公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
活動普及部門(小学生、中学生)テーマ: つかう責任企画・研究推進部門(高校生以上)テーマ: 容器、水、気候変動
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(所在地:東京都渋谷区、理事長:佐々木康行、以下当財団)は、環境の保全、啓発、美化および環境教育に関する顕著な活動を顕彰する「第31回コカ・コーラ環境教育賞」 (以下、本賞)を2025年4月14 日(月)から8月31日(日)まで募集いたします。
本賞は1994年の設立以来、環境教育・環境保全活動の促進を目的に、各地域での活動への助成・支援をおこなっており、これまでの応募団体数は、全国で2,400以上に上ります。
本年度の最終選考および表彰式は、10月11日(土)、オンライン形式にて実施します。
31回目を迎える本賞では、国際社会共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)、コカ・コーラシステム全体で取り組むサスティナビリティーの方向性を踏まえ、小中学生、およびその指導者を対象とした「活動普及部門」ならびに高校生以上を対象にした「企画・研究推進部門」の2部門で募集を行い、下記のとおり表彰いたします。
また、受賞団体、個人を対象に、北海道夕張郡のコカ・コーラ環境ハウスに於いて、全国各地の受賞団体が 一同に会して交流を深め、自然を学ぶ2泊3日の体験学習会(2025年 12月25~27日予定)を実施します。
■ 「第31回コカ・コーラ環境教育賞」 概要 (抜粋) *詳細は、当財団ウェブサイトに掲載
主催:公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
後援:文部科学省、環境省 (予定)
協力:読売新聞社(予定)
募集期間:2025年4月14 日(月)~2025年8月31 日(日)
募集部門:【活動普及部門 】 対象:①小学生およびその指導者 ②中学生およびその指導者
【企画・研究推進部門 】 対象:高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を
活動主体とする非営利団体
募集内容: 下記のテーマで、課題解決へ向けて取り組んでいる具体的な活動・実績、研究・企画で
応募してください。
募集テーマ:【活動普及部門】 つかう責任
SDGs 12 の「つかう責任」に関する活動、取り組み
【企画・研究推進部門】 容器、水、気候変動
容器、水、気候変動に着目した環境に関する取組み、研究
表彰:
「活動普及部門(小学生)」

文部科学大臣賞、環境大臣賞、財団賞のいずれか |
1組 |
助成金 30万円 |
優秀賞 |
2組(註1) |
助成金 10万円 |
「活動普及部門(中学生)」

文部科学大臣賞、環境大臣賞、財団賞のいずれか |
1組 |
助成金 30万円 |
優秀賞 |
2組(註1) |
助成金 10万円 |
「企画・研究推進部門」(高校生以上)

文部科学大臣賞、環境大臣賞、財団賞のいずれか |
1組 |
助成金 50万円 |
優秀賞 |
3組(註1) |
助成金 10万円 |
註1)授賞数は応募総数や応募内容に応じて最終的に決定します。該当する団体がいないと
判断した場合は「授賞なし」とする場合があります。
註2)活動普及部門 小学生、同部門 中学生、企画・研究推進部門(高校生以上)の3つの 区分で、それぞれ最も優秀と認められた団体に、文部科学大臣賞、環境大臣賞、財団賞の
いずれかを授賞する予定です。
註3)小中併置校(※義務教育学校・小中一貫型小学校・中学校)、小中学生混合の団体の場合、
別途選考することが相応しい場合は、併置校部門として表彰します。但し、一定基準に満たない
場合は、小・中学生いずれか枠に振り分けて選考します。
応募方法: 応募用紙を当財団ウェブサイトよりダウンロードし、必要事項記載の上、下記運営事務局宛にメールにてご送付ください。
第31回応募ページ : https://www.cocacola-zaidan.jp/environment/env-prize/31st/
コカ・コーラ環境教育賞: https://www.cocacola-zaidan.jp/environment/env-prize/
応募先: 第31回コカ・コーラ環境教育賞運営事務局
メールアドレス: kankyo-forum@tokyo-ws.jp
電話番号: 03-6403-3114(平日10時~17時 ※土日祝除く)
選考・表彰:応募用紙受領後、一次選考(書類審査)の上、各部門最終選考ノミネート団体を選出。
