特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟
身体で生きるすべての人をエンパワー!
特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟は、より多くの方に団体の多面的な魅力を伝えるため、デザインの力で刷新した新ビジュアルを制作しました。本日(4/21)の「創造性とイノベーションの世界デー」に、その完成をお知らせいたします。この新しいビジュアルは、従来のイメージにとらわれず、選手の持つ力強さだけでなく、内面の輝きや競技の奥深さを表現することを目指しています。
※4/21「創造性とイノベーションの世界デー」は、「持続可能な開発」の実施や問題解決における創造性とイノベーションの役割についての意識を高めるための日として2017年4月の国連総会にて制定されました。

互いの得意を持ち寄る
当団体では、インクルーシブとは「互いの得意を持ち寄ること」と定義して活動をしており、お互いの得意でコラボをすることで持続的な成長ができる共生社会の実現を目指しています。
これまで当団体には「重いものを持ち上げる力強さや筋肉のイメージだけが先行している、もっと多くの人に多面的な魅力があることを伝えたい」 という課題がありました。
それをアートディレクション・コピーライティング・撮影の3つのクリエイティブ分野からデザインの力で解決するためのコラボレーションを実施し新ビジュアルが完成しました。背景はバーベルの写真を使って表現。自己最高記録に向かって上に押し上げる強い気持ちを表現しています。
新ビジュアルは、今年度よりウェブサイトをはじめ、当団体の活動に関する様々なメディアで使用していく予定です。



ビジュアル撮影に協力いただいたのは、義足の樋口健太郎選手、車いすユーザの桐生寛子選手の2選手。視覚的に競技性が伝わりやすいということで、試技時に義足を外すスタイルの樋口健太郎選手をメインビジュアルとしました。


コメント

樋口 健太郎 選手
「撮影時は絶好調で、練習で挙げた事が無い重量にも挑戦しました。撮影現場の雰囲気がとても良く、最高でした。出来上がりはカラフルでインパクトが強くて感動です。この新ビジュアルや、実際の私の試技から一人でも多くの方にパワーを届けられたらと思います」
桐生 寛子 選手
「素敵な新ビジュアルが完成し、嬉しく思います。パラ・パワーリフティングの魅力がたくさんの人に伝わることを願います。今年は世界選手権が開催されます。私の体に眠っている最高記録を、世界選手権で発揮したいと思います」

デザイン:石田沙綾子氏 コメント
「一瞬で消費されるようなものではなく、パラパワーの揺るがぬ価値といったブランドに寄与する「まじりっけのない」ものを目指し、文化的でカラフル、均整がとれ美しいという新しい側面を押し出しました。スポーツが苦手な私ですが、シンプルな中に予想外の魅力や新しい発見がある奥深い競技で、いつもアイデアと勇気をもらっています。大会の翌週はいつもよりやる気が満ちています」
コピー:吉村優作氏 コメント
「開かれた競技性にふさわしく、パラパワーの競技者にも、そうでない人にもまっすぐ届くような言葉を作成しました。この競技は、シンプルに力の強さを競う競技です。だからこそ、ぶれることなく選手の人生が現れる。しかも文字通り、一瞬にです。そこに何か神々しいものを感じるのは、私だけではないはずです」
「身体で生きるすべての人をエンパワー」
新ビジュアルとコピーには「身体で生きるすべての人をエンパワー」するという想いを込めています。選手の活躍を通して、支えてくださる皆さんを元気づける存在であることを自覚し、バーベルだけでなく、多くの方の気持ちやモチベーションを「上げる」ことができる、エンパワーする力を社会に役立ててまいります。
撮影秘話
ビジュアル撮影時に、樋口選手が日本新記録にあたる195Kgに挑戦し成功。撮影現場が歓声とため息の混じる感動に包まれました。 YouTubeショート動画
当団体は、この新ビジュアルの公開と合わせて、2025年度の強化指定選手20名を発表しました。
プレスリリース:2025年度 強化指定選手20名決定 ~ 5月10日~11日の京都合宿より強化活動を開始
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