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【終活はどう始める?最初に取り組みたいことランキング】500人アンケート調査

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株式会社AlbaLink

終活への取り組みに関する意識調査

株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、30代以上の男女500人を対象に「終活への取り組みに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。

詳細は「空き家買取隊」にて公開。( https://akiya-kaitoritai.com/end-of-life-plan/ )

「人生を自分らしく締めくくるため」「遺族に迷惑をかけないため」として、終活に注目が集まっています。しかし、いざ自分の終活をするとなると、何から始めたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

今回、株式会社AlbaLink( https://albalink.co.jp/ )が運営する空き家買取隊( https://akiya-kaitoritai.com/ )は、30代以上の男女500人を対象に「終活への取り組み」についてアンケート調査を実施しました。

【調査概要】

調査対象:30代以上の男女

調査期間:2025年3月26日~4月1日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性348人/男性152人)

回答者の年代:30代 40.8%/40代 33.0%/50代 18.6%/60代以上 7.6%

【調査結果サマリー】

終活で最初に取り組みたいこと1位は「私物を整理する」

・終活で最も大変そうなことは「私物を整理する」

・終活は「今すぐにでも始めたい」が24.6%

目次

終活で最初に取り組みたいこと1位は「私物を整理する」

30代以上の男女500人に「終活で最初に取り組みたいこと」を聞いたところ、1位は「私物を整理する(47.8%)」で、全体の半数近くにのぼりました。次ぐ2位は「デジタルデータを整理する(18.0%)」となっています。

自分の持ち物や自分に関する情報の整理を優先する人が多くなりました。デジタルも含めて、広義での「身の回りの片付け」が、終活の第一歩と言えます。

また「デジタルデータの整理」「パスワードの整理」などは、インターネットが発達した現代ならではの終活だと考えられます。

<1位 私物を整理する>

・面倒な手続きや準備を必要とせず、すぐに始められるから(30代 女性)

・片付けをする子どもたちの負担をできるだけ軽くするため(50代 女性)

・不用品の廃棄対象は、本人が判断しないと難しいと思います(60代以上 男性)

理由は大きく分けて「心がけ次第でできるので、始めやすい」「遺族の負担を減らしたい」「価値の有無が他人にはわかりにくい」でした。

私物の整理や不用品の処分は、終活の中でも比較的心理的なハードルが低く、実行に移しやすいことがわかります。多くの人にとって「最初の一歩」となりやすい活動であり、1位になったと考えられます。

また物理的な整理は進捗が見えやすいので、「終活が進んでいる」という達成感も得られやすいのが特徴です。さらに、物を減らすことで、本人も余生をすっきりと暮らせるメリットがあります。

<2位 デジタルデータを整理する>

・使用していないデータも含めて多くのデータがあり、早い段階から取り組まないと終わらないと思うから(30代 男性)

・知人の配偶者が病気で亡くなったとき、仕事とプライベートで使用していたパソコンの中のデータを、どこまで整理していいのか困ったという話を聞いたので(40代 女性)

・私の恥ずかしい過去を消しておきたい(50代 女性)

「パソコンやスマホなどの中にある個人情報」や「アプリやクラウドで保管しているデータ」などは、本人以外には中身が把握しにくいものです。

しかし死後に放置されてしまうと、「知らないうちに不正アクセスされて、家族のことも含めた個人情報が流出する」など、遺族が困るという現実的な課題があります。複数のオンラインサービスやアプリに登録している人も多く、早めに手をつけたいという意向が見て取れました。

また家族に知られたくない趣味や知人とのやり取りがある場合は、「自分のプライベートな情報を死後に見られたくない」という感情にもなるでしょう。

<3位 遺言を作成する>

・財産でもめてほしくない。自分の納得するかたちで相続してほしいから(30代 女性)

・遺産の有無に関わらず、自分の考えを残しておくのは重要だと思うから(30代 男性)

・自分の意思を明確に伝えることで、遺産分配に関する親族間のトラブルを未然に防ぎたいからです(40代 男性)

