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【保育現場に迫る2024年問題の影】送迎バスの課題が顕在化!運行体制の限界に直面する園の7割が「外部サービス」に期待感

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株式会社nori・nori

運転手不足・コスト増・職員の負担増が深刻化、現場の声と「タイムシェア型バス」への期待とは?

株式会社nori・nori(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:服部満)は、①幼稚園・保育所・こども園の園長/②幼稚園・保育所・こども園の職員を対象に、「園児の送迎」に関する調査を行いました。

園児の登園・降園や体験活動の移動において、送迎バスは多くの幼稚園・保育所・こども園にとって欠かせないインフラの1つです。

しかし近年では、運転手不足や車両維持費の高騰などを背景に、送迎体制の維持・強化に課題を抱える園も少なくありません。

また、「2024年問題」によるドライバー人材の不足は、教育・保育分野にも影響を及ぼしつつあります。

現場では、専任の運転手を雇用している園もあれば、職員が運転を兼任する形で日々の送迎を担っている園も多く、その運用体制はさまざまです。

では、実際に園児の送迎についてどのような体制が取られ、どのような課題があるのでしょうか?

そこで今回、株式会社nori・norihttps://nori-nori.co.jp/)は、①幼稚園・保育所・こども園の園長/②幼稚園・保育所・こども園の職員を対象に、「園児の送迎」に関する調査を行いました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社nori・noriによる調査」である旨の記載

・株式会社nori・nori(https://nori-nori.co.jp/)へのリンク設置

調査概要:「園児の送迎」に関する調査

【調査期間】2025年3月24日(月)~2025年3月25日(火)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,022人

【調査対象】調査回答時に①幼稚園・保育所・こども園の園長/②幼稚園・保育所・こども園の職員と回答したモニター

【調査元】株式会社nori・nori(https://nori-nori.co.jp/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

目次

送迎バスの有無で園外活動の頻度に明確な差、バス運行園では“自然体験”や“施設訪問”がより活発に

まずは、園児がバスや電車など徒歩以外の手段で園外に出かける頻度に注目し、送迎バスの有無による行動機会の違いを明らかにします。

「園児が徒歩以外の手段で園外に出かける頻度」について尋ねたところ、活動内容を問わず、送迎バスを運行している園では外出頻度が高い傾向が見られました。

全体を通じて、送迎バスの有無が園外活動の実施頻度に大きく影響していることが明確に表れています。

特に『交流活動』『自然体験』『施設訪問』など、徒歩ではアクセスが難しい目的地ほどその傾向は顕著であり、送迎バスを運行している園では月1回以上の実施が常態化しているのに対し、未運行園では年1~2回程度にとどまるケースが大半です。このように、送迎手段の違いは単なる利便性の問題にとどまらず、「どれだけの頻度で、どんな場所に行けるか」という教育機会の質そのものを左右する要因となっていると考えられます。

送迎バスは専任の運転手を雇用、あるいは職員が運転を兼任しての運行が多い!送迎バス運行の課題とは?

ここからは、実際に送迎バスを運行している園における体制の内訳を見ていきます。

送迎バスの運行体制においては、『園が直接雇用した専任運転手』と『職員による兼務』がほぼ同水準で主流となっており、自園の人的リソースを活用した運営が基本である実態が明らかになりました。しかし、『園長や保育士が兼任している』という32.2%の実態は、兼務による負担感や運転の安全性への懸念を呼ぶポイントであり、長期的には体制強化が求められる領域といえます。

一方、『運転手のみ外部委託』という形態も18.3%にのぼり、安全性確保や専門性の観点から、実務的な解決策として一定の支持を得ていることがうかがえます。

さらに『車両と運転手の両方を外部委託』や『地域の送迎ステーションを活用』といった形態は、全体の中でもごく一部にとどまりました。

こうした選択肢があまり広がっていない背景には、適切に委託できる外部サービスが、十分に整っていない可能性もあると考えられます。委託したい意向があっても、「利用できるサービスが限られている」「現場のニーズに合う支援先が見つかりにくい」といった事情から、自園での対応を余儀なくされているケースもあるのではないでしょうか。

「送迎バスの運行における課題」として多く挙げられたのは、車両の購入や維持管理にかかる経済的および業務的な負担、そして運転手の確保や人件費の問題です。バス運行を継続するためには、これらのコストをどう賄うかが避けて通れない論点となっています。

また、運転業務を園の職員が兼務しているケースも多く、保育や管理業務との両立による業務負担の増加が深刻です。限られた人員で対応せざるを得ない状況の中では、安全運転やスケジュール管理にまで十分なリソースを割けないという声があがるのも当然といえます。

今後は、運行を担う人材やコスト面だけでなく、運用負担そのものをどう軽減していくか、さらに保護者との連携をどう図るかといった包括的な支援策が求められます。送迎は「あるかないか」ではなく、「どう運用できるか」という視点での柔軟な体制設計が重要となりそうです。

