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【抄訳】Hitachi Vantaraは、2024年度のサステナビリティレポートを発表。ESGと環境イノベーションへの継続的な取り組みを示す

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日立ヴァンタラ株式会社

第2版となる本年次報告書では、持続可能性、製品のイノベーション、顧客満足度の向上における継続的な取り組みにハイライト

本件は、米国東部標準時間において、4月22日(火)午前8:55(日本時間4月22日(火)午後10:55)に発表したリリースの抄訳版です

 株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるHitachi Vantara LLC(以下、Hitachi Vantara)は、2024年度のサステナビリティレポートを発表しました。これは、ESGの進捗状況と透明性に関する年次報告書の第2版となります。昨年の初版を基に、今年はHitachi Vantaraのサステナビリティに関する進捗状況を概説し、エネルギー効率の高いインフラの進化、二酸化炭素排出量の削減、企業の社会的責任に重点を置いています。また、2024年度の主な成果として、複数のストレージソリューションのENERGY STAR®認証の取得、グローバルな温室効果ガス(GHG)管理の拡大、エネルギーと炭素の使用状況を追跡するお客さまを支援する新しいサステナビリティ・ツールなどを紹介しています。

Hitachi Vantaraの持続可能性への取り組みに関する詳細についてはこちらをご覧ください(英語サイト):http://www.hitachivantara.com/sustainability

 企業がAIやデータ集約型ワークロードへの依存度を高めるにつれ、電力需要は増加の一途をたどり、エネルギーコストの上昇と環境影響の増大につながっています。2024年の米国エネルギー省の報告書*1によると、データセンターは昨年、米国の電力の4%を消費しており、2028年までに12%に達する可能性があると予想されています。この課題に対処するためには、エネルギーコストと二酸化炭素排出量を抑えながら、増大するデータ需要を管理できるよう、パフォーマンスと効率のバランスを取るソリューションが必要です。新しいレポートでは、Hitachi Vantaraが環境への影響を低減するだけでなく、お客さまの測定可能なコスト削減を実現する、エネルギー効率の高いインフラを提供することで、このような課題にどう取り組んでいるかを紹介しています。

 Hitachi Vantara最高経営責任者(CEO)のシーラ・ローラ(Sheila Rohra)は、「サステナビリティレポートを発行してからの進歩を誇りに思いますが、これで終わりではありません。私たちは、特にデータセンターにおいて、持続可能性がイノベーションの主要な推進力となり、ビジネスの差別化要因となり得ることに焦点を当てています。二酸化炭素排出量の削減から、企業のエネルギー削減、業務効率の向上、より幅広い持続可能性目標の達成まで、さまざまな面で貢献します。」と述べています。

レポートの主なハイライト

  • ENERGY STAR 認証で上位ランクを獲得:複数のHitachi Vantaraストレージソリューションが、業界をリードするパフォーマンスとエネルギー効率が評価されENERGY STAR認証を取得しました。Hitachi Vantaraは、ENERGY STAR NVSS Disk Online 4部門*2で最もエネルギー効率の高いストレージシステムの上位2位を占めており、そのうちの1つであるHitachi Virtual Storage Platform One Block(以下、VSP One Block)は最高位を獲得しています*3。

  • 太陽光発電による物流センター:オランダにあるHitachi Vantaraの最新の太陽光発電物流センターは、消費電力の約30%を敷地内の太陽光発電で賄っています。残りの電力は、検証済みのエネルギー属性証書(EAC)を通じて調達され 、同センターの運営は完全に再生可能エネルギーによって賄われています。

  • リサイクル素材:現在、Hitachi VantaraのVSP One BlockとVSP One Fileのベゼルに使用されている素材は重量当たり40%の再生プラスチックが使用されています。これらの難燃性ベゼルは厳しい安全基準を満たしているため、火災の影響を軽減できます。Hitachi Vantaraは、ドライブキャニスター、バイオマス由来部品、継続的なITリソースのリサイクルにおける、リサイクル素材の使用拡大を通じて、2030年度までに製品におけるリサイクル素材の割合を50%*4に引き上げる目標を掲げています。

