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Craif、尿中マイクロRNAを用いた泌尿器がん(前立腺がん、尿路上皮がん、腎細胞がん)の早期発見に関する共同研究成果を第9回 Liquid Biopsy研究会にて発表

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Craif株式会社

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、第9回 Liquid Biopsy研究会にて、慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室の馬場優人特任助教らとの泌尿器がん(前立腺がん、尿路上皮がん、腎細胞がん)に関する研究成果「尿中エクソソームを用いた泌尿器癌の新規スクリーニング技術」を共同で発表したことをお知らせいたします。Craifは今後も、がんの予防・早期発見に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。

■ 研究成果のポイント

・痛みのない尿検査による泌尿器がんの早期発見

泌尿器がんの早期発見を目的とし、細胞が分泌するナノサイズの膜小胞「エクソソーム」内に含まれる「マイクロRNA」に着目しました。前立腺がん・尿路上皮がん・腎細胞がんの患者380名より得られた尿検体から抽出されたエクソソームを用いて、Small RNA-seq解析を実施しました。その結果、それぞれのがん種ごとに特徴的なバイオマーカーとなるマイクロRNAの選定に成功しました。

・AIを活用した高精度の予測モデル

機械学習を用いて、前立腺がん・尿路上皮がん・腎細胞がんを予測するモデルを構築し、クロスバリデーション法によりその予測精度を評価しました。健康な対照群と比較し、3がん種の予測においていずれも高い精度(AUC=0.94, 0.94, 0.89)を達成しました。

・がんの進行度や悪性度の判定にも貢献

さらに、がんの進行度を示すステージの予測においても、前立腺がん・尿路上皮がん・腎細胞がんで、いずれも良好な精度(AUC>0.75)を達成しました。また、がん細胞の分化度を示すグレードの予測については、尿路上皮がんで高い精度(AUC=0.80)を示しました。

■ 共同研究概要

 本研究では、尿に含まれるエクソソーム中のマイクロRNAを解析することで、泌尿器がん(前立腺がん・尿路上皮がん・腎細胞がん)を早期発見する技術を開発しました。構築したスクリーニングモデルは、いずれのがん種でも高い精度を示したほか、がんのステージやグレードの予測においても有用である可能性が示唆されました。尿中マイクロRNAを用いた本研究の技術は、痛みを伴わない尿検査による簡便ながん早期発見の方法として、患者の負担軽減と診断の効率化への貢献することが期待されます。

■ 第9回 Liquid Biopsy研究会について

・開催期間:2025年2月7日(金)~2025年2月8日(土)

・開催地:東京都新宿区

・公式ホームページ:https://muraa9.wixsite.com/liquidbiopsy

■ Craifについて

 Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。

【会社概要】

社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)

代表者:代表取締役 小野瀨 隆一

設立:2018年5月

資本金:1億円(2024年3月1日現在)

事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナルシリーズ」の提供

本社:東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F

URL:https://craif.com/

マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年4月16日 10時00分)

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