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五井火力発電所にGEベルノバのHAガスタービンを導入

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GE Vernova

合計出力2.3GW(ギガワット)となり、日本の電力安定供給に寄与

  • 日本初の9HA.02ガスタービンを導入した五井火力発電所3号機が千葉県で営業運転を開始

  • 同発電所は合計出力2.3GW以上となり、これは日本の約2.2%の世帯分の使用電力に相当

  • 3基のGE ベルノバ製 9HA.02ガスタービン、現在世界最大の排熱回収ボイラー(HRSG)スーパーモジュールに導入された3基のGEベルノバ製HRSGと東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝エネルギーシステムズ)製蒸気タービンおよび発電機の組み合わせにより、同発電所で電力を供給

五井火力発電所

GEベルノバは、五井ユナイテッドジェネレーション合同会社が運営する五井火力発電所が、千葉県で営業運転を開始したことを発表しました。五井ユナイテッドジェネレーション合同会社は、株式会社JERA、ENEOS Power株式会社、九州電力株式会社による共同出資会社です。同発電所は、設置は日本初となるGEベルノバ製9HA. 02ガスタービンを3基導入しています。これで2.3GW以上の電力を送電網に供給することにより、安定した電力を供給し、日本の電力安定供給に貢献することが期待されています。

このプロジェクトでは、ガスタービンに加え、GE ベルノバ製の排熱回収ボイラー(HRSG)も3基納入しました。圧力部モジュールは韓国の昌原(チャンウォン)にあるGE ベルノバの工場で製造され、また各HRSGは統営(トンヨン)で組み立てられたわずか3台のプレハブ式スーパーモジュールで日本に輸送されました。HRSGは、ガスタービンの排気熱を利用して過熱蒸気を発生させ、蒸気タービンに過熱蒸気を供給することで、燃料を追加することなく最大50%増のエネルギーを生み出すことができるため、コンバインドサイクル方式の発電所において重要な役割を果たします。

先進的なGE ベルノバ製の HA機器と東芝製の蒸気タービンならびに発電機の導入により、1960年代に建設され2018年に廃止された発電所が刷新され、旧設備と比較してCO2排出量の16%(推定)削減が可能になりました。

五井ユナイテッドジェネレーション合同会社の佐藤社長は、次のように述べています。

「五井火力発電所の営業運転開始は、日本最大級のLNG火力発電所の建設完了を意味し、その出力は日本のおよそ2.2%の世帯分の使用電力に相当します。CO2排出量の削減に貢献しながら、安全性が高く安定した電力を供給することは極めて重要です。GEベルノバのHAガスタービンは高出力と高効率を可能にするよう設計されており、単位燃料あたりのCO2排出量を削減します」

GEベルノバは東芝と協力し、韓国から日本へ非常に複雑だが安全に輸送した、現在世界最大のHRSGスーパーモジュールを五井火力発電所に統合しました。各スーパーモジュールの重量は約2,500トン、高さは43〜46メートルで、これはパリの凱旋門や15階建てのビルの高さに相当します。スペースの制限や運搬の困難な課題にもかかわらず、GEベルノバと東芝は共同でこのユニークな状況に適応し、これらのスーパーモジュールを納入して五井火力発電所を完成させることに成功しました。

GEベルノバ ガスパワーアジア プレジデント兼CEOのラメッシュ・シンガラム(Ramesh Singaram)は、次のように述べています。

「GEベルノバは、長年のお客さまである五井ユナイテッドジェネレーションと共に、日本のエネルギー目標の推進をサポートしています。さらに当社は100年以上の東芝との長年の協力関係を築いており、数々のマイルストーンを共に達成してきました。9HA.02ガスタービンとHRSGスーパーモジュールの安全な輸送、導入、試運転の成功はその好例です。このような規模で耐震設計された設備が五井火力発電所に安全に導入され、日本の家庭や企業に電力を供給するという重要な役割を果たせることを嬉しく思います」

世界中で7,000基以上のガスタービンと1,300基以上のHRSGを設置し、豊富な技術的専門知識を有するGEベルノバは、お客さまによる運用の柔軟性と性能要件を満たすためカスタム設計されたガスタービンとHRSGのソリューションを提供しています。

GEベルノバは過去130年以上にわたり、ガスタービン、蒸気タービン、原子炉、水力タービン、風力タービンなどの発電設備を提供し、日本の安定した電力供給に貢献してきました。GEベルノバの発電設備は現在、日本のガス発電容量の約半分を供給しており、日本の再生可能エネルギーや原子力発電に対する高まるニーズを支えています。GEベルノバが日本の主要企業と共に推進している取り組みには、より効率的で先進的なガスタービンや水素燃焼可能な機器の開発、IHIとの協業によるアンモニア燃焼技術などがあります。

詳しくは、GEベルノバのホワイトペーパー「日本の脱炭素化への道 – 2023年から2050年までの電力部門の課題」を参照ください。

将来の見通しに関する記述

本書には、将来の見通しに関する記述、すなわち、将来の出来事に関する記述が含まれており、その性質上、さまざまな程度で不確実な事柄を扱っています。これらの将来見通しに関する記述は、GEベルノバの将来予想される事業や財務の業績、財務状況、製品の期待される性能、サービスの影響、それらが生み出すまたは生み出す可能性のある結果について述べたものであり、「期待する」、「予想する」、「意図する」、「計画する」、「信じる」、「求める」、「見る」、「する」、「だろう」、「推定する」、「予測する」、「目標する」、「予備的」、「範囲」などの言葉が含まれています。将来の見通しに関する記述は、その性質上、計画中および潜在的な取引、投資またはプロジェクトとその予想される結果に関する記述、マクロ経済および市場の状況や変動が当社の事業運営、業績、財務状況、グローバル・サプライチェーンおよび世界経済に及ぼす影響など、さまざまな程度で不確実な事柄に対処するものです。

■GEベルノバについて

GE ベルノバ は世界的なエネルギー企業です。電力、風力、電化部門で構成され、先端研究、コンサルティングサービス、および金融サービスのアクセラレーター ビジネスによってサポートされています。また、GE ベルノバは 130 年以上にわたって世界の課題に取り組んできた経験に基づき、世界の電化を継続すると同時に脱炭素化に取り組むことで、エネルギー転換をリードする独自の立場にあります。さらに、GE ベルノバ はお客様が経済を活性化し、健康、安全、セキュリティ、クオリティ・オブ・ライフの向上に不可欠な電力を供給できるよう支援しています。GE ベルノバ は米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、世界約 100 か国に 約75,000人の従業員を擁しています。詳しくは、同社のウェブサイトおよび LinkedIn をご覧ください。

GEベルノバの陸上風力発電事業は、陸上風力発電技術の世界的リーダーです。世界中に約57,000基のタービンを設置しており、幅広い立地条件に対応するタービンのハイテク製品ポートフォリオを提供しています。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月17日 13時00分)

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