  • エネルギー消費と管理:2024年度のHitachi Vantaraのエネルギー消費量は78,211MWhで、そのうち90%が系統電力、35%が太陽光や風力などの再生可能エネルギーによるものでした。特に、2024年にデンバーのデータセンターにおいて、物理的レイアウトの最適化、インフラの統合、空気の流れの改善を行った結果、エネルギー消費量が50%削減され、電力使用効率(PUE)が1.6から1.3に改善されました。これは、Hitachi Vantaraの運用における省エネルギーへの取り組みの効果を実証しています。

  • カーボンニュートラルと持続可能性の目標:Hitachi Vantaraは、2030年度までにスコープ1およびスコープ2*5の排出量について、カーボンニュートラルを達成することを約束しています。また、2050年度までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成するという目標も掲げています。

 また、Hitachi Vantaraのサステナビリティへの取り組みは自社の事業にとどまりません。製品とソリューションの設計を通じて、エンタープライズのお客さまとデータセンターの事業者が、二酸化炭素の排出量を削減しながら、運用コストを低減することを支援しています。最近の具体例は、以下の通りです。

  • La Molisana社(イタリア):イタリア有数のパスタメーカーであるLa Molisana社は、VSP One Blockを導入した結果、エネルギー消費量を30%削減し、応答時間におけるストレージ性能を2.5倍に改善しました。これにより、グローバルな事業拡大と持続可能性の目標達成をサポートしました。

  • Malayala Manorama社(インド):大手メディア企業であるMalayala Manorama社は、Hitachi Vantaraが提供する新しい低レイテンシーのインフラストラクチャの導入により、ラックスペースを66%削減し、電力と冷却コストを70%削減しました。

  • Elisa Eesti社(エストニア):エストニア最大手の通信事業者であるElisa Eesti社は、Hitachi VantaraのVirtual Storage Platform (VSP)を導入してデータインフラストラクチャを近代化し、エネルギー効率を3倍に高め、二酸化炭素排出量を大幅に削減しました。

 La Molisana社のCIO、マウリツィオ・マイオ(Maurizio Maio)氏は、「VSP One Blockを選択する上で、持続可能性は重要な要素でした。当社のデータセンターのエネルギー消費量は、製造業務に比べると比較的少ないですが、環境に優しいITソリューションの導入には熱心に取り組んでいます。エネルギー効率に優れたVSP One Blockは、当社のビジョンに完璧に一致しています。」と述べています。

 Hitachi Vantaraのサステナビリティへの取り組みに関する詳細および2024年度サステナビリティレポートの全文は、こちらをご覧ください:https://www.hitachivantara.com/sustainability

*1 DOE Releases New Report Evaluating Increase in Electricity Demand from Data Centers(英語サイト)

*2 ENERGY STAR Certified Data Center Storage (英語サイト)

*3 2025年4月23日時点の情報。

*4 製品に使用されている再生材に代替可能なプラスチック(質量)を母数とした時の再生材の割合。

*5 スコープ1は自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出、スコープ2は自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出。

関連リンク

商標注記

記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。

Hitachi Vantara LLCについて

Hitachi Vantara LLC は、データを活用してイノベーションを推進し、新たな変革をもたらします。日立製作所の 100%子会社である Hitachi Vantara LLC は、世界をリードするイノベーターに対し信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、お客さまが持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートします。

詳しくは、Hitachi Vantaraのウェブサイト(https://www.hitachivantara.com/)をご覧ください。

日立製作所について

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。

詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

お問い合わせ先    

日立ヴァンタラ株式会社マーケティングコミュニケーション部     

https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hitachivantara/site-inq/form.jsp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月23日 11時00分)

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