ない株式会社
京都の女将が自転車で行脚して100人と“菖蒲100本ノック”
「つまらない」「みっともない」など、あらゆる「ない」からコンテンツの企画・制作を行う「ない株式会社」(所在地:大阪市淀川区、代表:岡シャニカマ)と京都のデザイン会社「株式会社CHAHANG」(所在地:京都市中京区、代表:加納寛)は、5月5日「端午の節句」において伝統行事「菖蒲打ち」を広める巡業型イベント「京都100本菖蒲」を京都市にて開催いたします。当イベントでは毎年「菖蒲打ち」の体験イベントを開催している京扇子屋の女将・大西里枝氏と共に、市内5箇所の会場を自転車で行脚。各地で合計100名の参加者と菖蒲打ちをすることで、失われつつある当行事の文化継承を目的としています。

イベント概要
● イベント名:京都100本菖蒲
● 料金:無料 ※「いけずコースター5枚セット」のお土産付き
● 開催日:2025年5月5日(月) 「端午の節句」
● 参加人数:最大100名(20名×5箇所)
● 会場 10時回:京扇子 大西常商店(京都府京都市下京区本燈籠町23 松原通 高倉西入)
11時回:若林佛具製作所(京都府京都市下京区七条通新町東入西境町147)
13時回:もり本社ビル(京都府京都市中京区西ノ京桑原町9-2)
14時回:和田利工業(京都府京都市右京区太秦安井辻ノ内町10)
15時回:鳴海餅本店(京都府京都市上京区下立売通堀川西入西橋詰町283番地)
● チケット:https://100-shoubu.peatix.com ※先着100名さま
「菖蒲打ち」の文化継承者を増やす“巡業型イベント”
菖蒲打ちとは、端午の節句に男の子たちが菖蒲の葉を編んで縄状にし、地面に勢いよくたたきつけて遊んだ日本の伝統的な風習です。大きな音が出た方が勝ち、またはちぎれた方が負けとされ、音と勝負を楽しみながら邪気払いや悪魔封じを祈願します。

大西里枝氏はかつてから日本古来の伝統行事を広めるためにSNSでの発信やイベント企画を行っており、2017年から「菖蒲打ち」を参加型イベントとして店前で開催してきました。2023年からXでの投稿が659万回表示され、翌年は810万回と徐々に世間の注目を集めています。


一方で実際に当行事を後世に残していくには、大西氏以外の方にもご家庭や職場で菖蒲を打ち付け、文化を自分ごととして体感してもらう必要があります。そこで今年は大西氏と共に文化継承を担える方を増やすべく、より多くの方に菖蒲打ちを体験いただける巡業型イベントとして開催いたします。
イベント内容
各会場ではまず大西氏から「菖蒲打ち」に関する簡単な解説をした後、お手本としての実演を行います。女将が一心不乱に勝負を叩きつける模様は撮影、およびSNSアップしていただいても構いません。


お手本の後は実際に参加者の方へ「菖蒲打ち」を体験していただき、終了後は参加者全員にお土産として大西氏をモデルに制作した「いけずコースター5枚セット」を差し上げます。

当日は午前10時の大西常商店からスタートし、15時までの間に京都市内の指定会場を5つ自転車で巡る予定です。

関係者メッセージ

菖蒲打ち係:大西常商店 4代目女将 大西里枝
菖蒲を打ち付ける半狂乱の着物姿が話題になり、はや二年の月日が経ちました。本来は、巡りゆく季節の節目である節句を祝い、厄を祓うための行事です。今年は会社を飛び出して、菖蒲打ちをさせていただく事になりました。京都で事業をされている皆さんに、場所提供のご協力いただきますこと深く感謝申し上げます。私の肩が耐えられるか大変心配ですが、当日に向けて肩強化の筋トレに励みたいと思います。多くの皆様と節句をお祝いできることを楽しみにしております。

イベント会場提供:株式会社鳴海餅本店 取締役 鳴海力哉
今回、会場を提供させて頂きます。鳴海餅本店の鳴海でございます。最初、大西さんから「菖蒲打ちの巡業をしたい」と連絡を頂いたときは、「またなんか、新手の”いけず”を言われてんのかな?」と身構えましたが、よくよく聞いてみますと、ほんまに「菖蒲打ちの巡業」をおやりになるとのことで、弊社も季節の行事や節句のお菓子をお作りさせて頂いていることから「おもしろそうなんで参加しますw」という話になりました。京都でもこうした古風な行事の存在感が薄れて久しいですが、ぜひ多くの方に楽しんで頂き、文化継承のきっかけになれば幸いです。
【ない株式会社】
会 社 名:ない株式会社
所 在 地:大阪府大阪市淀川区十三本町1-16-19
設 立:2023年7月
資 本 金:710,000円
代表取締役:岡シャニカマ
事 業 内 容:「ない」から考えられたコンテンツ企画・制作
ホームページ:https://71inc.jp/
問い合わせ:info@71inc.jp
【株式会社CHAHANG】
会 社 名:株式会社CHAHANG
所 在 地:京都市中京区醒ヶ井六角下る越後突抜町300-1
設 立:2023年12月
代表取締役:加納寛
事 業 内 容:あらゆるデザイン、アートディレクションなど
ホームページ :https://chahang.jp/
問い合わせ:info@chahang.jp
参考資料①
いけずな言い回しでマナー啓発「裏がある京都人のいけずステッカー」
2023年11月3日文化の日に京都の「いけず文化」をお土産にした「裏がある京都人のいけずステッカー」を京都府の各店舗にて販売開始しました。当商品は「いけず」が持つ「言いづらいことを遠回しに伝える」という特性を活かし、洛外の方が言えずじまいな本音を京都人に代弁させることが可能です。

⚪︎日常生活で使える4種類のラインナップ
当商品は「トイレ」「玄関」「食卓」「ポスト」という4つの場面において、「立って小便をしないでください」や「汚れた格好で家にあがらないでください」など、なかなか他人に言いづらい『お願い』を京都人に代弁させることが可能です。

⚪︎言葉からモデルまで「いけずの産地直送」
ステッカー表面の「いけず」な言い回しは京都人11名が参加した「いけず座談会」で生まれたものを採用。モデルには京都で老舗の扇子屋を営む「大西常商店」の4代目女将であり、変顔を得意とする大西里枝氏を起用しました。
参考資料②
京都人になりきっていけずが言える「京都人狼」
2024年7月30日に京都の「いけず文化」をたしなむためのボードゲーム「京都人狼」を京都府の各店舗やECサイトにて販売開始しました。当商品では「いけず」を言う機会が少ない洛外の方でも、京都人になりきって「いけず」を言ってみることで、その面白さや奥深さを体感していただけます。

⚪︎すべていけずに聞こえる「京ことば縛り」
参加者で「京都人」の役割になった人は絶対に「京ことば」をマネして話すのがルールです。そのため素直に「お召し物がよろしおすなあ(服がオシャレですね)」と褒めるだけで、なぜかいけずに聞こえてしまいます。

⚪︎いけずに敏感な「滋賀人」を入れた応用編
当商品には「滋賀人」を入れた応用編も用意されています。彼らは京都人のいけずを聞く機会が多く、甲賀忍者の血が流れているため「いけずに敏感」という設定のもと、ゲーム開始前に京都人1名の役割を盗み見ることが可能です。