ここからは、送迎バスの課題に対して、どのような対策を検討しているかの内訳を見ていきます。

対策として最も多かったのは『送迎バスの外部委託』であり、運転や車両の運用を自園内で完結させるのではなく、外部のリソースを活用する方向性が強まりつつあることがわかりました。

一方で、『園の職員による兼務』という選択も依然として多く見られ、運転業務を保育や園務の一部として内包している園も少なくありません。

また、『運転手の待遇改善』や『定年延長・再雇用制度の活用』といった人材面での対策も挙がっており、単に人を増やすのではなく、既存の人材を安定的に活用する方向での工夫も進んでいます。

そのほか、『送迎ステーション方式』といった新しい運行スキームの導入を検討している園も一定数見られ、地域全体で送迎を支える仕組みづくりへの関心も芽生え始めている様子がうかがえます。

こうした結果からは、送迎バスの運行課題に対して、現場が多様な選択肢を模索している過渡期にあることが見て取れます。

「貸切バスのタイムシェア」に7割以上が関心あり、ニーズは「低コスト」から「安全・柔軟性」へ、園の運行体制で理想像に違いも

近年では、地域の複数の利用者間で共同してバスを借り上げてシェアすることで、貸切バスを短時間利用で低コスト、手軽に利用できる「貸切バスのタイムシェア」サービスがあります。

そのようなサービスについて関心がある方はどの程度いるのでしょうか。

ここからは、「貸切バスのタイムシェア」という新たな送迎手段への関心と、その利用意向の内訳を見ていきます。

関心度は送迎バスの運行有無を問わず高く、多くの園が「低コストかつ短時間で利用できる」という点に魅力を感じていることがうかがえます。

特に、これまで移動手段が限られていた未運行園にとっては、活動の幅を広げるための現実的な選択肢として、このようなサービスへの期待が高まっているようです。

一方、すでに送迎バスを持つ園でも、現在の運行体制だけでは補いきれない場面があることから、「補完的な利用手段」として関心を寄せる傾向が見られました。自園バスでは対応が難しい「行事日だけの運用」や「定員オーバー時の対応」など、柔軟な使い方が可能なサービスへの需要が背景にあると考えられます。

利用イメージとしては、送迎バス未運行園では『自然体験』や『動物園・水族館』など、アクセス難易度の高いスポットへの移動が中心である一方、運行園では『交流活動』『習い事』『近隣公園』といった日常活動の延長線上での活用が多く挙げられました。これは、自園の車両ではカバーしきれないエリアや時間帯を補完する意識の現れともいえるでしょう。

こうした結果から、「貸切バスのタイムシェア」は、単なる新サービスの選択肢ではなく、送迎体制の柔軟化・補完・拡張を可能にするツールとして、現場の多様なニーズにフィットしていることがわかります。

コスト面と手軽さの両立が図れる点で、タイムシェア型の貸切バスは多くの園にとって魅力的な選択肢ということがうかがえました。

では、どのような送迎サービスがあれば、園児の送迎や体験活動などの移動に利用したいと思うのでしょうか。

送迎バスを運行していない園では、まず「コストへの敏感さ」が際立ちました。自園で車両を持たない園にとって、送迎は日常的な運用ではなく“必要な時に必要なだけ”活用するものとして考えられており、少ない予算で負担なく利用できる仕組みが不可欠だといえます。加えて、短距離や短時間でも柔軟に対応できること、そして何より「安全管理が徹底されているか」が、利用検討時の大きな判断基準となっていることがうかがえます。

一方、すでに送迎バスを保有・運行している園では、既存の体制を補完・最適化する視点でのニーズが目立ちました。たとえば、乗降記録や園との情報共有がしっかりできる『運行管理の精度』や、定型ルートに縛られない『柔軟なルート設定』、また予約の利便性や同乗スタッフの配置など、より高度な機能性を求める声が集まっています。これは、送迎を“業務の一部”として日常的に取り扱っている現場ならではの視点といえるでしょう。

また、どちらの層においても共通して求められていたのが『安全性の確保』です。運転手の質や車両の整備体制といった項目は、保護者との信頼関係を構築する上でも欠かせない条件であり、園側としても外部サービスを選定する際の必須基準となっていると考えられます。

【まとめ】送迎バスの運行においてコストや業務の負担がネックになっていることが判明!

