Nurse and Craft 株式会社
地方こそ可能性の宝庫──ナースアンドクラフトが再びアジアの舞台へ
Nurse and Craft株式会社(本社:広島県呉市/代表取締役:深澤裕之)は、シンガポールで開催された「第13回アジア太平洋エルダーケア・イノベーション・アワード2025(13th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2025)」において、「OPERATOR OF THE YEAR 2025 – AGEING-IN-PLACE」のファイナリストとして表彰されました。

本アワードは、アジア太平洋地域における高齢者ケアの革新を推進する企業や団体を称えるもので、Ageing Asia社が主催しています。「Ageing Asia World Ageing Festival 2025」の中のイベントの一つであり、2025年4月7日(月)から11日(金)にかけて、シンガポールのマリーナベイ・サンズで開催されました。
当社のプロジェクト「まちを再生する訪問看護」(英語名:Home Nursing to Regenerate the Town)におけるデジタル技術を活用した高齢者向けのIoTヘルスケアサービスの取り組みや医療介護従事者を対象としたヘルスツーリズム、訪問看護サービスにおける遠隔医療の推進、健康教室やコミュニティランチを通じた社会的交流の機会の創出などが国際的に高く評価されました。
活動の背景
広島県呉市の大崎下島は、人口約1400人、高齢化率約70%の地区もある過疎地域で、地域コミュニティの崩壊が進行しています。生活サービスや医療・介護サービスが慢性的かつ圧倒的に不足しており、在宅療養が困難な状況にあります。島は本土と橋で繋がっているものの、通行料金や交通の不便さから外部サービスの利用がむずかしく、住民の多くは老夫婦や独居世帯で、孤立や孤独、医療アクセス不便が進んでいます。
目的
当社は、過疎化が著しい大崎下島を100年後の日本の姿と捉え、「過疎地を健康不安のないまちへと再生する」という目標のもと活動を展開しています。地域に拠点を設け、現場の課題に直接向き合うことで、実際的な解決策(N&Cモデル)を見出し、同様の問題を抱える他地域の課題解決にも寄与したいと考えています。超高齢社会を乗り切るための解決策は次世代にも役立つものであり、未来に希望を持てる社会づくりを目指しています。
N&Cモデル
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訪問看護サービス:遠隔医療の推進、社会的処方としてのコミュニティランチ、高齢者の医療リテラシーとデジタルリテラシーの向上を目的とした健康教室も実施しています。
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高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL」:在宅高齢者が抱える健康不安や孤独をデジタルとリアルの両面から解決し、QOLの向上を図ります。
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ヘルスツーリズム:主に医療介護従事者を対象に、心身のリフレッシュ、地域医療や先進ヘルスケア、顔の見えるコミュニティづくりを学ぶリトリートツアーを展開




今後の計画
当社は、高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL」を、企業や基礎自治体との協業や連携から積極的に国内外で展開を進めております。インパクトスタートアップとして、アジア地域の共通課題である急速な高齢化に対応し、さらなる社会的インパクトの創出を図っていきたいと考えています。
会社紹介

企業名:Nurse and Craft株式会社
代表者:代表取締役 深澤裕之
本社所在地:広島県呉市豊町久比2312
松山オフィス:愛媛県松山市湊町4丁目6番地12 池田ビル1-2F
設立:2019年8月
資本金:21,900,000円
コーポレートサイト:https://nurseandcraft.io/
STARTWELL:https://startwell.nurseandcraft.io/