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Relic、博報堂、インダストリー・ワン、3社共同で産業横断型イノベーション共創コンソーシアム活動を開始

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Relic

オープンイノベーションデットを契機とした産業横断型イノベーションの推進

 株式会社Relic(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:北嶋 貴朗)、株式会社インダストリー・ワン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:遠藤 翼、三菱商事100%出資)、株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉 健司)の3社は、このたび共同で産業横断型イノベーション共創コンソーシアム活動を開始したことをお知らせします。

 なお、本件はRelicが独自開発した、包括的な業務提携・協業と私募ハイブリッド社債引受けを組み合わせた新たなオープンイノベーション手法である「オープンイノベーションデット」への参画を契機として組成されたものであり、各企業の持つ経営資源や技術力を融合させ、産業の垣根を越えたイノベーション創出を目指す取り組みです。

目次

■設立の経緯

 近年、世界経済の変動やデジタル技術の進化により、従来の業界単独の成長戦略では持続的な競争優位性を確保することが困難になっています。特に、日本国内ではDXの遅れによる年間12兆円の経済損失が予測されている2025年の崖をはじめ(注1)、業界を超えた企業間の連携が急務とされています。

 また、日本政府は150兆円規模の民間資本動員を計画する(注2)GXやデジタル領域では、大企業同士が単独でリスクを取るのではなく、共同で新規事業を創出する動きが加速しており、異業種連携の重要性が高まっています。さらに、経済産業省の調査では、外国企業と日本企業の協業連携がオープンイノベーションを促進し、新たなビジネスモデルや技術革新を生み出している事例が報告(注3)されており、企業間協業は新規事業開発の主要な成長ドライバーとなりつつあります。

 このような背景から、異業種の大企業が持つ経営資源や技術力を統合し、新たな市場創造と社会課題の解決を推進する「産業横断型イノベーション共創」の枠組みとして本コンソーシアムを発足しました。

 本コンソーシアムは、株式会社Relicが開発した、包括的な業務提携・協業と私募ハイブリッド社債引受けを組み合わせた新たなオープンイノベーション手法「オープンイノベーションデット」への参画企業により組成するものです。

■目的と狙い

 本コンソーシアムは、産業の垣根を越えたイノベーション創出のためのハブ機能を担い、新たな事業機会の発掘と実現を目指します。従来の業界内の枠組みにとらわれず、企業の持つ経営資源や技術力を相互に活用しながら、各産業の変革とDX推進を支援し、異業種間の協業を加速させます。

 コンソーシアムを発足したRelicは、イノベーション共創インフラとして、コンソーシアムの運営と各種メリットの提供、加盟企業との共同事業/JV創出、加盟企業同士の連携・オープンイノベーションを主導します。一方で、今後新たに参画する企業においては、必ずしも同様の業界横断機能を持つことを前提とはせず、それぞれの強みやリソースを活かした多様な関わり方を可能とします。

 活動については単なるネットワークの拡大にとどまらず、参加企業同士の連携により、実証実験や事業開発へ積極的に取り組みます。また、新規事業開発の専門性と実行力を兼ね備えたRelicがプラットフォーマーとしての役割を担いながら、各企業と密接に連携し、実践的な共創プロジェクトを推進していきます。 

■主な活動内容

  • イノベーション創出の機会となり得る社会課題や市場の探索・発見

    Relicのイノベーションデータベースと参画企業のアセットを掛け合わせ、新たな事業創出につながる社会課題や市場ニーズを特定し、産業横断型のイノベーション創出を促進します。

  • 具体的な事業構想の立案と実行、エコシステムの構築

    産業や領域を超えた提携・出資・M&Aなどのオープンイノベーションを推進し、スタートアップや大企業、大学・自治体等とのネットワークを構築。Relicの知見を活かし、産業横断型のスタートアップスタジオの共同運営にも取り組みます。

  • 最先端技術やディープテックの研究/開発と社会実装

    AIやディープテックなどの重点分野で共同研究・開発と社会実装を推進。国際的に競争力を持ちうる技術の選定・育成を行い、Relicのネットワークを活かした産学官金連携のハブ機能を担います。

  • 事業開発やDXの支援・共創の加速

    RelicのBTC組織(注4)や蓄積されたノウハウ・データベースを活用し、参画企業の事業開発やDXを支援。企業間の協業・ビジネスマッチングを促進し、共創を実践に繋げます。

  • 人的資本を中心としたイノベーションキャピタルの蓄積/拡大と発信

    企業間の協業・人材交流を促進し、イノベーター人材を育成します。Relicが横断でノウハウやナレッジ/事例の体系化/形式知化を行い、コンソーシアムに蓄積・開放します。

