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韓国で累計170万部超。2024年本屋大賞 翻訳小説部門第3位。寂れたコンビニを舞台に人の絆と再生を描く、世界中で話題のKヒーリング小説2作がローソンの書店併設型店舗(25店舗)に登場
ソウルの寂れたコンビニを舞台に、心に傷を抱えた人たちの触れ合いと再生をオムニバス形式で描いた『不便なコンビニ』と続編『不便なコンビニ2』。私たちにとって身近で無くてはならないコンビニを、人と人が出会い交流し心を救われる場所として、コンビニグルメの魅力もまじえて温かく描き、韓国で累計170万部超の大ベストセラーに。ウェブトゥーン化、舞台化もされ、「Kヒーリング小説」というジャンル誕生のきっかけにもなりました。現在は10カ国以上で翻訳出版され、今年6月には英語圏でも発売予定と、まさに世界中で話題になっている小説です。
日本では『不便なコンビニ』が2024年本屋大賞 翻訳小説部門第3位にランクイン、今年2月には続編も邦訳刊行され絶賛発売中。その2作を、書店を併設している「ローソン・スリーエフ」(9店舗)と、「ローソン マチの本屋さん」(16店舗)にて販売開始しました。販売店舗には、著者キム・ホヨン氏のオリジナルメッセージも。お近くにお立ち寄りの際はぜひチェックしてみてください。

【販売店一覧】
ローソン・スリーエフ
大磯国府店/綾瀬上土棚店/海老名杉久保店/厚木毛利台店/南橋本店/上溝番田店/相模原富士見町店/保土ヶ谷駅ビル店/鎌倉台店
ローソン マチの本屋さん
鴨居駅東店/狭山南入曽店/日立駅前店/向ヶ丘遊園南店/碧南相生町三丁目店/神戸ジェームス山店/江津敬川店/田子町店/石巻相野谷店/越前芝原店/岐南町伏屋五丁目店/立山町役場店/相武台前南口店/滑川森林公園駅前店/TXアベニュー守谷店/内子五十崎インター店

不便なコンビニ
キム・ホヨン=著 米津篤八=訳
定価:1,760円(税込)
四六判 290ページ
2023年6月21日発売
ISBN 978-4-09-356746-6
小学館
ソウルの下町。亡き夫の遺産で建てたコンビニALWAYSを細々と営む元教師のヨムさんは、駅で無くした財布を拾ってくれたホームレスの男「独孤(トッコ)」と知り合う。記憶を失い言葉はたどたどしいが、誠実そうな独孤を見込んだヨムさんは、彼を深夜シフトの店員として雇う。近隣のコンビニに押され気味で品揃えが悪く、近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれているALWAYSの店員や客たちは、謎だらけで怪しげな独孤を警戒しつつ、一方でそれぞれに問題を抱えていた。誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。

不便なコンビニ2
キム・ホヨン=著 米津篤八=訳
定価:1,980円(税込)
四六判 354ページ
2025年2月27日発売
ISBN 978-4-09-356750-3
小学館
狭くて品揃えも悪く、近所の人から「不便なコンビニ」と呼ばれるALWAYS。深夜バイトの独孤(トッコ)が店を去ってから6つの季節が過ぎた。オーナーのヨムさんは体調を崩し、折り合いの悪い息子ミンシクに経営を、古株のソンスクに店長を任せ、ソウルを離れていた。独孤から仕事を引き継いだ元刑事のクァクも故郷に帰ることになり、ソンスクは愛想はいいが要領の悪そうな中年男性クンベを深夜バイトとして採用する。今日も悩みを抱えた人たちが、ALWAYSを訪れる。一方、クンベにはある秘密があった……。世界的ベストセラー「Kヒーリング」小説、日本に待望の続編が上陸!
(著者・訳者紹介)
著 キム・ホヨン(김호연)
1974年生まれ。2005年に第1回富川マンガストーリーコンテスト大賞受賞。2013年に長編小説『望遠洞ブラザーズ』で第9回世界文学賞優秀賞を受賞。『不便なコンビニ』(2021)、『不便なコンビニ2』(2022)は合わせて累計170万部を突破。他の作品に『恋敵』(2015)、『ゴーストライターズ』(2017)、『ファウスター』(2019)、『私のドン・キホーテ』(2024)、エッセイ『毎日書いて、書き直して、最後まで書きます』(2020)などがある。
訳 米津篤八(よねづ・とくや)
朝鮮語翻訳家。訳書に『チャングム』キム・サンホン、『J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?』J.Y. Park(以上、早川書房)、『夫・金大中とともに』李姫鎬(朝日新聞出版)、『世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力』シン・ドヒョン(かんき出版)、『韓国近代美術史:甲午改革から1950年代まで』洪善杓(共訳、東京大学出版会)、『そのとき、「お金」で歴史が動いた』ホン・チュヌク(文響社)、『不便なコンビニ』『不便なコンビニ2』キム・ホヨン(小学館)など。