遺言には相続をスムーズに実行できるという実用的な意味があります。また財産の有無に関わらず「自分の意思を明確に残す」手段としても、遺言が重要視されているとわかりました。

相続において法的な拘束力のある遺言にしたいなら、遺言書を公正証書にしておく必要があります。一方で相続ではなく「遺族にやってほしいこと」など意思の伝達を主な目的にする場合には、エンディングノートを使うのもいいでしょう。

<4位 資産を整理する>

・銀行口座をまとめる。死んでからでは口座を処理するのが面倒になるため(30代 女性)

・総資産の見える化と計画的な生前贈与。相続税対策です(50代 男性)

・財産の洗い出し。明日突然死するかもしれないので、子どもたちが困らないようにできるだけ早くまとめたい(60代以上 男性)

資産整理については「遺族に迷惑をかけたくない」という理由を挙げた人が多くなりました。

複数の銀行やネット銀行・ネット証券に資産がある場合、どこにいくらの資産があるのかを把握しておく必要があります。遺族が資産の存在に気づかないと、相続税の申告漏れなどにつながってしまうからですね。

資産内容を把握して、必要に応じて口座をまとめるなどの整理をしておくことは、相続におけるトラブル防止に効果的です。また相続をスムーズに進めるには、一度リストを作って満足するのではなく、定期的に更新しておく必要があります。

<5位 葬儀に備える>

・葬儀費用。子どもに迷惑をかけたくないから(30代 女性)

・子どもたちに任せると手抜きの葬儀をしそうだから。事前にセルフコーディネートしたいから(40代 女性)

・独身で自身の埋葬をしてくれる親族がいないため、最初に自身の遺体を埋葬してくれる人を決めておくことが最優先となります(40代 女性)

「子どもに費用や段取りの負担をかけたくない」という理由を挙げた人が多くなりました。一方で「自分らしい最期にしたい」など、葬儀にこだわりをもつ人もいます。さらに子どもや身近な親族がいない人にとっては、「自分の遺体を誰に扱ってもらうか」という問題もあります。

一口に「葬儀の準備」と言っても、家族構成や葬儀へのこだわり具合によって、注目するポイントが違うとわかりました。

<6位 パスワードを整理する>

・デジタル系の資産が多いため(30代 女性)

・銀行口座の暗証番号等の整理。わからないと手続きに時間がかかるなど、ややこしいからです(30代 女性)

・あらためて自分自身が考え直さないと、一覧を作るのがとても大変です。確認しながらの作業なので時間をかなり消費しますし、私自身しかわからないことも多いので、後回しにできない仕事です(40代 男性)

デジタルデータを整理して減らしておきたいとはいっても、死の直前まで利用したいサブスクやアプリもあるでしょう。このような場合、死後、家族に解約の手続きなどをしてもらうことになるので、家族にIDやパスワードを伝える必要があります。最後まで残るデータへのアクセス方法を遺族に提供しておくためです。

多くのサービスを利用している人の場合、本人ですらIDやパスワードを把握するのが難しく、時間がかかるため、優先して取り組みたいと考えている人も多くなりました。

<7位 エンディングノートを作る>

・やりたいことがたくさんあるので、まとめたい(40代 女性)

・急なことがあっても、エンディングノートを見れば大体のことがわかるようにしておきたいから(50代 女性)

・自分の希望や資産・連絡先などを整理して記載することで、家族が迷いや負担を抱えずに対応できるようになります(60代以上 男性)

エンディングノートは、「死後や意思疎通ができなくなった場合の希望」「自分の死を伝えてほしい友人知人の連絡先」「資産の概要」などをまとめておくノートです。つまり、ランキング上位に入った「パスワード」「資産の整理」「葬儀の希望」などの内容をまとめておくノートですね。100円ショップなどでも売られているほど浸透しており、家族の負担を減らすために、必要性を理解している人も多くなっています。