■参画企業と役割

・株式会社Relic

 4,000社20,000件以上の支援実績から培った新規事業開発やイノベーション創出の専門知見や独自のプロダクトやデータベースと、新規事業に特化したBTC組織(注4)とトータルソリューション、非上場企業ならではの機動力により、コンソーシアム参加企業の持つ技術・アセットを事業化するプロセスを設計し、迅速な事業展開を実現します。

・株式会社インダストリー・ワン

 インダストリー・ワンは、「DXの社会実装をリードする」というビジョンのもと、三菱商事のデジタル事業を担う中核企業として、多彩な事業領域で培ったDX支援の実績を活かし、事業成長の加速と日本企業の競争力強化を推進します。

・株式会社博報堂

 博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」、培ってきたクリエイティビティ、マーケティング力を活かして、事業検証と市場適応の精度を高め、新規事業を推進します。

■今後の展開

まずは3社で活動を開始し、各社の異なる強みと知見を活かしたプロジェクトの立ち上げや、共同研究開発などを進めてまいります。将来的には、さらに多くの企業の参加を募り、日本全体のイノベーション・エコシステムの強化を目指します。

■各社代表コメント

株式会社Relic 代表取締役CEOl Founder 北嶋 貴朗

「この度のコンソーシアム発足にあたり、日本の産業を代表する企業様にご参画いただけたことを大変光栄に思います。Relicは、国内シェアNo.1(注5)の新規事業開発支援・共創の実績を持つ事業共創カンパニーとして積み上げてきた知見や組織、プロダクトやテクノロジー、データベース、多様な企業やイノベーターとのネットワークなどの”イノベーションキャピタル”を最大限活用し、日本企業のイノベーション共創インフラの実現に向けて、全力を尽くします。」

株式会社インダストリー・ワン 代表取締役社長 遠藤 翼

「三菱商事グループ向けの支援を中心に培ってきたデジタル事業の実装力と、本コンソーシアムが持つイノベーション創出力を掛け合わせた事業共創を通じて、さらなる産業構造の変革や社会課題の解決を加速してまいります。」

株式会社博報堂 ミライデザイン事業ユニット オープンインキュベーション局長 宮井 弘之

「この度、コンソーシアムへ関われること、大変嬉しく思っております。ビジネスとサイエンスの距離が近づいてきておりコンバージェンスが加速する中、産業横断的な取り組みは欠かせないものになると考えております。そのような社会ではよりマルチステイクホルダー間のコミュニケーションが欠かせないと考えております。我々のクリエイティビティを活用し、ステイクホルダー間、社会とのコミュニケーションをより高品質なものとし、ここから新産業が生まれる一助になりたいと考えております。」

■オープンイノベーションデットの概要

 オープンイノベーションデットは、従来のデットファイナンスとエクイティファイナンスの特徴を併せ持つ、Relicが独自開発したベンチャーデットです。包括的な業務提携・協業と私募ハイブリッド社債引受けを組み合わせた、新たなオープンイノベーション×ベンチャーデットの形です。

 資本性を有しながらも、IPOやM&Aによる早期のEXITを前提としない点が特徴で、急成長を志向するベンチャー企業の持続的成長を支援します。

 本スキームは下記サイトで実施の流れや書類パッケージを公開しています。

注1:経済産業省,2018,「D X レポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」

注2:経済産業省,「GX経済移行債を活用した投資促進策について」

注3:経済産業省,2023,「外国企業と日本企業の協業連携事例集(令和5年度)」

注4:ビジネス×テクノロジー×クリエイティブが一体となったチーム

注5:出典:2024年,「新規事業開発におけるブティックコンサルティング市場調査」,株式会社Relic・株式会社デジタルインファクト,https://relic.co.jp/press-release/54696/

■会社概要

株式会社Relic  

代表者:代表取締役CEO 北嶋 貴朗

本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F 

設立:2015年8月

事業内容:インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業、イノベーター人材育成支援、地方創生・地域イノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業

コーポレートサイト:https://relic.co.jp

株式会社インダストリー・ワン  

代表者:代表取締役社長 遠藤 翼

本社所在地:東京都中央区京橋1-13-1 WORK VILLA KYOBASHI 8F

設立:2021年6月

事業内容:DXコンサルティング事業 及びDXプラットフォーム/ソリューション事業

コーポレートサイト:https://www.industry-one.com/

株式会社博報堂  

代表者:代表取締役社長 名倉 健司

本社所在地:東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー

創業:1895年10月

コーポレートサイト:https://www.hakuhodo.co.jp/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月23日 13時00分)

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