株式会社ディスクユニオン
90年代の大御所から、待望の初来日公演が決まったトラヴィス・スコットまで新旧の名盤を紹介

■2020年にニューヨーク・タイムズ紙が「ヒップホップの中心地」に認定したアトランタ(ジョージア州)を筆頭に、メンフィス(テネシー州)、ヒューストン(テキサス州)、ニューオーリンズ(ルイジアナ州)、マイアミ(フロリダ州)ほか、発展著しい南部の重要作品が一挙大集結。
■2025年の「ロックの殿堂」入り候補に選出されたアトランタ出身のアウトキャストら大御所から、待望の初来日公演が決まったヒューストン出身の人気ラッパー、トラヴィス・スコットまで新旧の名盤を紹介。
■監修は、2000年代からダーティサウスの影響を色濃く受けたアーティストとして活動し、サウンド&レコーディング・マガジン誌のトラップ特集号では表紙も飾ったビートメイカーのLil’Yukichiと、媒体各所で日々健筆をふるうサウス・フリークの音楽ブロガー/ライター、アボかどの強力布陣。
■執筆陣:Atamic Dogg、天野龍太郎、アンダーソン夏代、池尻安希、奧田翔、小林雅明、ずけ以、つやちゃん、出嶌孝次、フガクラ、二木信、りつこ、Lil’ Ricky(Da Mask Baby)

《目次》
Intro――21世紀の音楽を刷新する第3勢力
Southern Hip Hop Map
Chapter. 1 Put Yo Hood Up 2000-2005
column 教えて!Lil’Yukichi――はじめてのサウス・ヒップホップ(訊き手・文 アボかど)

column Pen & Pixelの魔力――ギャングスタラップの顔を飾った奇想デザイナー(文 Lil Ricky aka Da Mask Baby)

column Memphis Runs It――メンフィスラップが世界をまわす(文 アボかど)

Chapter 2 Trap or Die 2006-2012
column ATLの歩き方――ヒップホップ・リスナーのためのアトランタ名所案内(文・写真 池尻安希)
column Word of South――南部用語の基礎知識 2025(文 小林雅明)

Chapter 3 Still in the Paint 2013-2025
column Shut the F**k Up! Brrr! It’s Lit!――アドリブ進化論(文 アボかど)
column Like Weezy――リル・ウェインが好きすぎて
column Chicken Talk――BBQチキンウイングを作ってみよう(レシピ・写真 アンダーソン夏代)
Chapter 4 Trill O.G. 1990s
column Southside on the Track――クランクからプラグまで、南部の音を作ったプロデューサー(文 アボかど)
Outro
《書誌情報》
『サウス・ヒップホップ・ディスクガイド トラップ・ミュージックを生んだ南部のラップ史』
監修者:Lil’Yukichi アボかど
判型:A5・並製・168ページ
予価:本体2,800円+税
ISBN:978-4-86647-240-9
発売日:2025年5月23日(金)
発売元:株式会社ディスクユニオン
発行元:DU BOOKS
商品紹介ページ:https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK395
《監修者略歴》
Lil’Yukichi(リル・ユキチ)
日本の横須賀米軍基地内で生まれる。音楽アーティスト、作曲作詞家、音楽プロデューサー、DJ。国内外からラッパーを迎え入れたものや、自身が歌う曲、ローファイ・ビーツ、エレクトロニック、アンビエントな楽曲などもリリースしている。今までにジャンルを問わず幅広いアーティストに楽曲提供を行なっている。
アボかど
1991年生まれ、新潟県出身の音楽ブロガー/ライター。2012年から新譜のレビューを中心とした音楽ブログ「にんじゃりGang Bang」を運営し、各種メディアへの寄稿も行う。専門分野はヒップホップ、特にアメリカのギャングスタラップ。主な関心は「継承」と「地域性」で、サーズやバン・Bなどローカルに根差したラッパーへのインタビューも多数行なっている。