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「仏教美術の殿堂」奈良国立博物館 開館130周年記念出版!『三千世界 奈良国立博物館 名宝百三十撰』が、同館特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」(4/19〜)に合わせ発売開始(一般発売は4/25〜)!

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株式会社求龍堂

ようこそ、三千世界の宇宙へ・・・・・・広大無辺な宇宙観を示す仏教語「三千世界」の名の通り、漆黒の空間に次々と浮かび上がる名宝130件が、時空を越えて縦横無尽に響き合います!

本書は奈良国立博物館 開館130周年を記念し、約2,000件の所蔵品の中から研究員が選りすぐった所蔵品130件を紹介する写真集です。掲載作品は本書のために全て撮り下ろし、各作品の個性と美に迫る斬新なレイアウトで、グラフィックな魅力溢れる新しい形の書籍として、美術図書出版を手掛ける求龍堂から刊行します。

『三千世界 奈良国立博物館 名宝百三十撰』求龍堂刊

重文 大般若経厨子 平安時代(12世紀)

書名“三千世界”に込めた思い

「三千世界」とは、仏典に説かれた宇宙の大きさを示す言葉です。本書に収録された奈良国立博物館が所蔵する仏教美術の名宝は、壮大な時間の中で生まれたものであり、時代の災禍をも乗り越えて、今日にその姿を留めています。本書は、同館の絵画や彫刻、工芸や書跡、また考古といった各分野から選りすぐられた文化財を紹介する書籍であり、それらを守り伝える博物館のイメージを「三千世界」という言葉に込めました。

国宝 薬師如来坐像 平安時代(9世紀)

名宝130件の写真は全て、六田知弘による撮り下ろし!

名宝の写真130件は、数多くの仏教美術作品を撮影してきた写真家の六田知弘が、およそ1年をかけて独自の視点で撮り下ろしたものです。六田のファインダーを通じて名宝の最も美しい姿が抽出され、深い黒の背景によって漆黒の宇宙空間に佇んでいるかのようです。また、肉眼では捉えにくい作品の繊細な描写や技巧が、クローズアップされることによって見る人に迫ります。

(左)金銅羯磨 鎌倉時代(13世紀)/(右)重文 普賢十羅刹女像 鎌倉時代(13世紀)

大胆な構成とグラフィックの力で響き合う三千世界!

奈良博珠玉のコレクションから厳選した130件の名宝を、飛鳥時代から室町時代に至る時代の流れをふまえつつ、ジャンルの枠にとらわれずシャッフルしました。そのことで作用し合う作品同士は、各時代でのうねりを生みだしながら、時空を越え縦横無尽に響き合います。この型にとらわれない構成を組み上げた上田英司(シルシ)のデザインにより、見る人の感覚に訴えかける、これまでにないビビッドな体験を提供する写真集となります。

(左)三鈷杵 奈良時代または中国・唐(8世紀)/(右)大般若経 巻第九十六(魚養経)奈良時代(8世紀)

奈良博のエッセンスが凝縮された充実のテキストと解説

パワフルなビジュアルだけではなく、充実のテキストと解説も本書のポイントです。

東京大学教授、国立西洋美術館長、文化庁長官などを歴任し、現在も奈良県立橿原考古学研究所所長を務めるなど第一線で活躍する青柳正規氏が、本書の世界観を鮮やかに描き出した序文、奈良国立博物館長の井上洋一が自ら筆を執り、奈良博130年の歴史を解き明かす総論をはじめ、すべての作品に研究員による充実の解説を付しています。この1冊に、奈良博のエッセンスが凝縮されているといえるでしょう。また、撮影のために130件の名宝と対峙した六田知弘が回顧した撮影エピソードからは、壮大な時間を越えてきた作品だけが放つ存在の凄みが感じ取れます。

国宝 地獄草紙 平安〜鎌倉時代(12世紀)

奈良博の魅力を世界へ。完全日英バイリンガル

これまで多くの方々に愛されてきた奈良博ですが、その魅力を世界中の人びとに知ってもらいたい!そこで本書では青柳正規氏の序文、館長の総論と研究員による解説、六田知弘の跋文、それぞれに英訳を併記し、同館が誇るコレクションと築き上げた歴史を、グローバルに紹介します。

