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「ドラえもん浮世絵木版画」企画10周年にあの名作“浪裏”が再び!大波を仲間と乗り越えるドラえもんたちの冒険を描いた心躍る一枚

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株式会社版三

版三が手がける『ドラえもん浮世絵木版画』企画が10周年。記念作品となる「神奈川沖浪裏」をオンラインショップ「版三 浮世絵工房」にて、2025年4月25日(金)より予約販売開始します。

■ 企画10周年の節目に、再び“浪裏”を舞台に

伝統を受け継ぎながら、現代の感性と融合した新しい浮世絵表現に挑み続ける株式会社版三(代表取締役 坂井英治)。なかでも「ドラえもん浮世絵木版画シリーズ」は、限定数が毎回数日で完売するなど、国内外のアートファンやドラえもんファンから高い支持を得ている人気企画です。

そして今年、この企画は10年目という節目を迎えました。

これを記念して、10年前にモチーフとして選んだ葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』を再び舞台にしてドラえもんたちを描いた【ドラえもん浮世絵木版画「神奈川沖浪裏」】を制作いたしました。2025年4月25日(金)より、公式オンラインショップ「版三 浮世絵工房」にて予約販売を開始いたします。

■ 北斎の大波を、ドラえもんたちが乗り越える!

「神奈川沖浪裏」は、葛飾北斎の代表作『富嶽三十六景』の中でも最も有名な一図。荒れ狂う大波と、静かにたたずむ富士山が織りなす構図は、「動と静」「近と遠」を巧みに表現した傑作として、世界中の芸術家たちに影響を与えてきました。

10年前にもこの「神奈川沖浪裏」をモチーフに作品を制作しましたが、今回は企画10周年の記念作としてより前向きなテーマを込め、ドラえもんたちが仲間とともに大波に挑む姿を描いています。

船首に立つのび太は、いつもの少し怖がりな姿ではなく、仲間とともに進むことで感じる安心感と冒険への高揚感に満ちています。その、のび太の表情は困難に立ち向かう勇気と信頼の象徴。変化の時代をともに生きる私たちに“仲間と支え合う大切さ”や“困難にも立ち向かう前向きな心” を伝えてくれるような一枚になっています。

■ 伝統の技術が息づく、本物の浮世絵木版画

浮世絵木版画は絵師・彫師・摺師の三位一体の協力体制から生まれる伝統文化・技術の結晶。

絵師・彫師・摺師の三者がそれぞれの専門性を発揮し、一枚の作品を完成させる伝統的な共同制作です。この分業体制によって、浮世絵は江戸時代から高い芸術性と生産性を両立させてきました。

絵師は全体の色の校正や要素の詳細、線の一本一本まで細部にわたって描き込み、彫りや摺りの工程のために色の数や色の重なり方、線の太さなどを整えます。

【彫り―彫師の技】

彫師は絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければならず、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、高い精度が求められます。木の質や硬さによって難しさも異なり、忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行うので同じ版木で何百回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵はすべて限定生産となっています。この高い技術を持つ彫師たちは、文化財保護法第八十三条により技術者として認定された、浮世絵木版画彫摺技術保存協会の職人です。

【摺り―摺師の技】

摺師は、和紙に一色ずつ丁寧に摺り重ねていく作業を担います。各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。また、色の重なりや発色は摺ってみて初めてわかるため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

この伝統的な「純手摺り」の技法も彫りと同様に、国の選定保存技術「重要無形民俗文化財」に指定されており、その技術は日本の誇る文化遺産です。

■ 和紙もまた、最高峰の伝統工芸

使用する和紙は、人間国宝・岩野市兵衛氏が手がけた越前和紙「生漉奉書」。
楮100%の純手漉きで作られるこの和紙は、現在流通するパルプ主体の奉書紙とは一線を画す、日本の紙文化の原点とも言える最高級品です。


■ 商品概要

商品名:ドラえもん 浮世絵木版画

    「神奈川沖浪裏」

販売価格:50,000円 (税別・送料別)

販売数: 550部

発売元:株式会社 版三

サイズ:(絵)縦26.8㎝×横37.5㎝

    (額)縦41.0cm × 横52.7cm

素材(額装部分):木材、アクリル

和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書

技法:江戸伝承手摺手彫木版画作品

                     ©Fujiko-Pro

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000317


■ 制作に携わった職人の紹介

◆絵師・装填:江幡喜之

株式会社 版三で浮世絵のデザインを担当。近年は企業用浮世絵アイコンなど、浮世絵のテイストを活かしたアートの制作など幅広く活動。

浮世絵工房内の商品でも藤子・F・不二雄 生誕90周年記念などの作品を手掛ける。

◆江戸木版画 彫師:朝霞元晴

高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。

2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演

2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演

2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演

・文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人

・経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

◆江戸木版画 摺師 – 鉄井 裕和

1975年 木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。

会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。

父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても 好評を博す。

・文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人

・経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

◆和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)

1978年九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。

木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのピカソも岩野家の和紙を愛したと言われている。

◆版元:版三

世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作。数多くの人気コンテンツとのコラボレーションを展開し、不思議で絶妙にマッチした世界観を現代の浮世絵師が創造し描き上げたコラボ作品の数々は大変好評をいただいております。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月21日 14時10分)

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