式会社モザイクワーク

会社名 :株式会社モザイクワーク

所在地 :(本社)東京都港区麻布十番二丁目20-7 麻布十番高木ビル1階

    (新潟オフィス)新潟県新潟市中央区南笹口一丁目1-50 アテンドビル3階

代表者 :杉浦 二郎

事業内容:組織人事コンサルティング事業/サーベイ&リサーチ事業/採用支援事業

会社URL:https://mosaicwork.co.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月8日 13時00分)

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