(左)侍者坐像 奈良時代 和銅4年(711)/(右)写経手鑑 「紫の水」 奈良~鎌倉時代(8~14世紀)

商品情報

『三千世界 奈良国立博物館 名宝百三十撰』

対象:仏教美術全般

発売日:2025年4月25日

定価:9,680円(税込)

監修:奈良国立博物館

写真:六田知弘

発行:株式会社求龍堂

主な仕様:上製本、A4変型(297×225mm)、336頁

刊行記念関連イベント

写真展「開館130年記念 三千世界 奈良国立博物館 名品撰―写真家・六田知弘の眼」

全期間:2025年4月5日(土)~2026年3月29日(日)(全4期)

第1期:4月5日(土)~7月21日(月・祝) 

第2期:7月23日(水)~10月19日(日)

第3期:10月21日(火)~12月21日(日)

第4期:12月23日(火)~2026年3月29日(日)

※期間は変更する場合があります。 

会場:奈良国立博物館 地下回廊 ※入場無料

★開館130年記念トークショー

「レンズの向こうは三千世界―写真家・六田知弘が撮った奈良博の名品」

登壇者:六田 知弘(写真家)・井上 洋一(奈良国立博物館長)・三田覚之(奈良国立博物館交流推進室主任研究員)

日時:令和7年4月29日(火・祝)13:30~15:00

会場:当館 講堂

定員:180名(事前申込先着順)

奈良国立博物館プロフィール

奈良国立博物館は、明治28年(1895)にわが国2番目の国立博物館として開館して以来、主に古都奈良の社寺に伝わった仏教美術の保管や展示公開につとめ、「奈良博(ならはく)」の愛称で広く親しまれてきました。約2,000件にのぼる館蔵品は先史から近代まで多岐にわたりますが、とりわけ仏教、仏画、写経、仏教工芸に優れた作品が多く、まさに「仏教美術の殿堂」と呼ぶにふさわしい内容となっています。

奈良国立博物館 仏像館

六田知弘プロフィール

1956年、奈良県生まれ。1980年、早稲田大学卒業。

1982年よりヒマラヤ山中のシェルパ族の村に暮らして撮影。1988年に最初の個展「ひかりの素足−シェルパ」を開催。以降、「自然そして宇宙と人間との根源的なつながり」を探りながら、石、水、壁、植物、人、道、風景、そして東日本大震災の被災物など様々な事象を対象に撮影し、国内外の美術館やギャラリーでの写真展や、写真集、雑誌やWebでの連載などで発表。また、日本の仏像や文化財のほか、ヨーロッパのロマネスク美術、巨石文化、アジア各地の仏教遺跡などを数多く撮影しています。

編集者より

悠久の時、人々の深い祈りによって生まれた仏教美術作品が奇跡のように今に残り、大切に守られている奈良国立博物館。今回のために選りすぐられた名宝130件の輝きもさることながら、壮大な時間の中で人々が遭遇してきた数えきれない困難や災禍に対し、その悲しみや迷いに寄り添ってきた約2000件にものぼる祈りのかたちが大切に守られてきたこと、それら作品の管理にあたる研究員の方々の尽きない献身に感動しました。この先も永遠に守られて、無限な時間を生きるであろう「三千世界」の名宝の輝きを、こうして130周年の記念に1冊に綴じることが出来たのも奇跡のようです。是非じっくりとご覧ください!

国宝 刺繡釈迦如来説法図 中国・唐または飛鳥時代(7世紀)

求龍堂について

求龍堂は1923年創業、昨年2023年、100年を迎えた美術書出版社です。社名の求龍(きゅうりゅう)はフランス語の「CURIEUX」からとったもので、「芸術的あるいは知的好奇心を求める」「常に新しきを求める」ことを意味し、名付け親は画家の梅原龍三郎です。東洋の「龍」に理想を求め、時代という雲間を縦横無尽に飛び交いながら、伝統美からアート絵本まで、常に新たな美の泉を発掘すべく出版の旅を続けてる。

【会社概要】

社名:株式会社 求龍堂

本社所在地:東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋新館1階

代表取締役:足立欣也

創業: 1923年

事業内容: 美術品・生活文化関連図書の出版、美術印刷物の企画製作、美術品売買

HP:https://www.kyuryudo.co.jp/   

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月17日 09時00分)

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