一般社団法人 We are Buddies
コミュニティ内での“投票”により、We are Buddiesを寄付先として選んでいただきました
このたび、一般社団法人We are Buddiesは、「新しい贈与論」様よりご寄付をいただきました。
「新しい贈与論」は、毎月のテーマに沿って、会員の皆さまの投票により寄付先を選び、支援を届ける“共同贈与”の取り組みを行っておられます。今回、私たちの活動に共感してくださった方々のご意思により、ご寄付というかたちで応援をいただけたことに、心より感謝申し上げます。

We are Buddiesは、5歳から18歳の子ども(こどもバディ)と、ボランティアの大人(おとなバディ)が定期的に交流するバディプログラムを提供する団体です。オランダ発の「バディ制度」をモデルとし、フラットな関係性の中で子どもたちの成長を支えるとともに、多様性を受容する社会の実現を目指しています。東京都、群馬県、千葉県市原市、長野県長野市、愛知県名古屋市で活動を展開し、150組以上のバディズが誕生しました。
今回いただいたご寄付は、こうした活動をこれからも安定して継続し、より多くの子どもたちに届けていくために活用させていただきます。
新しい贈与論様のプレスリリースにて、推薦文と、会員様からの投票理由の一部抜粋をご覧いただけます。
あらためて、「新しい贈与論」様と、日々私たちの活動を見守り応援してくださっている皆さまに、深く感謝申し上げます。
■本件に関するお問い合わせ
団体名:一般社団法人We are Buddies
担当者名:加藤愛梨
メールアドレス:info@wearebuddies.net
■一般社団法人 We are Buddies について
団体名:一般社団法人 We are Buddies(設立:2020年3月 https://wearebuddies.net/)
代表者/発起人:加藤愛梨
代表理事 加藤愛梨

下記、活動の詳細です。お時間が許せばお読みください。
▼立ち上げ背景・活動に込めた想い
6歳の少年 (当時) との共同生活
子どもを産んだ経験のない私は、20代後半まで、「子ども」と触れ合う機会がほとんどなく、「子ども」や「子育て」に意識を向けることがまったくありませんでした。そんな中、自分が暮らしていたシェアハウスに、6歳の男の子が、保護者の方と一緒に越してきました。大きな一軒家で、彼と日常生活を共に過ごす中で、「子ども」を「子ども」と括っていた自分に気づきました。彼は、好きなこともあれば嫌いなこともある、ひとりの人間でしかありませんでした。それに気づいてからは、お互い、大人と子どもというよりも、対等な人間同士としての信頼関係が築かれていきました。
フラットな信頼関係
属性が違ってもフラットな信頼関係を築くことはできる。そして、その信頼関係は、お互いにとって、時を越えて、尊いものとなっていく。そう、確信しました。彼にとっての私の存在も、「何か困ったことがあったときに頼れる人」になりました。これは、一生続く関係性です。こんな風に、「大人と子どもが細く長い関係性を築く」ということを、もっといろんな人にもやってもらいたい。そう思っていた時に、オランダで、子どもと大人のバディプログラムが40年も続いていて、社会のセーフティネットの1つとして機能していることを知り、日本でもやってみようと思いました。
子どもの成長に、保護者以外の大人がかかわる
「一人の子供を育てるには、一つの村が必要」という、アフリカのことわざがあります。とても共感します。現代社会においては、核家族化や地域のつながりの希薄化が進み、子育て家庭が孤立に陥りやすいです。家庭が孤立しない状況がつくれたら、虐待、ネグレクト、といった社会課題を未然に防ぐことにつながります。保護者の方だけが子育てを頑張るのではなく、多くの人が子育てに関わり、登場人物みんなが優しい気持ちになれるような社会を目指し、この活動を発足しました。共感していただける皆さまと一緒に、優しい社会を作っていきたいと思っています。
▼大切にしている価値観は?
肩書、年齢、属性など関係なく、イチ人間同士で出会い、フラットで細く長い信頼関係を築いていくことが大事だと思っています。下記4つを、私たちのクレドとしています。
心の奥に意識を向ける
相手の心も、自分の心も、尊重をする
「人生まるっと」を探求する
対話を大切にする
▼どんなお子さんが参加しているの?
対象となるのは「心の孤立のリスクがあるお子さん」です。たとえば以下のようなお子さんが参加されています。
ひとり親家庭のお子さん
特別なケアが必要なお子さんのご兄弟
学校に行かない選択をしているお子さん
発達障がいを持つお子さん
▼活動の仕組み
子どもも大人も、参加費は無料です。ただし、活動費として団体から1回500円を1年間分支給します。この活動費の範囲内で、2人で相談して遊び方・過ごし方を決めます。1年間分は、保険にも加入します。
こどもバディとして参加するには?
こんな流れでやっています。
①まず、保護者の方からメールでお問い合わせいただきます。
②コーディネーターと保護者の方でオンライン面談を行います。この活動は万能な活動ではありません。なので、面談時に、ご家庭の状況をヒアリングしつつ、お子さんにとってこの活動に参加することが適切かどうかを話し合います。
③問題なければ、登録をします。
④おつなぎできそうな方が現れ次第、おつなぎします。
おとなバディ(ボランティア)として参加するには?
保護者の方のいない場で、1対1で過ごすプログラムを運営するにあたり、様々なリスクが懸念されます。それらのリスクを回避するために、おとなバディは「紹介制」をとっています。方法は、下記の3通りです。
①すでにおとなバディをやっている方からの推薦
②活動についての理解が深い関係者からの推薦
③企業・大学・コミュニティなど、身元が分かる人達の集団に対し、講演・講義・座談会などの形で活動紹介をし、手をあげてくれた方
参加希望のおとなバディの参加の流れは?
①クローズドの説明会に参加
②オンライン面談・リアル面談を複数回実施
③推薦者面談を実施:おとなバディの方のことをよく知る方から、他己紹介文をもらい、その方とコーディネーターがオンラインで話します。
④研修に参加
⑤おとなバディコミュニティに参加:定期的に勉強会や集まりの場をつくっています。
⑥おつなぎできそうな方がいたらおつなぎ
※大体、登録完了まで、3か月~6か月程度要します。
マッチングは?
マッチングは、お子さんの気持ちが落ち着く場所で行います。ご自宅の場合がほとんどですが、ご自宅近くのファミレスなどで行うことも多いです。1時間半~2時間程度、コーディネーター・保護者の方も同席した上で、こどもバディとおとなバディが出会い時間を過ごします。
保護者の方とおとなバディの方が話す時間も必要なので、後日オンラインでおとなだけで話す時間も作ります。
立ち上げ背景・仕組み・参加者の声・活動の成り立たせ方など、さらに詳しい情報はこちらのnote記事にまとめてあります。
お問い合わせ、お待ちしています。
団体名:一般社団法人We are Buddies
担当者名:加藤愛梨
メールアドレス:info@wearebuddies.net