一般財団法人社会変革推進財団
開催日:2025年5月14日(水)〜16日(金)/参加申込受付中(早割あり)

社会的インパクトの創出に取り組むあらゆるセクターが一堂に会する、年に一度の大規模イベント「Social Impact Day(SID)」。その最新回となる「Social Impact Day 2025 〜インパクト・エコノミーの地殻変動〜」が、2025年5月14日(水)〜16日(金)に開催されます。
本イベントは、一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一 所在地:東京都港区 以下、「SIIF」)及び一般財団法人 社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(代表理事:今田克司 所在地:東京都渋谷区 以下、「SIMI」)の共催のもと、企業の戦略、投資の在り方、評価手法、マルチステークホルダーの連携における先進的な知見や実践を、国内外の有識者・実務家と共有し、インパクト・エコノミーの今後の発展に向けた対話の場を提供することを目的としています。
★イベント特設サイト:https://social-impact-day-2025.simi.or.jp/
今、インパクト・エコノミーに起きている“地殻変動”とは?
インパクト・エコノミーは今、転換点に差し掛かっています。気候変動、少子高齢化、地域経済の空洞化──社会課題が複雑化・多様化する一方で、インパクト投資の広がり、企業によるパーパス経営の浸透、行政や政策の動きも活発化しています。かつては一部の先進事例にとどまっていたインパクト・エコノミーですが、今や経済の中核に迫る“変革のうねり”を生みつつあります。
SID2025では、こうした変化を“地殻変動”と捉え、インパクト・エコノミーが次のステージに進むための問いを立て、対話を重ねます。
3日間で15セッション以上|産官学・国内外のトップランナーが集結
地域主導のインパクト・エコノミーへの挑戦やインパクト投資の効果と未来、新たな経済システムの構築を目指した「共創」など、各領域の第一線で活躍する登壇者を招き、社会的インパクトを軸に、業種・立場を超えた対話と学びの機会を創出します。
セッションの詳細:https://social-impact-day-2025.simi.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/SID2025_session-list_j.pdf(※セッション内容・登壇者は変更となる可能性があります)
◆基調講演:「ベータ・アクティビズム」への招待〜資本主義の土台を動かす
2025年5月14日(水) 10:00~11:00
「Moving Beyond Modern Portfolio Theory: Investing That Matters(「良い投資」とβアクティビズム : MPT現代ポートフォリオ理論を超えて) 」を執筆した、Jon Lukomnik 氏とJames P. Hawley 氏が登壇。今日の経済システムの基盤として挙げられる現代ポートフォリオ理論(MPT)ですが、登壇する両氏は、MPTが時代遅れになったこと、また現代のシステムリスクに対応し、資本主義の限界を克服するために「ベータ・アクティビズム」に象徴される一人一人の積極的関与が必要であることを指摘しています。
サステナビリティ課題に効果的に取り組むうえで、資本主義の限界が指摘される中、
”今日の資本主義社会を形成している根本的な経済的枠組みとは何なのか?”
”現代におけるシステムリスクとは?”
”ベータ・アクティビズムとはいかなるもので、誰がそれを主導、支援、賛同すべきなのか?”


これらの問いかけについて議論し、参加者のアクションを求めていきます。
当財団は、以下の2つのセッションについて、登壇・企画を予定しています。
◆官民連携によるインパクト・エコノミーの共創の可能性
2025年5月15日(木) 13:00~13:50
共催:インパクトコンソーシアム/GSG Impact JAPAN National Partner
昨年度からインパクトコンソーシアムが活動を開始し、盛り上がりをみせています。
この1年の活動を振り返り、今後のインパクトコンソーシアムの可能性や期待感は何か議論します。その可能性等を踏まえ、官民連携による活動やイニシアティブ毎のコレクティブな活動が、グローバルを含めたインパクト・エコノミーの発展にどのように寄与し得るか、その可能性について、コンソの視点とGSG(グローバル)の視点から議論します。




(左上)渋澤 健氏 |シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役、コモンズ投信株式会社取締役会長、株式会社&Capital代表取締役CEO、GSG Impact JAPAN National Partner委員長、インパクトコンソーシアム副会長、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員
(右上)池田 賢志氏 |金融庁 総合政策課長 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー
(左下)水口 剛氏 | 公立大学法人 高崎経済大学学長、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員、インパクトコンソーシアム会長
(右下)青栁 光昌 |一般財団法人社会変革推進財団 専務理事、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員
◆システム・チェンジに関するセッション: システムチェンジを「捉える」には
2025年5月15日(木) 14:00~15:00
共催:一般財団法人社会変革推進財団
システムチェンジを実現するには、私たちは何をどのように測定し、学習していけばいいのか?
この問いに向き合うためには、世界の先進事例探しをするだけではなく、それぞれの国・地域の「文脈」に根ざした探索と実行が求められます。
本セッションでは「システムチェンジにおけるインパクト測定とマネジメント(IMM)」をテーマに、日本でシステムチェンジ投資の実践・研究に取り組むSIIFのファシリテートのもと、世界の知見を手がかりにしながら現場で実践に取り組むソート・リーダーが集い、システムチェンジを「捉える」ヒントを探ります。
システムレベルのインパクト測定と学習の考え方とやり方を考え、日本におけるシステムチェンジ(投資)の未来を一緒に洞察する機会として、ぜひご参加ください。



(左)Namhee Yun 氏 |Director, Impact Square
(中央)Yu-Shan Chiu 氏 |Director of Consulting at TSIC
(右)川端 元維 | 一般財団法人社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト
<イベント概要>

イベント名称 |
Social Impact Day 2025 〜インパクト・エコノミーの地殻変動〜 |
日時 |
DAY1 :5月14日(水) 9:40-17:20(オンライン配信) DAY2 :5月15日(木) 9:30-17:50(オンライン配信) DAY3 :5月16日(金) 9:30-12:20(オンライン配信) +18:00-20:00(対面交流会) |
会場 |
オンライン配信(zoomウェビナー) *交流会は笹川平和財団ビル10階社員食堂にて実施 |
主催 |
一般財団法人 社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI) |
共催 |
一般財団法人 社会変革推進財団(SIIF) |
協賛 |
株式会社みずほフィナンシャルグループ 株式会社かんぽ生命保険 アビームコンサルティング株式会社 LINEヤフー株式会社 |
特別協力 |
中央日本土地建物株式会社 公益財団法人笹川平和財団 |
後援 |
金融庁 |
チケット |
一般参加: 6,000円(早割:~2025年4月30日まで) 10,000円(通常:5月1日~5月16日まで) ※対面交流会参加は+3,000円(対面交流会のみの参加はご遠慮ください) ★お申し込み・チケット購入:https://social-impact-day-2025.peatix.com 備考:SIMIエンゲージド・メンバー同時申込について 特典付きのエンゲージド・メンバー登録(個人)受付中 セッション全参加+交流会参加+アーカイブ+特典で12,000円。 |
【社会変革推進財団(SIIF)について】
2013年より日本財団内においてインパクト投資に関する調査研究に着手し、日本財団から助成金を受けて、2017年社会的投資推進財団として設立されました。その後、2019年社会変革推進機構と合併し、社会変革推進財団となりました。GSG国内諮問委員会の設立や賛同メンバーの招集や、インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行、金融庁との共催で金融機関等との勉強会の開催などインパクト投資の推進のための活動をしています。様々な社会課題が山積する日本において、自助・公助・共助の枠組みを超え、社会的・経済的な資源が循環する社会の実現を目指し活動をしています。