社会福祉法人博愛会
高齢者施設で“非日常の食事体験”を実現|大分県・竹田の南山荘×地元ホテルが地域連携イベント開催
社会福祉法人博愛会が運営する養護老人ホーム「久住高原南山荘」(大分県竹田市)は、施設開設10周年の節目にあわせ、地元の人気リゾートホテル「レゾネイトクラブくじゅう」と協力し、入居者の皆さまに“ホテルのような非日常”を体感できる特別な食事イベントを3月28日のディナーに開催しました。
「高齢者施設だからこそ、日々の暮らしに豊かな彩りを」――地域との連携から生まれたこの取り組みが、福祉と地域が共につくる新たな価値を示しています。
■ 南山荘、開設10周年。これからの「憩いの場」を目指して
大分県竹田市に位置する「久住高原南山荘」は、今年で開設10周年を迎えました。久住の自然に包まれながら、入居者一人ひとりの尊厳を大切にした安心の暮らしを提供してきた南山荘では、これからの10年に向けて「心に残る時間」を大切にした取り組みをスタート。今回、その第一弾として「特別な食の時間」をテーマにした企画が立ち上がりました。
■ 地元ホテルと連携し“本物の味”をお届け
南山荘の食事は、同一法人の給食センター「パルクラブ」から毎日届く栄養バランスの整った安心・安全なものです。しかし今回はそこに“非日常のひととき”を加えるべく、久住の人気リゾートホテル「レゾネイトクラブくじゅう」のシェフと連携。施設にいながら、まるでホテルのレストランで味わうような本格的な料理の提供を目指しました。

■ 打ち合わせは4回以上。シェフのこだわりが光る一皿
このプロジェクトでは、4回にわたる打ち合わせと2回の現地訪問を通じて、レゾネイトクラブくじゅうのシェフが直接アドバイスを実施。彩りや香り、食感に至るまで細かな工夫が重ねられました。たとえば大根なますには柚子の皮を添え、目でも香りでも春を感じられるように演出。試作を重ねて完成した特別メニューに入居者の皆さんからは大きな歓声があがりました。

■ 当日の特別メニュー
・お赤飯
・大根なます(柚子風味)
・さしみ
・天ぷら(舞茸、南瓜)
・ステーキ
・菜の花のお浸し
・蒸し卵のあんかけ
・桜大根
・抹茶ババロア
・お吸い物
・ジュース

■ 「地域とつながる福祉」の形をこれからも
今回の取り組みは、食事の楽しさを再発見するだけでなく、地域との連携によって福祉施設の可能性を広げる試みでもあります。今後も南山荘では、地元企業・団体と共に、暮らしの中に感動や喜びを生み出す活動を継続していく予定です。

【社会福祉法人博愛会 法人概要】
【法人名】社会福祉法人博愛会
【所在地】大分県大分市野田759番地1
【連絡先】TEL:097-586-6121 FAX:097-586-6115
【代表者】釘宮卓司
【従業員数】300名
【ホームページ】http://hakuai-oita.com/
【公式YouTube】https://youtube.com/channel/UCq53nKx4Q-8cACmAh9HE68w?feature=shared
【事業内容】
「社会福祉法人博愛会」は昭和27 年に設⽴された創立75年目の法人です。
設⽴当初から現在に⾄るまで、障害者の社会参加を目的として福祉・農業・⽣産品加⼯・観光産業を融合させた六次産業化を推進しています。
大分県立美術館のカフェ「カフェ・シャリテ」「府内のおうどん」おしゃれな牡蠣小屋「キツキテラス」「野遊び浜キャンプ場」など知的障害の方の就労支援や夢を叶える入所支援などワンストップで行っています。「日本一やさしい社会福祉法人」を目指して魅力的なサービスを提供することで障害者の方の生きがい創出や、雇用を増やし続けています。