また自分のやりたいことをまとめる、いわゆる「バケットリスト」としての活用を考えている人もいました。

終活で最も大変そうなことは「私物を整理する」

「終活で最も大変そうと感じることは何か?」という問いには、4割以上の人が「私物を整理する(42.0%)」と回答しました。2位には「デジタルデータを整理する(17.4%)」、3位には「不動産を処分する(14.2%)」がランクインしています。

「最初に取り組みたいこと」と似た回答が並んでいて、「大変だからこそまずやりたい」あるいは「まずやりたいけど、実際やってみたら大変そう」という思いが伺えます。

困難を感じる項目の特徴には、「量が多い」「手続きが専門的で難しそう」というポイントが挙げられます。例えば私物やデジタルデータの整理は、量が多く時間もかかって、物理的に大変です。また「不動産の処分」「遺言の作成」などは、手続き面で難しさや煩雑さを感じ、比較的心理的なハードルが高くなる項目です。

<1位 私物を整理する>

・不用品の整理が大変だと思う。書類関係や写真など、紙媒体はなかなか捨てづらい(30代 女性)

・不用品の処分。簡単に処分できない物もあるので、時間も費用もかかると思います(30代 男性)

・不用品の処理。けっこう量が多くて大変かなと思います(50代 女性)

私物の量が多かったり大きな物が多かったりすると、労力がかかります。処分したい物によっては、不用品回収などの有料サービスを使う必要も出てくるでしょう。

また写真や手紙などの思い出の品については、処分の判断が難しく、精神的なハードルもあります。「判断する」「捨てる」という一連の作業には、体力や時間のほか精神力も必要となるため、大変そうだと考えている人が多くなりました。

<2位 デジタルデータを整理する>

・登録しているオンラインサービスの整理。無償も含めると、自分でもどれに登録しているのかわからないほど無数にあるから(30代 女性)

・メッセージアプリの消去。いつ死ぬかわからないし、たくさんあるから(40代 女性)

・スマホやPCで活動することが日常になっていますので、「大変そう」と感じています。死ぬ間際まで、整理ができなさそうです(50代 男性)

日常生活にスマホやPCが深く入り込んでいる現代では、個人が抱えているデジタルデータも膨大です。

自分でも把握しきれていないケースがあったり、整理しても新たに増えていくケースもあったりします。そのため「整理の終わりが見えづらい」「死ぬ直前まで使いたいサービスもあるから、整理できない」という点を大変だと感じている人も多いと推測できます。

<3位 不動産を処分する>

・自宅の取り扱い。仮に自分と夫が亡くなったら、今住んでいる家を処分するのか残すのかなどが悩みどころ(30代 女性)

・土地や家屋をどう息子に相続したらよいのか、なんにもわからない(40代 女性)

・不動産の処分につきます。土地関係で「資産価値がない」「著しく価値の低い土地の処分に大変困る」といった相談を多く受けている。金融資産は分けられるが、不動産は簡単に分けられない(50代 男性)

自宅を始めとする不動産の取り扱いについて、大変そうだと感じている人が多くなりました。

売却するのか子どもに相続してもらうのかについては、資産価値や子どもの意向を総合的に検討する必要があり、手間がかかります。子どもが複数いる場合には、「誰に相続させるのか」「共有名義にするのか」といった見当も必要です。

また不動産を売って処分する場合には仲介会社などへの依頼が必要で、とくに「売れそうにない不動産」を所有している場合には大変そうに感じる人も多いと推測できます。

<4位 資産を整理する>

・お金の管理。親族が亡くなったとき、銀行関係は本人がいない状態で手続きするのはとても時間がかかって、大変そうだったから(30代 女性)

・財産の整理とリスト化(40代 男性)

・カーリースをしているので、期間内に亡くなってしまったときなどの残債整理(50代 女性)

資産を整理するにあたっては「保有している口座や預貯金額の把握」「保険契約の把握」「ローンなど負債の確認」といったステップがあります。リース契約やクレジットカードの情報も必要です。そのため、大変そうと考える人も多くなりました。

