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医師の転職活動に関する動向調査「勤務条件」よりも「仕事の意義や環境」で満足度に差

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株式会社リクルートメディカルキャリア

~医師の転職活動の実態および転職後の状況を紹介~

株式会社リクルートメディカルキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:髙﨑 透、以下リクルートメディカルキャリア)は、医師の転職について調査しました。本リリースでは、医師の転職活動の実態および転職後の状況を解説します。

これまでに転職をしたことがある医師は68.9% 

これまでの転職回数について聞いたところ、68.9%の医師に転職経験があることが分かりました。30代では7割以上の人に転職経験があり、40代以上は年代が上がるにつれて転職回数も多くなっていました。

転職を考えるようになったきっかけは「給与への不満(29.0%)」や「人間関係への不満(25.0%)」 

1年以内に何らかの転職活動を行った医師176人に、転職を考えるようになったきっかけについて聞きました。「給与への不満」が29.0%と最も多く、次いで「人間関係への不満」が25.0%、「労働条件や勤務地への不満」が22.7%と続きます。また、「医師の働き方改革を受け、自分のキャリアや働き方を見つめ直した」が21.6%と4番目に多い回答となっており、働き方改革の開始により医師の転職意向にも影響が見られました。

※選択率の高い順に掲載

転職活動中に不安だと感じたことの最多は「年収ダウン(37.5%)」 

1年以内に何らかの転職活動を行った医師に、転職活動中に不安だと感じたことを聞きました。最も多かったのは「年収ダウン」で37.5%の医師が回答しました。次いで「勤務場所や勤務時間など、希望の勤務条件で働ける仕事が見つかるか」が34.7%、「転職先でなじめるか」が29.5%でした。

※選択率の高い順に掲載。「特に不安はない」は排他項目

転職活動中に苦労したことは「転職先に関する情報の不足(25.6%)」 

1年以内に何らかの転職活動を行った医師に、転職活動中に苦労したことを聞いたところ、17.0%は「特にない」という回答でした。一方で、83.0%の方は何かしら苦労があったと回答しています。最も選択率が高かったのは、「転職先に関する情報の不足(25.6%)」でした。

※転職活動中の苦労に関する複数回答の設問のうち、「特にない」と回答した人を「なかった」、それ以外の理由を選択した人を「あった」として集計
※選択率の高い順に掲載。「特にない」は排他項目。「その他」は皆無のため非表示

転職活動で医療機関・施設に提示してほしいことは「勤務時間や休日休暇、日当直などの働き方に関する詳しい情報(59.5%)」や「募集している職場の具体的な仕事内容(59.4%)」 

転職活動で医療機関・施設に提示してほしいことを聞きました。最も多かった回答は「勤務時間や休日休暇、日当直などの働き方に関する詳しい情報(59.5%)」でした。次いで「募集している職場の具体的な仕事内容(59.4%)」でした。転職後のイメージがしやすい情報を、転職活動中の医師は求めていると言えるでしょう。

※選択率の高い順に掲載

働く場を選ぶ上で重視する条件は「給与条件」「勤務時間・勤務体系」「休日・休暇」 

職場選択において特に重視する条件を聞きました。全ての選択肢のうち、特に重視する3項目を選択してもらった結果が下のグラフです。「給与条件」と回答した医師が46.4%と最も多く、次いで「勤務時間・勤務体系」が29.6%、「休日・休暇」が27.4%と続きました。給与や勤務時間、休日など勤務条件を重視する医師が多いようです。

※同じ項目の設問(あてはまるもの全てを聴取)で、「あてはまるものはない(排他項目)」を選択した43人を除き、特に重視する最大3つの項目について回答を得た。選択率の高い順に掲載

1年以内に転職をした医師の8割近くが、転職後「いきいきと働けている」 

1年以内に転職をした医師108人に、転職後いきいきと働けているかを聞きました。「あてはまる」20.4%、「ややあてあまる」58.3%と転職をした医師の8割近くが、転職後いきいきと働けていることが分かりました。なお、「あまりあてはまらない」または「あてはまらない」と回答した医師は合わせて9.3%と少数でした。