最終選考・表彰式(2025年10月11日(土):オンラインでのプレゼンテーションを実施、
各賞受賞団体を決定、発表予定。
・最終選考では、各団体の活動、企画をプレゼンテーションしていただきます。詳細は最終選考ノミネート団体へ別途ご案内いたします。
・表彰式の映像は、後日当財団ウェブサイトにて発表予定です。
■公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団
名 称: 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称: The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日: 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長: 佐々木康行
所在地: 東京都渋谷区4-6-3
公式サイト: https://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要: 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続し
ていたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容: 環境教育、奨学支援、災害復旧・復興支援を柱とした各種社会貢献事業
■雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス
北海道夕張郡栗山町の歴史ある廃校を宿泊可能な施設として再生した「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」は、体験型の環境教育プログラムの拠点であり、特定非営利活動法人 雨煙別学校が、自然体験学習を中心とした教育活動を実施しています。2010年のグランドオープン以来、小学校の宿泊学習をはじめ、大学生の実習やスポーツ合宿、企業研修等、多くの人に利用されています。
公式サイト: http://uenbetsu.jp/

■日本のコカ・コーラシステムのサスティナビリティー
原液の供給と製品の企画開発やマーケティング活動を行う日本コカ·コーラ株式会社と、製品の製造・販売などを担う5つのボトラー会社および関連会社を日本の「コカ・コーラシステム」と呼んでいます。
日本のコカ・コーラシステムは、環境や日常生活、私たちを取り巻く地域社会などの各場面で、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらし、さわやかさを届けながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。
日本コカ·コーラ サスティナビリティー公式サイト: https://www.cocacola.co.jp/sustainability
≪第30回コカ・コーラ環境教育賞≫
選考委員長 総評(抜粋)
今回は本当にレベルが高く、審査は難航すると同時に、我々審査員が学ぶ場面もたくさんありました。そういう意味では、教育とはいえ、共に学び、共に育むという「共育」の場にもなったと思います。今回受賞を逃したところも、全て素晴らしい取り組みばかりでしたので、ぜひ来年以降も挑戦していただければと思います。
受賞団体 コメント
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】 NPO法人SDGs Spiral (福岡県北九州市)
万華鏡の活動ということで、体験した皆さんの心を動かした時のように、「少し動けば景色は変わる」ということを感じてほしいですし、彼らが大人になった時、新たな課題があると思いますので、その時にも自分たちから行動、アクションを起こせるようになってほしいと思います。これからも活動を続けていきたいと思います。応援よろしくお願いします。(指導者コメント)
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】 新渡戸文化中学校 Action for Future(企業共創ラボ) (東京都中野区)
受賞してすごく嬉しいのと、北海道のコカ・コーラ環境ハウスに行けるので、受賞した皆さんと一緒に北海道で学習することを活かして、また自分たちのアクションを続けていき、社会貢献ができたらいいなと思います。また、プレゼンテーションを本番までに何回も練習してきて、本当に大変でしたけど、それが結果に繋がって本当によかったと思います。応援のほどよろしくお願いします。
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】 清風高等学校 生物部 アオコ班 (大阪府大阪市)
