コーンズテクノロジー株式会社
– 測距性能と運用高度を大幅に向上 –

コーンズテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 西岡和彦)は、国内で代理店を務めるLightWare LiDAR(本社:アメリカ、以下ライトウェア ライダ社)が、500m測距対応のmicroLiDAR「GRF-500」を発表したことをお知らせします。
ライトウェア ライダ社は、小型・軽量かつ高性能なmicroLiDARの開発で知られる企業です。今回発表された新型モデル「GRF-500」はジンバル一体型レーザー測距計(LRF)市場向け製品で、EO/IRセンサーペイロードの性能を最大化することを目的に設計されています。従来モデル「GRF-250」の特長を受け継ぎながら、測距性能と運用高度を大幅に向上させているのが特長です。
500mの測距性能と高高度のホバリングで、静粛性と広い視野角を実現
「GRF-500」は、UAV用途において0.2mから最大500mの距離測定を可能にし、従来モデルと同様にコンパクトかつ軽量(わずか10.7g)で省電力(0.55W)という特長を保持しています。これにより、高高度での飛行やホバリングが可能となり、UAVの騒音や視認性を低減し、静粛性と目立たない運用が求められるミッションに最適なLiDARとなっています。
さらに、飛行高度とホバリング高度を向上させたことで、EO/IRカメラの視野が広くなり、より効率的に広範囲をスキャン・測距することが可能となり、位置特定にも貢献します。くわえて、低照度やコントラストの少ない環境でも正確なフォーカスが可能です。

GRF-500の様々なEO/IRジンバルとの統合性と堅牢性
「GRF-500」は、各種EO/IRジンバルとシームレスに統合できる設計となっており、Pixhawkアダプターやブレークアウトボードを含むアクセサリーも完備しています。また、製品前面はIP67準拠の防水・防塵性能を備え、-20°C〜60°Cの過酷な環境下でも安定動作します。緊急対応が必要な捜索救助(SAR)、セキュリティ、群衆管理、監視、野生動物保護、自然災害などで、高い信頼性を発揮します。

小型・軽量・高性能なLRF製品の開発力を示す、GRF-500
ライトウェア ライダ社のCEO ナディア・ニルセン氏は、「GRF-500」について次のように述べています。
「昨年発売したGRF-250は、ジンバルメーカーやUAV開発者がEO/IRセンサーペイロードに必要とするすべての性能と統合性を、重量や消費電力を抑えた形で提供できるという、私たちの技術力を証明するものでした。GRF-500はその成果を土台に、超小型な筐体、優れた効率性、軽量設計、そして実績ある性能はそのままに、測距距離を大幅に拡張しています。」
今後もライトウェア ライダ社は、UAV業界をはじめ「あらゆるシーンにLiDAR技術を活用させる」というビジョンをもとに、LiDARのテクノロジーを進化させ、小型・軽量かつ高性能なmicroLiDARを提供していきます。
■LightWare LiDAR
ライトウェア ライダ社は、超軽量・コンパクトで高性能なLiDAR距離センサーのパイオニアとして、UAV(無人航空機)、UGV(無人地上車両)、IoTをはじめとする幅広い用途で採用されています。これまでに世界57か国で50,000台以上のセンサーを展開し、1,700社以上の顧客に支持されており、センサー技術の進化を支えるパートナーとして業界をリードしています。
■コーンズテクノロジーについて(LightWare LiDAR 国内代理店)
コーンズ テクノロジーは長年にわたり日本と諸外国との貿易発展に寄与してきたコーンズグループの一員で、日本産業界のニーズに合った新製品や新技術の販売、プロモーション、マーケティングを行う技術専門商社です。世界中のパートナーと密に連携して、お客様に迅速かつフレキシブルに世界最高レベルのご提案をさせていただきます。詳細については、https://cornestech.co.jp/をご覧ください。
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