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さのみなと団地再生プロジェクトが2024年度 第27回「関西まちづくり賞」を受賞いたしました

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株式会社情報都市

株式会社情報都市(本社:大阪府泉佐野市、代表取締役:吉田良夫)は、このたび、公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部が主催する「関西まちづくり賞」を受賞いたしました。

株式会社情報都市の団地再生プロジェクトが、公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部が主催する「2024年度 第27回関西まちづくり賞」を受賞いたしました。

本賞は、調査・研究、計画・設計、事業面で顕著な業績を上げ、都市計画の進歩・発展に貢献する優れた取り組みに贈られるものです。支部会員が関与または推薦するプロジェクトの中から、特に社会的意義が高く、画期的と認められるものが選定されます。

授賞式の写真
賞状
目次

さのみなと団地再生プロジェクトについて

今回の受賞対象である「さのみなと団地」は、300戸を超える団地としては、民間企業が譲り受けた日本初の事例です(当時329戸・2棟構成)。

さのみなと団地の外観
リノベーション後の一室

関西国際空港にほど近く、海や山を望むロケーションに位置する同団地は、引き受け当初の入居率が58.7%と低迷していましたが、約10年にわたる再生により、現在は95%まで改善。子育て世代の入居率も向上し、20〜40代は25%から41%と1.6倍、20代は5%から16%と約3倍に増加しました。幅広い世代がそれぞれのライフスタイルで暮らしています。

今回の受賞は団地の再生単体にとどまらず、周辺エリアの空き家・古民家活用など、地域ストックを活用した面的な取り組みも評価されました。

プロジェクト名:さのみなと団地 再生プロジェクト

受賞内容:2024年度 関西まちづくり賞

受賞者:株式会社情報都市 / 株式会社ひとは

関西まちづくり賞受賞ページ:https://www.cpij-kansai.org/kansai-community/2634.html

関西まちづくり賞過去の受賞実績:https://www.cpij-kansai.org/?page_id=1150

さのみなと団地紹介ページ:https://www.j-toshi.com/sanominato/

さのみなと団地再生における取り組みの要旨:ハードとソフトの両面からの再生

本プロジェクトは、団地リノベーションの「ハード面」とコミュニティの強化「ソフト面」の2軸で進めてまいりました。

① ハード面の整備とリノベーション

・鳩害やゴミ問題への徹底対応(タカによる駆除、ごみステーションの設置)

・共用部の大規模修繕(外壁塗装、防水、廊下床材更新、駐輪場整備)

・室内のリノベーション(間取りバリエーション化、一斉改修)

・防犯カメラ設置によるセキュリティ向上

・“物のない共用部”による清潔で安全な居住環境づくり

BEFORE :外観写真
AFTER:外観写真
BEFORE:共用部
AFTER:物のない共用部
BEFFORE:エントランス共用部
AFTER:駐輪場整備後のエントランス共用部

② ソフト面のコミュニティ醸成と情報発信

・団地内外をつなぐイベント「さのみなとつながるマルシェ」の開催

・団地の魅力を伝え、リアルな暮らしを可視化するYouTubeシリーズ「わたしが、みなとを選んだ理由」の制作

・顔の見える管理体制(日常的な声かけや迅速対応)

・地域・住民・企業との信頼関係の構築による“開かれた団地”づくり

さのみなとつながるマルシェ:夏
さのみなとつながるマルシェイベント
さのみなと団地:イルミネーション
さのみなとつながるマルシェ:冬

こうした取組により、「団地=古い」という既存イメージを刷新し、「団地=新しいライフスタイルの選択肢」として定着させることができました。単なる建物再生を超えて、地域の暮らし方やイメージの再定義を目指したプロジェクトとして、今回の受賞に至りました。

授賞式およびパネルディスカッションの様子

2025年4月12日(土)に授賞式並びにミニシンポジウムが開催され、本プロジェクトにおける講評が行われました。

第1部:表彰状授与
第2部:ご挨拶(情報都市 代表 吉田)
第2部:プレゼンの様子①(情報都市 河島)
第2部:プレゼンの様子②(株式会社ひとは 代表 渡辺氏)
第2部:質疑応答(情報都市 宇都宮)
第2部:パネルディスカッション

受賞理由と今後の展開について

本プロジェクトは、300戸を超える団地としては日本で初めて、民間企業がUR都市機構から譲渡を受けた事例であり、その取り組みが今後の地域再生モデルとして参考となる点をご評価いただきました。

団地から車で約5分という近接性を活かした管理体制のもと、日常的な見回りや住民とのコミュニケーションを重視する姿勢が、安心感や丁寧な対応につながり、高い入居率の維持に繋がっているとされました。

また、団地単体の再生にとどまらず、空き家や古民家などの地域ストックの利活用にも取り組んでおり、エリア全体の価値向上につながっている点も評価されました。

昭和50年代前後築のミニ戸建住宅の空き家再生
築100年を超える古民家の取得から再生

地域との継続的な関係づくりが関係人口の創出にも寄与しており、こうした総合的な地域再生への貢献が受賞の決め手となったと講評いただいています。

今回の受賞は、地域の皆さまをはじめ、さのみなと団地の住民の皆さま、協力会社の皆さまのご支援・ご協力の賜物です。

今後とも地域の発展に向けて、地道に活動を続けて参る所存です。

「居場所力」のある物件づくりを目指して

株式会社情報都市は「家を繋いでいき、成熟した社会をつくる」という意味を込めて、中古物件の再生に取り組んでいます。空き家を取り壊すだけではなく、新しい価値を見出して活用する取り組みです。この理念を団地再生にも応用し、新たな居場所となる住宅の魅力「居場所力」のある物件づくりに取り組んでいます。

<会社概要>
会社名:株式会社情報都市
所在地:泉佐野市上瓦屋910-1
代表者:吉田 良夫
URL:https://www.j-toshi.com/
事業内容:総合不動産事業

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年4月17日 17時39分)

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