大阪書籍印刷株式会社
送る側と受け取る側が、楽しさや、喜び、わくわく感を共有
大阪書籍印刷株式会社(所在地:大阪市西淀川区、代表取締役:成田節夫)は、武庫川女子大学経営学部の高橋千枝子ゼミの学生たちと共同で、便箋をパズルの形にした「Pazulette(パズレッタ)」を商品化しました。手紙を書き、点線にそって千切ったパズルを封筒に入れて送付し、受け手がすべてのピースを組み合わせることでメッセージとイラストが完成するレターセットです。
近年、スマートフォンなどの普及による活字離れで手紙の利用は減少していますが、その分、送り手・受け手の双方にとって、手紙は記憶や印象に残る特別なモノとなっています。商品化にあたって目指したのは、デジタルでは味わえない、紙ならではの体験。大切な想いを文字にするとともに、遊び心あふれるパズルにすることで、送る側と受け取る側が楽しさや、喜び、わくわく感を共有できる商品です。5月11日、学生たちが「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」で開催する体験ワークショップ会場と旭屋書店ららぽーと甲子園店で先行販売し、自社ECサイト「archshop」などで5月19日から一般発売します。
手紙は情報伝達の手段のみにあらず! ポジティブな感情を循環させるツールとしての役割

企画にあたって学生たちが「手紙が生み出す感情」についての調査(対象=17~22歳、調査人数=102)を実施したところ、「手紙をもらった時にどんな気持ちになるか?」の問いに、「嬉しい」66人、「幸せ」47人、「感動する」44人と、多くの人がポジティブな感情を抱くことがわかりました。また「手紙を送る理由は何?」との問いでは、「感謝を伝えたい(55人)」が最多で、次いで「喜んでもらいたい(41人)」が続き、手紙を送る行為は単なる情報の伝達にとどまらず、相手と想いや喜びを共有できるツールであることがわかります。Pazuletteは、手紙を書くことが好きな人はもちろん、普段手紙を書くことがない人にも、感謝を伝えたい時や、お祝いしたい時、応援したい時などさまざまなシーンで活用いただきたいと考えています。
体験ワークショップでは日本郵便の協力でイベント当日のみの消印発行や特設ポストの設置も

セット内容は、パズル型便箋と封筒、組み合わせ用シール、説明書。便箋に手紙を書いて点線にそって千切り、そのピースと組み立て用シール、説明書を封筒に入れて送ります。受けとった人が、組み立て用シールの上で絵柄面を見ながら組み立てれば完成。Pazuletteを送られてきた封筒はパズルの台紙機能を兼ねており、部屋に飾ったり保管したりできる仕様です。
絵柄面のイラストは、武庫川女子大学OGでイラストレーターのfujiko に依頼。Pazuletteを受けとった人に、気持ちを伝えられる優しい雰囲気のイラストを描いていただきました。また、5月11日の「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」での体験ワークショップでは日本郵便株式会社にご協力をいただき、イベント当日のみの消印の発行や、特設ポストの設置などを実施する予定です。
参考資料
■学生との共同開発について

Pazuletteは、学生が商品化を目指す大学ゼミ対抗インターカレッジ「Sカレ(Student Innovation College)2024」をきっかけに生まれたコラボ商品です。当社が出したテーマ「誰かがしあわせになる紙文具」に対して、武庫川女子大学の学生たちが企画を提案してくれました。
当社は、明治42年に教科書の編集・出版で創業し、書籍印刷を軸とした100年の歴史を有していますが、デジタル化によって市場が縮小する中での成長戦略が課題。このため、紙と印刷の潜在市場を開拓して新たな柱を構築しようと自社ブランドの商品企画に注力しているところです。「Sカレ」への参画はその一環で、今回の「Pazulette」は5商品目となります。
「しおり」と「ノート」を合体させ、読書で得た学びを記して日常生活で活かすための新ツール「Shiori Note」を近畿大学の学生と2023年9月に開発したのが第一弾。また、2024年3月には駒澤大学の学生と、自分の好きなものや言葉、出来事を五十音順で記録して集め、折に触れ読み返すタイムカプセルのような辞書式ノート「Jishoru(じしょる)」を商品化しました。さらに、2024年8月にはスローツーリズムを楽しむための記録帳「風景印ノート『Tabi Comi』」を和歌山大学観光学部学生と、2025年1月に水に溶ける紙のおまじないカード「Kanatte」を高崎経済大学学生と共同開発しています。
「紙の方がいいもの」「書く楽しみがあるもの」「見返した時に自筆の方が感慨深いもの」「デジタルでは不可能な、紙ならではの体験」――。探していけば、紙や印刷のニッチなマーケットは無限にあります。従来型の発想や思考にとらわれず、消費者に新鮮さと楽しみを提供できる印刷会社を目指しています。
■商品概要
* 商品名:Pazulette(パズレッタ)
* 発売日(先行):2025年5月11日
* 発売日(一般):2025年5月19日
* 価格:770円(税込)
* 販売方法(先行):イベント会場、旭屋書店(イベント当日から1週間程度)
* 販売方法(一般):archshopECサイト等
* セット内容:パズル型便箋、封筒(宛名封筒付き)、組み合わせ用シール、説明書


■イベント概要
* 日程:5月11日(日)
* 場所:三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園1階バタフライコート
* イベントでの展示やワークショップ、特典情報
・イベント限定価格¥660(内容→Pazulette、110円切手)
・イベント当日のみの消印(小型印)を発行
・特設ポスト設置
・手紙を書いて渡すまでのプロセスを体験
・手紙の書き方を講師や大学生の指導の下で学べるワークショップ
・スタンプやシーリングスタンプなど手紙を装飾することができるワークショップ
・Sカレや、学生の開発チーム「heartぴーす」の活動記録をパネル設置
・手紙に関するパネルを設置
* 参加方法や参加対象
・事前予約無し、当日受付
・対象年齢なし(親子での参加可能)
* イベント目的
・手紙を書くことの楽しさを知ってもらう
・紙離れの世代に紙製品への興味を持ってもらえるように
・Pazuletteを多くの方に知ってもらう
・母の日に合わせ、子供から母に、日ごろの感謝を伝える機会を創出
■大阪書籍印刷株式会社概要 https://www.os-in.com/
社名:大阪書籍印刷株式会社
所在地:〒555-0044 大阪市西淀川区百島1-3-78
資本金:1,000万円
代表者:代表取締役 成田 節夫
創業:1909年9月
設立:2008年2月
従業員数:20名
事業内容
書籍・チラシ・パンフレットの編集・デザイン・DTP
電子書籍、印刷・製本・加工、配送、在庫管理
電子カタログ・WEB制作、ノベルティ制作
■大阪書籍印刷公式X(旧twitter) https://twitter.com/osin_jp
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