株式会社LIFULL
“借りて住みたい街”は「柏」が1位、“買って住みたい街”は「大網」が1位
株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長伊東祐司、東証プライム:2120)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(千葉県版)」を発表しました。千葉県だけの住みたい街ランキングを発表するのは今年が初となります。
LIFULL HOME’Sの住みたい街ランキングは、アンケート調査ではなく、掲載物件への「問合せ数」を駅別に集計しているため、世の中の動きを反映した住まい探しの「リアル」が分かるランキングです。

Summary
借りて住みたい街
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都内に通う「千葉都民」需要もあり、都心へのアクセス良好な北西部エリアが人気
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空港や工場で働く方のビジネス需要か、「五井」や「成田」など郊外の駅もランクイン
買って住みたい街
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借りて住みたい街同様、都心の主要な駅までアクセスが良い駅が多くランクイン
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一方、都心へ通勤圏内で、自然も豊かな「ちょうどいい田舎」駅も多くランクイン
「千葉都民」需要もあり、都心へのアクセス良好な北西部エリアが人気

賃貸物件への問合せ数を集計した「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!借りて住みたい街ランキング(千葉県版)」は、JR常磐線・東武野田線が通る「柏」がトップに輝きました。一都三県を対象とした「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」では7位にランクインしています。
TOP10は借りて住みたい街ランキング(埼玉県版)と同様、都心の主要な駅までアクセスが良い駅が多くランクインしています。1位「柏」、6位「松戸」はJR常磐線・総武線で上野・東京方面へアクセス良好、3位「浦安」、5位「西船橋」、9位「南行徳」は東京メトロ東西線で、大手町方面へアクセス良好、2位「千葉」、4位「船橋」、8位「市川」はJR総武線で東京方面へアクセス良好など、千葉県に住みながら都内に通勤・通学する「千葉都民」のベッドタウン需要が表れた結果と言えそうです。
7位「五井」や10位「成田」に関しては、地域産業に関わる方の需要で順位が引き上げられたと考えられます。「五井」がある市原市は全国でも屈指の工業都市として知られ、千葉県で唯一造船場があるほか、石油化学など大手企業の工場が多数あります。また「成田」でも、成田空港で働く航空関連の方の需要や、多数ある物流拠点で勤務する方の需要が一定あるなど、ビジネス需要が一定あると考えられます。
都心へ通勤県内で、自然も豊かな「ちょうどいい田舎」駅が多くランクイン

購入物件への問合せ数を集計した「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!買って住みたい街ランキング(千葉県版)」は、JR外房線・東金線が乗り入れる「大網」がトップとなりました。一都三県を対象とした「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」では7位にランクインしています。
借りて住みたい街ランキング同様、都心の主要な駅までアクセスが良い駅が多くランクインしている一方、都心での住宅価格高騰などを背景に、1位「大網」、2位「八街」、5位「茂原」、7位「東金」といった「ちょうどいい田舎」駅が多数ランクインしています。共通することは、「東京」や「千葉」といった主要駅まで少し時間はかかるが通勤圏内で、住宅価格が手頃で、九十九里浜などの自然も身近にあるという点です。また、コロナ禍をきっかけにテレワーク併用型の働き方が定着したことも、「ちょうどいい田舎」需要を後押ししていると考えられます。
総評:LIFULL HOME’S総研 副所長/チーフアナリスト 中山登志朗

“借りる”&“買う”でエリアが二極化 千葉県内で借りるにも買うにも人気の街は「柏」「松戸」
2025年の千葉県版住みたい街ランキングは、“借りて住みたい”1位が「東京」まで乗り換えなしで約35分の「柏」、“買って住みたい”1位が「東京」まで快速利用で約70分の「大網」となりました。いずれも東京都心方面にダイレクトアクセスが可能ですが、昨今の賃料相場および物件価格の上昇が影響して、都心からやや距離のある駅での注目度が高まる結果となりました。
“借りて住みたい街”では、「柏」よりも都心に近い「浦安」「西船橋」「市川」などもTOP10にランクインしていますが、「柏」より1.4~2.2万円ほど賃料相場が高いため、賃料と移動にかかる時間のバランスの取れた「柏」が支持されていることが分かります。JR常磐線快速で「柏」から1駅の「松戸」も同様の要因から千葉県上位にランクされています。
また、「千葉」「五井」「成田」など千葉県内での移動を前提とした“地元需要”も健在で、千葉市内に通勤・通学するユーザーの需要もあって、ランキングには“千葉都民”と“地元需要”の二極化の傾向が表れています。
“買って住みたい街”は、1位の「大網」ほか、「八街」「茂原」「東金」など首都圏郊外エリアの駅が上位にランクインしており、首都圏中心部から離れたエリアでの需要が顕在化しています。これはコロナ禍で導入されたテレワーク併用型の勤務形態が完全に定着したことにより、オン・オフともに自宅で過ごす時間が増えたファミリー層が、生活コストを抑えつつ快適に生活することを選択し始めたと見ることができます。
一方、“借りて住みたい街”1位の「柏」が“買って住みたい街”でも3位、「松戸」も10位と健闘しており、千葉県内では借りて住むにも買って住むにも、バランスの取れた人気の街であることがわかります。また、都心~近郊での住宅価格高騰を受けて、都心方面にアクセスの良い「稲毛」「船橋」「津田沼」が上位にランクインしており、都内での物件購入を回避し、交通利便性の良好な千葉県内の街を選択するケースが増えています。
アンケート調査ではなく物件への問合せ数を基に集計したランキングだからこそ、「コスパ」と「タイパ」の両方を強く意識したエリア選択が進んでいることが浮き彫りになりました。
調査概要
集計期間:2024年1月1日 ~ 2024年11月30日
集計方法:LIFULL HOME’Sに掲載された賃貸物件・購入物件への問合せ数を駅別に集計
エリア:千葉県
<備考>
家賃相場:LIFULL HOME’Sに掲載された賃貸物件(マンション・アパート)の賃料(中央値)を30㎡に換算(管理費含む、駅徒歩15分以内、築20年以内)
価格相場:LIFULL HOME’Sに掲載された中古物件(マンション・一戸建て)の価格(中央値)を60㎡に換算(駅徒歩15分以内、築20年以内)
他エリアの住みたい街ランキング
首都圏版:https://lifull.com/news/40837/
近畿圏版:https://lifull.com/news/40845/
中部圏版:https://lifull.com/news/40847/
九州圏版:https://lifull.com/news/40849/
首都圏版(賃貸シングル編):https://lifull.com/news/40841/
首都圏版(賃貸ファミリー編):https://lifull.com/news/40843/
埼玉県版:https://lifull.com/news/42031/
LIFULL HOME’S について(URL:https://www.homes.co.jp/)

LIFULL HOME’Sは、「叶えたい!が見えてくる。」をコンセプトに掲げる不動産・住宅情報サービスです。賃貸、一戸建て・マンションの購入、注文住宅から住まいの売却まで。物件や住まい探しに役立つ情報を、一人ひとりに寄り添い最適な形で提供することで、本当に叶えたい希望に気づき、新たな暮らしの可能性を広げるお手伝いをします。
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株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
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