三井物産株式会社
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「当社」)は、米国における低炭素アンモニア*1製造事業Blue Point(以下「本事業」)に対する出資参画を米国時間4月8日に決定し、またCF Industries Holdings, Inc(以下「CF Industries」)と株式会社JERA(以下「JERA」)と共同で、最終投資決断を行いました。
本事業は、米国ルイジアナ州にて、世界最大のアンモニア製造者であるCF Industriesと本邦最大の発電事業者であるJERAと共同で、世界最大規模となる生産能力約140万トン/年の低炭素アンモニア工場を建設の上で製造・販売を行うものです。2025年に建設を開始し、2029年から製造を開始する予定です。製造したアンモニアは各株主が引き取りますが、当社は欧州やアジア等に向け販売する見込みです。本事業はCCS*2を活用し、年間約230万トンのCO₂を回収・貯留することで、製造過程におけるCO₂排出量の95%以上を削減する予定です。
当社は、化学品セグメントでのアンモニアのトレーディング及び製造事業と、エネルギーセグメントでの天然ガス・LNG事業及び燃料供給において、それぞれ50年以上にわたり培った知見・経験を融合させた産業横断的取組みの一環として、本事業への投資を決定しました。中期経営計画2026における攻め筋の一つであるGlobal Energy Transitionの重点領域として、従来の肥料・化学原料用途に加え、次世代燃料として注目される低炭素アンモニアの製造を通じ、多様な産業の低炭素化に貢献していきます。
なお、本件による2026年3月期業績への影響は軽微です。


