株式会社ビズリーチ
社員の経歴文章作成を最短30秒で実現し、学生の社員訪問を支援。400文字以上は訪問依頼数が100文字以下の1.3倍という調査結果も
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、社員のプロフィール情報のうち、経歴文章(業務内容・身についたスキル)をAIで自動生成できる「プロフィール自動生成機能」※1をリリースいたしました。本機能では、業務内容にかかわるキーワードを選択するだけで経歴文章がAIにより提案され、時間や手間をかけずにプロフィールを充実させることができます。この機能によって一定の情報量がある社員プロフィールが増え、学生はより詳細な社員情報を把握できるようになります。そのため、社員訪問を依頼するOB/OGをはじめとした社会人を効率的に探すことも可能になります。

■売り手市場のなか、学生の企業選びにおいて社員訪問(OB/OG訪問)が重要に
キャリアは自己責任といわれる時代において、就職活動を行う学生は「どんな仕事をするのか」「どんなスキルが身につくのか」といった具体的な情報を、直接社員から聞く機会を求める傾向が強まっています。また、売り手市場が続くなか、複数の企業の選考を並行して進め、複数社の内定を獲得する学生が多くなった結果、内定後の辞退が発生するケースが増加しつつあります。
こうした状況において、企業としては学生の自社への理解を促進し、志望度を高めることが重要になっており、学生を個別にフォローするために社員訪問(OB/OG訪問)を活用するケースが増えています。
実際に、北海道大学の亀野淳教授との共同調査※2では、社員訪問を行った学生は、その企業への志望度が高まる傾向にあることがわかっています。
■プロフィールの充実度が訪問依頼の有無に影響。400文字以上で訪問依頼数が1.3倍に
近年の新卒採用活動では、学生が求める具体的な情報を届け、個別にフォローするために、社内で活躍する社員をリクルーターとしてだけでなく、学生のキャリア相談に乗るための協力社員として配置する企業が増えています。しかし、学生からの社員訪問依頼を受けるためには、経歴などを含む社員のプロフィールの充実が不可欠です。プロフィールの情報が不足していると、「社員訪問を通じて自身の知りたい情報を得られるのか」を学生が判断できず、訪問依頼に至りません。ビズリーチ・キャンパスの調査では、社員プロフィールの経歴欄が100文字以下の場合と400文字以上の場合を比較した結果、学生からの訪問依頼数は、400文字以上の場合が100文字以下の場合の約1.3倍でした※3。
一方で、日々の業務で忙しいビジネスパーソンにとって、詳細なプロフィールのために文章をゼロから作成するのは大きな負担です。その結果、プロフィール情報が充実していないプロフィールが増えてしまうという課題がありました。
■新機能「プロフィール自動生成機能」はキーワードを選択するだけで、充実した経歴文章を自動生成
そこでビズリーチ・キャンパスは、生成AIを活用して、社員の負荷を最小限に抑えながら充実したプロフィールを作成できる「プロフィール自動生成機能」を開発しました。ビズリーチ・キャンパスのサービス上で、業種や職種ごとに表示される業務カテゴリーや、提案された業務詳細に関するキーワードから該当するものを選択するだけで、400文字以上の「経歴文章(業務内容・身についたスキル)」が最短30秒で生成され、社員プロフィールに登録できます。経歴文章は、学生にわかりやすいよう、社内用語や専門用語を避けた言葉で生成される点も特長のひとつです。企業にとっては、社員プロフィールの経歴欄が充実することで、学生からの社員訪問依頼の増加が期待できます。さらに、社員訪問が増加すれば学生への個別フォローが充実し、相互理解促進による志望度の向上にもつながります。
なお、本機能は、転職サイト「ビズリーチ」の提供から16年にわたり蓄積してきた転職市場のデータを学習した生成AI「ビズリーチAI」を活用しています。

※1:本機能を利用できるのは、企業公認OB/OGの方のみです。ボランティアOB/OGの方は利用できません。
※2:「ビズリーチ・キャンパス、北海道大学 亀野淳教授と共同で『OB/OG訪問の有用性』を検証」(2024年6月14日発表)
https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2024/0614.html
※3:調査概要
調査内容:社員プロフィールの登録状況と社員訪問依頼数の相関に関する調査
調査期間:2024年10月1日〜10月30日
調査対象:ビズリーチ・キャンパスに登録する全ての企業公認OB/OG
調査結果:社員プロフィールの経歴部分の文字数が100文字以下のOB/OGと400文字以上のOB/OGを比較した結果、400文字以上のOB/OGは学生からの社員訪問依頼数が約1.3倍多かった。
■株式会社ビズリーチ 新卒事業部 事業部長 藤田 拓秀 コメント
就職活動が多様化する今、学生は「どの企業で働くか」に加えて「どのように働きたいか」も軸に企業を選ぶ傾向が強くなっています。そうしたなかで、実際にその企業で働く社員との対話は、企業理解を深め、自身の将来のキャリアをリアルに描くための貴重な機会です。
しかし、日々の業務で忙しいビジネスパーソンが、学生向けに詳細な経歴を作成することは簡単ではありません。このたび提供を開始した新機能は、AIの力を使ってそのハードルを下げ、学生と企業の間にさらなる接点を生み出します。今後もビズリーチ・キャンパスは、OB/OG訪問(社員訪問)の促進を通じて、学生が「期待」と「覚悟」をもってキャリアを選択し続けられるよう、支援してまいります。
■OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」について
「ビズリーチ・キャンパス」は、学生と、その学生が所属する大学・大学院所属の内定者やOB/OGをはじめとする社会人、企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットフォームです。
主な特徴は以下の3点です。
1.オンラインOB/OG訪問がサービス内で完結:内定者・OB/OGの検索・訪問依頼から、OB/OG訪問(ビデオ通話)までをサービス内で実施できます。
2.大学ごとにサービスを提供:大学ごとの専用サイトで、出身学部やサークルなどの共通点からも先輩を探せます。
3.学年を問わず通年で利用可能:学年や時期を問わず、さまざまな業界で活躍する社会人から話を聞き、早期に就業観を醸成できます。
また、学生の皆様に安心・安全にご活用いただくための対策に注力しています。主な対策は以下の3点です。
1.OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信を学生起点に制限。
2.ボランティアOB/OGは原則オンライン訪問のみに制限(OB/OGには企業公認とボランティアの2種類があります)。
3.サービス内のメッセージを運営事務局が24時間有人監視し、目的外利用があった場合は注意喚起やアカウント停止などの対応を実施。

配信地域 |
日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア |
開校大学 |
国内108大学と海外留学生向けの専用サイトを開設(2025年3月末時点) ※海外留学生:海外対象エリアの大学・大学院に通う海外正規留学生 |
登録者数 |
・大学生・大学院生 305,000名以上(2025年3月末時点、開校大学以外も含む) ・OB/OG 112,000名以上(2025年3月末時点) |
公開日 |
2016年10月12日 |
■株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ by HRMOS」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。