10X
– 検索結果のゼロマッチ率が18%減少 –
株式会社10X(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 矢本 真丈、以下10X)は、小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」において、「生成AIを活用した商品検索タグの自動生成」機能の提供を開始しました。これにより、Stailer導入企業のネットスーパーの商品に対して、人の手による運用なしで商品検索タグの自動設定が可能となりました。

【背景】
Stailerのネットスーパーにおいては、購入の15-20%ほどがキーワード検索経由で行われており、お客様、導入企業双方にとってキーワード検索は重要な機能となっています。
しかし、従来は商品に紐づく情報が少ない場合に、検索でヒットすべきものがヒットしないという課題がありました。例えば、「レトルトカレー」と検索しても、商品名、カテゴリ名、説明文に「レトルトカレー」という文言がないと検索がヒットしません。
この課題への対策としては、管理画面等を使い手動で商品に対して「商品検索タグ」を設定する手段等がありますが、ネットスーパーは商品点数が多く、運営担当が手動で対応する運用負荷が高いことから、「商品検索タグ」の活用が進んでいない状況でした。
【機能概要】
今回、新たに生成AIを用いて「商品検索タグ」を自動生成する機能を提供開始しました。商品検索タグは、商品名やカテゴリ名、説明文の他に、商品ごとに一般のお客様がStailerのネットスーパー内でキーワード検索した際に検索対象となる情報の1つです。本機能では、生成AIが自動で各商品に関連する検索キーワードを洗い出し、商品検索タグを自動で付与します。これにより、手動で行っていた商品情報のメンテナンス業務を圧縮・廃止することが可能となります。
本機能において、生成AIのモデルはGoogleの「Gemini 2.0 Flash」を利用しており、これからも最新のモデルに追従することでより良い精度を達成していくことが期待できます。
【効果と事例】
これまで商品検索タグは、ネットスーパー商品全体の約1.5%の商品にしか設定されていませんでしたが、本機能の導入により約95%の商品に自動で付与されました。また、この改善により、検索結果のゼロマッチ(検索しても商品がひとつもヒットしないこと)が18%減少しました。
具体的には、「レトルトカレー」、「麺つゆ」、「駄菓子」、「インスタントコーヒー」、「パスタソース」といった、商品名にもカテゴリ名にも設定されない「総称」を表現するキーワードでの検索が改善しました。
Stailerは今後も、ネットスーパーの運営にかかる負担を減らしながら、お客様に便利で簡単な体験を提供するための機能開発を続けてまいります。
以上
【Stailerについて】
Stailerは、スーパーマーケットやドラッグストアといった小売・流通事業者向けのECプラットフォームです。ユーザー向けのアプリ、バックヤード向けのピックパック・配達管理アプリ、受注管理・在庫管理システム、BOPIS(店舗受け取り・ドライブスルー受け取り)など、小売ECの事業成長に必須なシステムをフルセットで提供しています。
【10Xについて】
会社名:株式会社10X(テンエックス)
本社:〒103-0004 東京都中央区東日本橋1丁目4-6 東日本橋一丁目ビル 5F
設立: 2017年6月26日
代表取締役社長:矢本 真丈