「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチーム
この度、杉良太郎特別防犯対策監(※1)が富山県高岡警察署を訪れ、署員と意見交換を行いました。
(※1)警察庁特別防犯対策監:2018年11月に国家公安委員長より、杉氏のみに与えられた特別な役職。各種の防犯対策に取り組む他、全国の都道府県警察本部の視察を終え、現在は全国の警察署を訪問し、地域の特性などを踏まえ、対策や署員との意見交換を行っています。

■杉対策監 富山県の「ゼロ地区運動」を高く評価
杉対策監は集まった報道陣から、富山県における「特殊詐欺被害ゼロ地区運動」について尋ねられると、「4年前に本部に来た時に知りましたが、引き続きとても熱心な取組をやっていただいている。」と、各地区が主体性をもって地区住民の「被害ゼロ」を目指し各種取組を行う運動を賞賛しました。その上で、「全国の警察にも富山の取組を一生懸命勉強していただき、富山のような意識を持っていただきたい。」と強く訴え掛けました。
また、海外からの電話番号(国際電話番号)が犯行に使われる特殊詐欺の被害が急増していることを受け、具体的な対策として国際電話の利用休止申込みを挙げました。警察官が管轄内の住宅を訪問する戸別訪問の取組に触れながら、「ぜひ、国際電話の利用休止に申し込んでください。」と県民に呼び掛けました。
■株式会社富山常備薬からの協力宣言も
さらにこの日は、株式会社富山常備薬からの協力宣言も行われ、同社がその企業活動を通じて杉対策監の特殊詐欺被害防止に向けた取組に協力していくことが発表されました。
株式会社富山常備薬の鈴木取締役は「昨今問題となっている特殊詐欺に狙われる可能性の高い高齢のお客様が、大変多くいらっしゃいます。そのため、このたび、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎様と特殊詐欺撲滅のためのお手伝いをさせていただくため、本日、協力宣言をさせていただくこととなりました。」と宣言の経緯を語りました。
最後に杉対策監は「(特殊詐欺被害抑止は)企業の方々のご協力も得なければ成り立たないところまで来ておりますので、これに参加しよう、協力しようという企業が、一社でも増えてくれば大変ありがたいと思っております。富山常備薬のご協力に本当に感謝いたします。」とコメントしました。
(※)「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。

【開催概要】
■催事名:富山県警察高岡警察署訪問
■実施日:2025年4月11日(金)
■実施会場:富山県警察高岡警察署
■出席者:警察庁 特別防犯対策監 杉良太郎氏