ジャパンホームシールド株式会社
戸建住宅の地盤調査実績No.1のジャパンホームシールド株式会社*1(所在地:東京都墨田区、代表取締役社長:勅使河原隆巳)は、住所などの位置情報を入力するだけでAIが地盤情報を予測する新サービス「地盤サポートマップPro2(プロツー)」の提供を開始します。

背景
近年、不動産・住宅業界では新築着工数の減少や深刻な人手不足が課題となっており、企業の持続的な成長を実現するためには、データやAIを活用したDXの推進が不可欠です。
ジャパンホームシールドは住宅事業者のニーズに応え、建築前に地盤情報を予測できる「地盤AI推論モデル」を2024年に開発し、AIモデルの精度向上と空間データの充実に取り組んできました。
2025年3月には特許を取得し、このたび地盤AI推論モデルを搭載した住宅事業者向けサービスとして「地盤サポートマップPro2」の提供を開始しました。
「地盤サポートマップPro2」で予測できる5つの項目
1. 地盤の強さ
住宅(2~3階建て)を建築する際の地盤改良の要否
2. 軟弱層(腐植土)の有無
不同沈下の大きな原因となる軟弱な腐植土が存在する可能性
3. 地盤改良工法
地盤改良工事が必要となった場合の工事の工法
4. 地盤改良工事の概算費用
地盤改良工事を行った際にかかる概算の費用
5. 地盤調査結果(SWS試験)
地盤調査結果を予測・生成し、改良杭などを施工する際に必要な硬い支持層の深度
AIが地盤調査(SWS試験)結果を予測し、解析する
「地盤サポートマップPro2」は、住所などの位置情報を入力するだけで、地盤の強さや腐植土の有無、さらに地盤改良工法や改良工事概算費用などの地盤情報をAIが予測し、わずか1~3分でレポートを出力するサービスです。
最大の特長はAIが地盤調査結果(SWS試験)を予測し、解析まで行うことです。
実際に地盤調査を行っていない場所や行えない場所でも、位置情報だけで地盤調査結果が予測可能なため、ご利用いただいたお客様からは「建設予定地の近隣に地盤調査データがない際にも参考になって助かる」との声をいただいています。
AIが予測した解析結果は、ベテランの地盤技術者の判断と比較して、約80%という高い精度を示しました。
当社がこれまで手がけてきた240万棟を超える地盤調査実績と解析ノウハウをベースに、地盤技術者が自らAI精度の向上を図ったことで、高精度かつ高レスポンスなサービスを実現することができました。
「地盤サポートマップPro2」の活用方法は多岐に渡り、注文住宅業者には住宅の概算見積りのサポートや営業のコミュニケーションツールとして、分譲住宅業者には土地仕入れの判断材料やプレゼン資料としてなど、さまざまな場面で活用いただけます。
今後もAI予測結果の検証や空間データの充実、AIモデルの精度の向上に努め、さらなるサービスの向上を目指します。
*1地盤調査実績№1:日本国内の新築着工[木造(持家・分譲),プレハブ(鉄骨・鉄筋コンクリ造)]における2022年度地盤解析実績件数において(自社調べ・2023年9月時点)

ジャパンホームシールド株式会社
東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア17F
経営企画部 伊藤 TEL.03-5624-1545
コーポレートサイト:https://www.j-shield.co.jp/