合同会社ねっか
福島県・只見町の米焼酎蔵「ねっか奥会津蒸留所」から数量限定の新商品「奥会津ねっか The PEAT」が新発売!本商品の売り上げは、奥会津・只見に建設予定のライスウイスキー蒸留所の資金に充てられます。
時が磨いた、香りと深み。

米焼酎は、熟成によってどこまで表情を変えるのか──。
そんな純粋な探求心から生まれた私たちの挑戦は、創業2年目に手に入れた一本のスコッチ樽との出会いから始まります。たった1本だけ手に入れることができた貴重な樽は、スコットランド・アイラ島の蒸留所で使われていたヘビーピートのスコッチ樽。この樽の中で、米焼酎はゆっくりと時を重ね、静かに変化を遂げていきます。
無類のウイスキー好きで、ピート香に心を奪われた弊社代表の脇坂は「やがてピートのスモーキーな香りが深く染み込み、バニラのような甘みと溶け合いながら、唯一無二の表情を見せはじめました」と、見守ってきた変化を振り返ります。

樽に詰めた200リットルの焼酎は、”天使の分け前”としてゆっくりと蒸発し、140リットルにまで凝縮。その分だけ、旨みも香りも、いっそう深みを増していきました。
私たちがこの挑戦で追求したかったことは、ピートの力強さと米焼酎の繊細な旨みの融合地点です。ヘビーピートのスコッチ樽の中で7年の時を過ごした米焼酎に、華やかな吟醸香が広がる「ばがねっか」の4年熟成原酒をブレンドしたことで、樽に吸着されてしまう吟醸香もしっかりと液体に宿すことができました。

スモーキーなピート香、バニラのような甘み、そして米焼酎の繊細な旨みが重なり合い、時の流れが生み出した深く優雅な余韻を奏でます。ロックやストレートでじっくりと味わえば、ピートが紡ぎ出す物語が、静かにグラスの中で広がります。
この一杯が、未来を育てる──。

本商品「奥会津ねっか The PEAT」の売上は、2025年から着工予定の「ライスウイスキー蒸留所」建設資金として活用されます。
私たちは今、奥会津の豊かな自然環境を生かし、日本ならではのライスウイスキーを造る蒸留所の新設計画を進めています。環境への配慮を徹底し、自然と共生する持続可能な蒸留所を目指しています。

奥会津の清らかな水、肥沃な大地、そして厳選した米。この地域と自然に根差した蒸留所から、お米の国・日本が誇るライスウイスキーのスタンダードを確立していきたいと思っています。
本商品「奥会津ねっか The PEAT」は、ライスウイスキー蒸留所建設のご支援に繋がる、私たちのウイスキーづくりへの序章。ピート香と吟醸香を愛でる一杯が、奥会津只見の田園風景とライスウイスキーの未来を支える大きな力となります。
「奥会津ねっか The PEAT」商品概要

商品名:奥会津ねっか The PEAT
SCOTCH CASK AGED 7 YEARS
Blended with “Baga Nekka” AGED 4YEARS
原材料:米(只見町産)、米麹(只見町産米)
品目:米焼酎
アルコール度数:40度
内容量:720ml
価格:15,400円(税込)
販売本数:382本
予約開始日:2025年4月18日
販売開始日:2025年4月28日
オフィシャルサイトでのみ予約販売します。
■■■ねっか奥会津蒸留所について
豊かな自然の中でお米を栽培し、米焼酎「ねっか」で未来をつなぐ

福島県只見町は、ユネスコエコパークにも認定される自然首都であり、日本有数の特別豪雪地帯です。夏は米やトマトなどの農業が盛んで、冬は積雪3mを超える雪と共に生きる、そんな美しい日本の原風景が今もなお広がる地域です。

この只見町で「自分たちの作る米を使いながら、地域を守り、未来にバトンを繋げることはできないか」との思いから立ち上がった4人の米農家と1人の醸造技術者が、只見町の特産品である米を使用した「米焼酎」づくりに注目し、2016年より「米焼酎ねっか」の蒸留をスタートしました。
米焼酎ならば原料に米を使うので、未来にこの美しい田園風景を守り繋げ、雪深く農作業のできない冬の間でも、冬季雇用を生み出すことができます。冬場の仕事がなく出稼ぎに出る若者に対し、地元で安定就労できる場を提供することで、若者の定住にも繋がりました。

米焼酎ねっかは、自社田圃で栽培した全量只見産米にこだわり、只見町の土壌を知り尽くした米農家=米作りのプロが作る酒米と、全国トップレベルである福島県の醸造技術を高次元で融合させた米焼酎です。日本酒の2倍以上の香気成分を含みながらも香りが変性することがなく、そのキレのある味わいで和食に合うお酒としてご好評いただいています。
■■■環境に対する、ねっかの取り組み
JGAP認証の自社圃場を所有原料の安心安全を確保

JGAPとは、農業における食品安全、環境保全、労働安全など持続可能な農業につながる生産工程管理の取り組みのこと。土壌、水、米の検査をし、科学的にも安全な環境で農業をしていることを証明するものです。持続的な農畜産物の生産には、土・水・気温といった自然環境への対応も欠かせません。JGAPの認証プログラムを通して、世界共通の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みも行っています。酒蔵がJGAP認証を受けるのは、全国的にも非常に珍しいこと。ねっか奥会津蒸留所では、JGAP認証の田圃で栽培された原料米のみを使用。また、肥料メーカー「片倉コープアグリ」が開発したノンプラスチック肥料を使用し、環境負荷をかけない安心安全なお米でお酒をつくっています。

蒸留所のすべての電力を再生可能エネルギーに変更!

2023年5月から、ねっか奥会津蒸留所で使用するすべての電力は、東北電力様の発電時にCO2を排出しない、再生可能エネルギー電源を使用した電気に切り替わりました。蒸留機は化石燃料を使用したボイラーのため、蒸留時にはCO2が出ますが、蒸留方法を減圧蒸留にすることによってCO2排出量の削減に取り組んでいます。日本が様々な災害や環境問題を抱える今、私たちの取り組みが課題解決に向けた一助になればと考えています。
<本件のお問い合わせ先>
合同会社ねっか
担当:脇坂
TEL:0241-72-8872
〒968-0603 福島県南会津郡只見町大字梁取字沖998