SEQSENSE株式会社
SEQSENSE株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:中村 壮一郎、以下SEQSENSE)は、ALSOK東京株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:熊﨑 善夫)の協力・運用のもと、2025年4月1日(火)より「東京オペラシティビル」にて、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格稼働を開始いたしました。

SEQSENSEは「世界を変えない。」というミッションを掲げ、深刻化する働き手不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っています。
現在は自律移動型警備ロボット「SQ-2」を中心にサービスを提供しており、2019年のローンチ以降、日本全国でロボットを導入し、警備現場での実績を重ねています。
東京オペラシティでは、警備業務の効率化と高度化を両立させるため、 SQ-2を導入いたしました。日中・夜間の巡回警備や立哨業務、各種案内 にSQ-2を活用することで、警備員の負担軽減と施設全体の警備体制強化に寄与します。
【SQ-2が担う警備業務】
■巡回
東京オペラシティビルでは、警備員が操作用パソコンから任意のタイミングで巡回開始を指示し、SQ-2が指定されたポイントを自律的に移動して巡回を行います。
巡回範囲は、商業フロアや半屋外エリアを含む地下1階から3階までです。
今回導入されたSQ-2は半屋外での運用に対応しており、石畳の屋外スペースであるサンクンガーデンや、東京オペラシティビルと新国立劇場をつなぐ半屋外空間であるガレリアなども巡回します。
また、夜間には建物外構部の巡回を行い、異常発生時の迅速な発見や不審者に対する抑止効果が期待できます。夜間の外構部巡回にSQ-2が活用されるのは東京オペラシティビルが初の試みであり、人とロボットの巡回を組み合わせることで、より高度で効率的な警備体制を実現します。
今回、SEQSENSEは警察当局との協議を重ね、SQ-2の自律走行性能について厳格な審査を受けました。その結果、警察当局によって公道性が高いと認定された外構部(有効空地)においても自律走行が認可されました。これまで以上に広範囲な警備が可能となり、施設全体の安全性を向上させることが期待できます。

■立哨
SQ-2は朝の出勤時間帯にオフィスフロアのエレベーターホールで立哨を行います。
また、SQ-2には、人が近づいてきたことを検知し、事前に設定した音声アナウンスを再生する「声かけ再生」機能が搭載されています。この機能を利用し、朝の出勤時間帯にエレベーター利用列形成を促し、スムーズな乗降を誘導します。
今後もSEQSENSEは働き手不足や生産年齢人口の減少といった社会課題への解決策として、実務利用できるロボットの社会実装を進めてまいります。
【警備ロボット「SQ-2シリーズ」について】
SQ-2は、3次元センサー技術・自己位置推定アルゴリズム・リアルタイム経路計画アルゴリズムなど高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボットです。
独自の3DLiDARを搭載しており、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、歩行者をはじめとした動体検知、環境の変化を検出することが可能です。
立哨・巡回・来館者対応といった警備業務の全面的あるいは部分的な代替を行うことで、施設の管理コスト削減に貢献します。
さらに、SQ-2は定期的な遠隔アップデートにより、新機能の実装や不具合解消を行うため、常に最新の状態でご利用いただけます。

◇東京オペラシティビル株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー7階
代表者:長島 誠
URL:https://www.tokyooperacity.co.jp
◇ALSOK東京株式会社
所在地:東京都千代田区大手町1-3-1 JAビル 5F
代表者:熊﨑 善夫
URL:https://www.tokyo.alsok.co.jp
◇SEQSENSE株式会社
所在地:東京都中央区明石町6-4ニチレイ明石町ビル 5階
創 業:2016年10月3日
代表者:中村 壮一郎
事業内容:自律移動型ロボット及びその関連製品の開発
◇本件に関するお問い合わせ先
SEQSENSE株式会社 営業部 担当:金、宮地
Tel:03(6625)5313
Mail:staff@seqsense.com