今回の調査から、園児の送迎体制は送迎バスの運行有無によって明確に分かれており、それが園外活動の機会や頻度に大きく影響している実態が浮かび上がりました。

特に『交流活動』『自然体験』『施設訪問』など、徒歩圏では難しい活動においては、送迎バスを運行している園の方がはるかに実施頻度が高く、移動手段の有無が教育体験の格差に直結している様子がうかがえます。

送迎バス運行の体制面では、専任運転手の雇用と職員の運転兼務がほぼ同水準で上位となり限られた人的リソースを工夫して活用する園の姿が浮き彫りになりました。一方で、『職員による兼任』が3割を超えるなど、保育と送迎の両立における負担の大きさも見逃せません。

外部委託の形態として『運転手のみ外部委託』『車両・運転手ともに外部委託』といった選択肢も一定数見られるものの、その割合はまだ限定的です。こうした結果からは、委託を検討したくても「適切に依頼できるサービスが限られている」といった現場の事情が、選択肢を狭めており、単なる人手不足やコストの問題にとどまらず、「依頼できる先がない」という構造的な課題にも直面している可能性が浮かび上がりました。

こうした背景のもと、「貸切バスのタイムシェア」という新たな送迎手段については、送迎バスの有無を問わず、7割以上の回答者が何らかの関心を示す結果となりました。未運行園では新たな活動機会を広げる手段として、運行園では既存の送迎体制を補完する選択肢として、それぞれに異なる目的での活用が期待されているようです。

併せて行った利用イメージや理想の送迎サービスに関する設問では、「低コストでの利用」「安全管理がしっかりしている」「短距離でも利用しやすい」「柔軟なルート設定が可能」などの項目が多く挙げられました。これらの回答からは、タイムシェア型サービスに対しては価格面だけでなく、安全性や運用のしやすさといった「機能的な充実」を重視する姿勢も読み取ることができます。

総じて、園児の送迎は単なる移動手段にとどまらず、子どもたちの学びと体験の機会を支える基盤としての役割を担っていることが明確になりました。

コストや人材不足といった課題に直面する今こそ、園の規模や地域資源に応じた多様な送迎のかたちを再設計し、現場・行政・民間が連携して支える仕組みの構築が求められる局面にあるといえるでしょう。

貸切バスのタイムシェアリングサービスなら『NORI・NORI』

今回、「園児の送迎」に関する調査を実施した株式会社nori・nori(https://nori-nori.co.jp/)は、貸切バスのタイムシェアリングサービス『NORI・NORI』を提供しています。

■「NORI・NORI」とは

<大人数での短距離・短時間の移動を、もっと手軽に。新たな移動の選択肢>

「NORI・NORI」は、貸切バスを複数の利用者が共同で活用することで、最短30分から10分単位での短時間利用を可能にしたタイムシェアサービスです。

これにより、地域の事業者をはじめとする利用者に、手軽で柔軟な送迎・移動手段を提供し、商圏拡大や利便性向上を支援します。

また、地域住民の送迎や通勤負担の軽減を図り、バスの生産性向上や各事業者のバス保有負担の軽減を通じて、環境負荷の低減にも貢献します。

<サービス提供の背景>

近年、保育園・こども園・幼稚園での課外活動や習い事連携が活発化する一方で、送迎の手配が大きな課題となっています。

また、ドライバー不足が深刻化する中、安全かつ効率的な移動手段の確保が求められています。

一般的な貸切バスでは、安全確保のため、最低3時間の走行時間に加え、出庫前後にそれぞれ1時間の点検時間を取るよう定められています。

そのため、たとえ30分の短時間利用でも最低5時間分の時間制料金が発生し、短時間利用では割高になるという課題がありました。

「NORI・NORI」は、貸切バスのタイムシェアにより、ドライバーや車両の生産性を向上させ、こうした課題を解決する新しい移動の形を提供します。

一般的な貸切バス

■貸切バスのタイムシェアサービス「NORI・NORI」の特徴

「NORI・NORI」は、出庫前後の点検時間も含めて当社がバスを一括管理し、安全管理を徹底しながら、利用者間でのタイムシェアを実現する仕組みを提供します。

これにより、利用者は実際の利用時間に見合った価格で、柔軟に貸切バスを利用できます。

✓短時間利用が可能:最短30分から10分単位で利用でき、短時間でもコストを抑えた送迎が可能。

✓安全性の確保:車両点検やドライバーの休憩時間も当社が一括管理し、安全な運行を提供。

✓運行管理の効率化:複数の利用者のニーズを調整・統合し、ドライバーや車両の生産性を向上。

・詳細はこちら:https://nori-nori.co.jp/

・ご予約はこちら:https://nori-nori.co.jp/reserve

・お問い合わせはこちら:https://nori-nori.co.jp/#contact

【会社概要】

社名:株式会社nori・nori

本社所在地:〒231-0062横浜市中区桜木町1-101-1クロスゲート7F

代表取締役:服部満

事業内容:貸切バスのタイムシェアサービス

設立:2024年2月8日

URL:https://nori-nori.co.jp

<お問い合わせ先>

株式会社nori・nori 担当:服部満

TEL:045-594-9496

MAIL:contact@nori-nori.co.jp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月17日 10時04分)

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