ただ体験談にもあったように、大変でも資産の情報を整理しておかないと、死後の手続きが遺族にとって煩雑になります。

<5位 遺言を作成する>

・遺言書の作成。考えをまとめるのが大変そうだから(30代 女性)

・書き残しておくべきことが多くあるため、最も大変そうだと感じます(30代 女性)

・遺言として言葉を残せますが、「意味をきちんと理解してくれるのか」が不安になります。難しいことを求めるつもりはないですが、メモとして残すと細かく書いてしまい、長文になります。そのため言葉が伝わるかが不安であり、メッセージを作るのが大変だと思います(40代 男性)

遺言書を法的に有効となる「公正証書」として作成する場合には、公証役場とのやり取りが必要で、場合によっては弁護士や司法書士などの専門家に手続きを依頼することもあります。

さらに公正証書かどうかに関わらず、「遺言書に記載する内容の検討」や「言葉選び」には慎重さが求められるため、ハードルを感じる人も多くなりました。内容によっては、遺族間に禍根を残してしまう可能性があるからですね。

遺族が意図を正しく読み取れるか、漏れなく想いを伝えられるかといった点が、精神的な負担になっていることがわかりました。

終活は「今すぐにでも始めたい」が24.6%

「終活はいつから始めたいですか」と聞いたところ、「今すぐにでも(24.6%)」と回答した人が最も多くなりました。2位「60代から(17.8%)」、3位「定年後に(14.0%)」と、退職後を見据えた回答も上位になっています。

年齢で区切る人と、「死を意識するような病気」「子どもの独立」などのライフイベントで考える人に大別されます。また「基本は60代以降にしたい。ただ50代までで病気になれば、病気になったときに考える」と、年齢とライフイベントのうち早いほうで考えている人もいました。

ただ「病気になったときに終活を考えたが、進行が早く間に合わなかった」という体験談もよく聞きます。そのため「不用品の処分や物を増やさないことは、普段から意識しておく」など、今のうちにできることから始めておくのも、ひとつの方法としておすすめです。

今利用しているネットサービスや資産の情報をひとまずまとめておき、1年に1回など定期的に見直して追加修正していく方法もあります。

まとめ

今回のアンケートでは、まずやりたいこととして「私物の整理」や「デジタルデータの処分」が挙がりました。一方で「大変そうだ」と思うことについても、「私物の整理」や「デジタルデータの処分」が挙がっています。「大変だからこそ、早めに取りかかる必要がある」と考えている人も多いと考えられます。

全体的には「手続きが難しい」「量が多い」「心理的なハードルを感じる」といった内容については、大変そうだと感じる人が多くなりました。さらに個人が多くのデジタルデータを抱えている現代では、「自分で自分の情報を把握しきれていないこと」も負担感や不安感につながっていると考えられます。

「終活はまだ先」と考えている人もいましたが、少しずつでもできることから取り組んでいくことが、余裕や安心感につながるのではないでしょうか。

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。

URL:https://akiya-kaitoritai.com/end-of-life-plan/

  

空き家買取隊

株式会社AlbaLinkが運営する訳あり不動産の情報メディア。何かしらの「ワケ」があって売れない不動産の問題解決方法や、運用方法に関する情報を発信中。記事は専門家により執筆されており、信頼性の高い情報をわかりやすく届けることをコンセプトにしています。無料相談はもちろん、サイトを通じての直接買取にも対応しています。

https://akiya-kaitoritai.com/

株式会社AlbaLinkについて

AlbaLinkは、「事業を通じて未来をつなぐ」をコンセプトに、訳あり不動産の買取再販業を行う不動産会社です。事故物件、共有持分、空き家、底地借地など権利関係の難しい物件などをメインに取り扱い、不動産問題に悩むすべての方に手を差し伸べます。

会社概要

会社名:株式会社AlbaLink

代表者:代表取締役 河田 憲二

所在地:〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F

設立:平成23年(2011年) 1月

資本金:2,400万円

URL:https://albalink.co.jp/company/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月17日 09時20分)

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