東京パワーテクノロジー株式会社
エネルギー事業を中心に幅広い事業を展開する東京パワーテクノロジー株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:塩川和幸、以下当社)は、かねてより D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)推進の一環として、デフアスリートを採用してまいりました。
この度、当社所属のデフ(聴覚障がい)アスリート門脇 翠(かどわき みどり)選手(デフ陸上100m/200m)が、埼玉県の次世代を担うトップアスリートとして、国内主要大会や国際大会等に万全の状態で挑戦できるよう体制整備・強化活動の支援対象「プラチナアスリート(シャイン部門)」の強化指定選手に認定されました。
門脇選手は2023年までデフ陸上競会の理事や副会長を務め、現在も自身の競技はもちろん、講演会や手話教室、ダイバーシティのイベント参加など、積極的にD&I推進に取り組んでおります。
今後の門脇選手の競技スケジュールや結果、登壇・イベント参加等のニュースは、当社アスリートサイトにてお伝えしていく予定です。
当社アスリートサイトURL:https://www.tokyo-pt-recruit.jp/athlete

<プラチナアスリートとは>
プラチナアスリート強化支援事業
埼玉県が取り組んでいる、国際大会や国内主要大会において活躍する県ゆかりの選手を輩出するため、強化指定選手を選考し、スポーツ科学の知見に基づく強化等の支援を行い本県の競技力向上を図る事業。
【シャイン部門】
パラリンピック・デフリンピック等の国際大会で活躍が期待できる埼玉県にゆかりのある選手25人を強化指定選手として認定
<支援内容>
・スポーツ科学に基づく支援(専門的機器を用いた身体能力測定及び分析・スポーツ科学の専門的知見を有する専門スタッフによる個別指導、相談)
<対象>
・県内に在住、在勤又は在学している、県内に主な活動拠点を有する又は県内の中学校、高等学校、特別支援学校、大学を卒業した者
・日本パラリンピック委員会加盟競技団体若しくは一般財団法人全日本ろうあ連盟関係団体又は県内競技団体等の推薦を受けた者

デフアスリート
門脇 翠 選手 プロフィール
競技種目 陸上(デフ陸上100m/200m )
出身
埼玉県さいたま市
出身校
埼玉県立蕨高等学校ー東洋大学
ー筑波大学大学院
障がい
聴覚障がい(先天性、重度)
2歳で原因不明の “感⾳性難聴” と認定を受け、両⽿に補聴器を装⽤。右⽿105dB、左⽿103dBと、補聴器が使えるギリギリの聴力レベル。
障がいを抱えながらもインテグレーションし、小学校時代のほとんどをインドネシアの日本人学校で過ごす。帰国後、中学校の部活動から陸上競技を始めて大学時代にデフ(聴覚障がい)陸上競技の⽇本代表に選出されたことをきっかけに⼿話を習得。大学院修了後は、筑波技術大学で研究助手を2年務めた後、2019年に石川県に移住し2023年夏までの4年と少し、総合型福祉施設にて障がい者の就労支援、リハビリ、運動指導に従事。
2017年のデフリンピックの代表落選後、一般社団法人日本デフ陸上競技協会の理事(2017~2021年)、副会長(2021~2023年)を務め、デフ陸上競技を通じた社会貢献活動に取り組む。
現在は2025年に東京で開催されるデフリンピックへの出場を⽬指して活動中。 当社の業務とトレーニングを並⾏しながら、外部講演やイベント出演などの啓発活動を積極的に⾏っている。