転職後にいきいきと働けているポイントは「仕事のやりがいが感じられるようになった」や「仕事に取り組みやすくなった」、「職場の理念や方針への満足度が上がった」 

1年以内に転職をした医師に、転職前と転職後の待遇や職場の状況の変化を15項目で確認しました。

 

下の表では、「全体」と「転職後いきいきと働けている方」の回答結果をまとめています。各項目について両群で特に差分が大きい項目を確認しました。転職後いきいきと働けている方が全体を大きく上回る項目は、「仕事のやりがいが感じられるようになった(8.6pt差)」、「仕事に取り組みやすくなった(8.0pt差)」、「職場の理念や方針への満足度が上がった(7.8pt差)」でした。

 

先に紹介した「働く場を選ぶ上で特に重視する条件」で上位だった勤務時間や休日といった勤務条件については、むしろ全体を下回る結果となっていました。

 

転職を検討する段階では、いわゆる待遇面を気にしている一方で、実際に転職後にいきいきと働いていけるかどうかは、仕事のやりがいの有無や、職場の理念や方針への満足度の影響が大きいことがうかがえます。

※各項目について「はい」「変わらない」「いいえ」の3つの選択肢で聴取。表中の%の数値は「はい」の割合。「転職後いきいきと働けている方」-「全体」の差分の大きい順に掲載

転職意向を持ちながら転職活動をしていない理由は「今のところ、転職をしなくても問題がない(48.0%)」 

転職意向を持ちながら転職活動をしていない医師204人に、その理由を聞きました。「今のところ、転職をしなくても問題がない(48.0%)」が最も多く、半数近い医師が回答しました。次いで「手間がかかる(28.9%)」、「転職しても自分の希望条件は満たされそうにない(27.5%)」となりました。

 

「いずれ転職したい」と考えているものの、今は問題がないという方が多い中、医師ならではの忙しさや転職活動にかかる手間が活動の障壁になっている方もいるようです。

※「その他」を除き、選択率の高い順に掲載

解説:リクルートメディカルキャリア 営業統括部長 高野 潤

2011年リクルートメディカルキャリア入社。医師・看護師・薬剤師の人材紹介事業マネジャー、人事マネジャーを経験し2021年より現職。統括部長として薬剤師領域の求職者側・採用者側の両営業部署を管轄し、業界動向や転職マーケット情報に通じる。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:株式会社マクロミルのモニターに登録している全国の医師
有効回答数:838人
調査実施期間:2025年2月18日(火)~2025年2月25日(火)
調査機関:株式会社マクロミル

≪調査結果を見る際の注意点≫
図表内の%の数値は小数第2位で四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と一致しない場合があります。

リクルートグループについて

1960年の創業以来、リクルートグループは、就職・結婚・進学・住宅・自動車・旅行・飲食・美容などの領域において、一人ひとりのライフスタイルに応じたより最適な選択肢を提供してきました。現在、HRテクノロジー、マッチング&ソリューション、人材派遣の3事業を軸に、60を超える国・地域で事業を展開しています。リクルートグループは、新しい価値の創造を通じ、
   社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現に向けて、より多くの『まだ、ここにない、出会い。』を提供していきます。

  

詳しくはこちらをご覧ください。
リクルートグループ:https://recruit-holdings.com/ja/  

リクルート:https://www.recruit.co.jp/

  

リクルートメディカルキャリアについて

1979年の創業以来、リクルートメディカルキャリアは、「医師」「薬剤師」を募集している医療関係施設に人材を紹介するサービスを提供しています。医師が医師として働きつづけ、充実した人生を送れるよう、医師の方のキャリアアップ、キャリアチェンジ、ワークライフバランスなどに応じて仕事・職場情報を提供し、転職をサポート。医療機関様に対しては、安定的な医師採用を実現するためのお手伝いをしています。   

詳しくはこちらをご覧ください。 

リクルートメディカルキャリア:https://www.recruit-mc.co.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月22日 12時00分)

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