日本電気株式会社
NECは、Agentic AI含め最先端技術およびプロフェッショナルのデータ分析と業務知見を活用した「Advanced-S&OP 予測精度分析ソリューション」を2025年4月より販売開始します。本ソリューションを通じ、需要予測における精度管理の仕組みや管理手法の統一化により、さまざまな角度から誤差要因(注1)を分析することで、予測精度管理のガバナンスを強化・利益貢献を実現します。
本ソリューションは、2024年6月に発表した、S&OPプロセスへの変革による戦略的な意思決定を支援する「NEC Advanced-S&OP ソリューション」のメニューの一つに位置付けられます。

<本ソリューションについて>
URL:https://jpn.nec.com/ai/advanced-s-and-op/index.html
【背景】
需要予測における予測精度の分析は、市場変動が激しい現代のビジネス環境において、企業が競争力を維持し、持続可能な成長を遂げるための鍵となります。
しかし、需給管理や生産計画を担うSCM部門、需給計画策定部門においては、市場変動に起因する需要データの収集・整理、予測誤差の分析に時間がかかり、「需要予測における予測精度の分析」の信頼性や網羅性にも懸念があります。また、予測誤差の要因を的確に分析できる人材も慢性的に不足しており、かつ、分析スキルが属人的で継承が困難であるなどの課題があります。
本ソリューションは、NECの最先端AI技術に加えて、データ分析プロフェッショナルの分析知見、SCMおよびS&OP領域のプロフェッショナルの業務知見を組み込んだAgentic AIを活用することで、予測の誤差要因なりうる情報収集のスピード向上と、網羅性を担保できるようになり、より信頼性の高い「需要予測における予測精度の分析」ができるようになります。これにより、お客様の需要と供給のバランスを最適化すると同時に、リソースの効率的な配分を可能にし、市場変動への対応力が強化されます。
【本ソリューションの特長】
1. 精度管理ダッシュボード機能
社内における予測精度の統一基準、かつ、複数の精度管理指標のモニタリングにより、適切な計画の立て直しが可能です。また、社内の複数のセグメント(事業やブランド、販売チャネルなど)間の比較から、改善の緊急性を見極め、早期に予測ロジックや計画プロセスを見直すことができるようになります。
2. 需要変動アラート機能
扱う商品点数が多数にのぼるとき、予測精度管理指標をもとにした変動アラートにより、効率的に予測業務を推進することができます。また、複数のアラートの組み合わせにより、発生した需要変動を早期に、漏れなく捉えることができます。さらに、業務ナレッジが組み込まれた適切な指標を使うことで、迅速で質の高い意思決定を実現します。
3. 予測精度分析Agentic AI機能
社内外の情報を横断して検索を行うことで、誤差要因の根拠となる情報の幅広い収集が可能です。また、業務ナレッジを踏まえたフレームワークを用いて分析を行うことで、的確な要因の探索を実現します。さらに、考えられる誤差要因の抜け漏れを低減し、客観的な根拠に基づいた迅速な議論が可能です。
【販売価格、販売開始時期、販売目標】

製品名 |
販売価格(税別) |
販売開始時期 |
Advanced-S&OP 予測精度分析ソリューション |
年額:840万円~ ※使用するデータ量により費用は変動します。また、別途初期費用が必要です。 |
2025年4月 |
販売目標:「NEC Advanced-S&OP ソリューション」全体で5年間100件
NECはDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供しています。さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指し、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注2)として体系整理しました。業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます。
以上
(注1)
初期リリースでは、需要変化における要因を分析。
(注2)

「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデルです。
<本ソリューションについて>
URL:https://jpn.nec.com/ai/advanced-s-and-op/index.html
<本件のお問い合わせ先>
NEC Advanced-S&OP 窓口
E-Mail:ad-sop@info.jp.nec.com