今回のコカ・コーラ環境教育賞以外にも、バイオサミットという大会など、色々先輩が出ているのですが、 先輩たちの頑張りを受け、その研究を僕らが引き継いでいるから、さらにこの研究を発展させて、今日発表させていただいたように、地域の活性化にもっと繋げていきたいと思います。
活動概要
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】
NPO法人SDGs Spiral (福岡県北九州市)
本活動は、障害者が主体となって今ある複数の課題を多くの人と力を合わせ解決しながら万華鏡を作るプロジェクトです。「竹林整備・森林保全」「海岸清掃」「ワークショップ」の三部構成となっており、山や海など様々な課題を同時に解決・改善ししながらSDGs万華鏡を作ります。
【活動普及部門(小学生) 優秀賞】
色響(IRO&HIBIKI) (鹿児島県鹿児島市)
明日の地球を守るために何ができるかを考える鹿児島県のグループで、小中高校生と音楽や色彩、創作、環境などの体験型ワーショップを行っています。海洋プラスチックゴミ問題に取り組み、漂着物で楽器を作り、オリジナル絵本「海からのメッセージ」を制作。オリジナル音楽を作曲し演奏活動をしています。
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】
新渡戸文化中学校 Action for Future(企業競争ラボ) (東京都中野区)
生徒の興味や関心に合わせてグループをつくり、生徒主体で探究活動を行う「ラボ活動」。その1つAFFラボでは、生徒自らアポイントをとり、SDGs 推進企業を訪問。30を超えるパートナーシップの中で、プロジェクトを発足。「森林保全」を目的としたアクションは、アワード受賞やアンバサダー就任など社会にインパクトを与える。
【活動普及部門(中学生) 優秀賞】
草津市立松原中学校 (滋賀県草津市)
「ESDを軸とした持続可能な社会に向かう生徒の課題解決力の育成~地域との協働学習を通して~」をテーマとして、「松原未来学習」と「松原ローカル学習」の2本軸で、3年間系統的かつ連続性のある学習を推進している。松原未来学習とは、「Think globally, act locally」を基本的な考え方としている。昨年度、1年生では、世界の食品ロスの問題から身近な給食の残食を減らすための方策を考え、草津市に提言を行った。松原ローカル学習では、松原中学区で多く栽培されているブランド野菜である「ベジクサ」について調べ、給食の残食減少に向けて取り組んだ。
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】
清風高等学校 生物部 アオコ班(大阪府大阪市)
絶滅が危惧されているニッポンバラタナゴ(淡水魚)を保護するために、高安の里の環境保全活動を行っている。清風中学生物部は、1999年から、八尾市高安地域の人達の協力を得て改修した溜池(RE-1)で活動を行っている。具体的には、月1回、溜池で定期調査を行い、水質調査や水生生物の観察(主にケイソウ類)、清掃活動、啓発看板の設置等に取り組む。
【企画・研究推進部門 優秀賞】
青森県立名久井農業高等学校 FLORA HUNTERS AQUA (青森県三戸郡)
水の惑星と呼ばれる地球。しかし気候変動や人口増加による食糧増産などにより、水不足が世界的な深刻な問題となりつつある。そこで私たちは、密閉容器と超音波ミスト発生装置を用いて貴重な水を有効利用する節水型ミスト栽培システムを開発した。このシステムの特徴は養液をミスト状にして間欠的に供給することである。給水頻度を最適化することで、従来の水耕栽培と比較して、レタスの収量を損なうことなく、約70%の節水、約65%のCO2排出量削減、さらに約84%の肥料節減が可能であることを確認した。
このような節水視点に立って開発された装置や栽培法は例がなく、水不足を抱えている乾燥地帯はもちろん、世界各地で役立つ技術である。この画期的な節水技術はこの夏、スウェーデンにて私たちによって世界公開される予定である。
沖縄県立宮古総合実業高校 環境班 (沖縄県宮古島市)
私達は、地下水保全を目指し、化学肥料由来の硝酸態窒素汚染防止を目的に有機質肥料の研究開発に取組み実用化、年間6,000袋を製造し農家へ普及している。その成果は、1980年代地下水に含有される硝酸態窒素濃度が8mg/Lを認めたのが、現在4mg/Lの濃度に低減した。 しかし、15年ほど前から害虫防除目的でネオ二コチノイド系化学農薬が大量に使用され、地下水が農薬に汚染されている現状を確認、大切な地下水を化学農薬汚染から守る活動に挑戦している。