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日本自然保護協会とコンサベーション・アライアンス・ジャパンが山岳域等のネイチャーポジティブの実現に向けて連携協定を締結

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一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ)

公益財団法人日本自然保護協会(理事長:土屋俊幸、以下NACS-J)と一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(代表理事:三浦務、以下CAJ)は、以下の通り連携協定を締結しました。

⚫︎  公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)と一般社団法人コンサベーション・アライアン 

 ス・ジャパン(CAJ)は、ネイチャーポジティブの実現を目指し、協力関係を強化するための

 連携協定を締結

    

⚫︎  目的:日本国内の山岳域等のアウトドア・フィールドにおける希少な生態系の劣化や生物多様 

 性の損失、景観の損傷を止め、回復させることへ寄与すること

    

⚫︎ 連携の概要:①山岳地域等のアウトドア・フィールドの課題に関する情報や知見の共有、②ネ

 イチャーポジティブ実現に向けた優先課題への対応、③その他必要と判断される取組み、の3つ

 の事項に連携し取り組む

写真:大雪山(一般社団法人大雪山・山守隊提供)

背景と目的

生物多様性の損失は気候変動と並ぶ世界における最も深刻な課題の一つです。NACS-JとCAJの活動地である日本国内の山岳域、里地里山、水域等(以下、山岳域等)のいわゆるアウトドア・フィールドにおいても生物多様性の課題は大きく、その損失は危機的な状況です。

本協定は、NACS-JとCAJが、ネイチャーポジティブの実現に向けてパートナーシップを強化し、山岳域等のアウトドア・フィールドにおいて、希少な生態系の劣化や生物多様性の損失、景観の損傷を止め、回復させることに寄与することを目的にしています。

連携の概要

山岳域等におけるアウトドア・レクリエーションへの人々の参加は、自然を大切にする価値観や自然を保護・再生する行動を育む機会として不可欠であることと、自然へのダメージを最小限に抑えることを前提に、NACS-JとCAJは以下3つの事項に連携して取組んでいきます。

①   国立・国定公園など既存の自然保護地域を含む、日本各地の山岳域等のアウトドア・フィールドが

  直面する顕在的かつ潜在的、またポジティブおよびネガティブな課題についての情報や知見をタイ

  ムリーに相互に共有します。

②   共有された情報や知見を精査し、ネイチャーポジティブの実現に向けて双方にとってマテリアルな
  課題、またその機会とリスクを識別したうえで、優先度の高い事項についてパートナーシップによ
  って対処します。

③   その他、ネイチャーポジティブの実現に向けて双方が必要と判断した事項に取組みます。

写真:木道や登山道の荒廃が進む様子。生物多様性の損失や景観の損傷にもつながっている。(一般社団法人大雪山・山守隊提供)

代表者からのコメント

◆    NACS-J理事長 土屋 俊幸

人は、自然に親しむことによってこそ、自然を大切に思い、自然を守ろうとする心を持つことができます。アウトドア・レクリエーションは、その心を育てるためのたいへん重要な体験です。わたしたちは、そのことを再確認し、CAJとの協働を通じて、豊かなアウトドア体験をもたらす環境を日本に創造していくことを目指します。

◆    CAJ代表理事 三浦 務

アウトドア体験は保全への第一歩ですが、ネイチャーポジティブの実現には、自然の正しい理解と行動が必要です。歴史あるNACS-Jとの連携は光栄であると同時に私たちにリテラシー向上をもたらしてくれます。協働して日本の豊かなアウトドア・フィールドを未来につなげて行きたいと思います。

写真:右からNACS-J理事長土屋氏とCAJ代表理事三浦

<参考>

◆公益財団法人 日本自然保護協会について

自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、現在も日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。

http://www.nacsj.or.jp/

◆一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパンについて

多くの人が次世代にわたってアウトドアを楽しめるよう、ビジネスで得た利益の一部を自然環境保護のために還元する目的で、さまざまなアウトドア関連企業が会員となって日本のアウトドア・フィールドを保全する草の根の環境保護団体やプロジェクトに活動資金を提供する団体として2000年に設立。現在では日本のアウトドア産業界を代表する団体として、アウトドアブランドやキャンプ場など67社が加盟する。自然環境の保護·修復に取り組む非営利団体とアウトドア·ビジネスを結び付け、ブランド、サプライヤー、メディアを問わず業界全体で協働する機運を高めています。

https://outdoorconservation.jp/

■ 本リリースに関するお問合せ

CAJ事務局
info@outdoorconservation.jp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月14日 10時00分)

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