株式会社MentaRest
メディカルビッグデータとアバターカウンセリングを融合し、成長を加速

メタバースでメンタルを整える株式会社MentaRest (本社:東京都 渋谷区、代表取締役:飯野 航平、以下「当社」)は日本システム技術株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平林 武昭、以下「JAST」)と共同でMentaRestのサービスにおける定量的な効果の可視化を目的とする実証実験に向けた連携の開始について発表いたします。
◼️実証実験の背景と内容
国内における生産年齢人口は2050年には5200万人(2020年比30%減少)になると予想されており、労働力の確保と労働者の生産性の向上は継続的に取り組むべき重要な課題です。一方で、厚生労働省の令和5年「労働安全衛生調査(実態調査)」によれば、仕事や職業生活に関して強い不安や悩み、ストレスを感じている労働者の割合は82.7%と非常に高い水準となっています。職場のストレスは労働者個人の健康問題にとどまらず、企業や組織全体の生産性の低下や離職・休職の要因となっており、企業におけるメンタルヘルス対策は重要性を増しています。
AIやVRなど先端技術を活用したデジタルメンタルヘルスサービス(DMH)は、大規模なデータを用いたメンタルヘルス問題の早期発見や予測、個別最適化された介入メニューの提供などを可能にします。
しかしながら現状では、多くのサービスにおいて効果を証明するエビデンスが不足しているケースが多く、その結果企業での導入が進まず、データ収集やエビデンス構築が難しいとされています。
こうした背景を踏まえ本実証実験では、メディカルビッグデータを有するJASTと当社が共同で、企業におけるデジタルメンタルヘルスサービスの有効性を客観的かつ定量的に評価し、企業内でのメンタルヘルス課題解決に向けた具体的な効果を明らかにすることを目的としています。
本実証実験では、JASTが保有するメディカルビッグデータを活用し、当社が提供するデジタルメンタルヘルスサービスの有効性評価を行います。具体的には、参加企業の従業員を対象に以下を実施します。
①従業員を対象にMentaRest利用によるメンタルヘルス状態、睡眠の質やエンゲージメント、パフォーマンス等を含むデータのデジタル測定(ウェアラブルデバイス等を活用)
②日常の行動やストレス状態、生産性などを評価する定期的なデータのデジタル計測
③JASTが保有するメディカルビッグデータを用いた分析と効果検証
上記を通じて得られたデータを分析し、MentaRestが従業員のストレス軽減や生産性向上に与える影響を明確化します。また、実験結果をレポートとして公開し、業界全体に向けて有効なメンタルヘルス施策の普及を促進するとともに、サービス改善のための基礎データとして活用することを目指します。
本実証実験を通じて、JASTの有するメディカルビッグデータとMentaRestのソリューションを融合することで、企業や従業員に新たな価値を提供し、従業員のウェルビーイングの向上および企業の生産性向上を支援する取り組みを積極的に推進してまいります。
■JAST 担当者コメント
日本システム技術株式会社
未来共創Lab 室長 市原 泰介様(左)、副主任 崔 多蔚(チェ ダウル) 様(右)

「JASTは、これまで医療・健康分野において豊富なメディカルビッグデータの蓄積と高度な分析技術を活用し、社会課題の解決に取り組んでまいりました。このたび、MentaRestとの実証実験を通じて、企業におけるメンタルヘルス対策の新たな可能性を追求できることを大変意義深く感じております。
近年、従業員のストレスが生産性や離職率など企業経営に深刻な影響を及ぼしている一方で、JASTの有するメディカルビッグデータ上でも、適応障害やうつなどの気分障害において同様の傾向が確認されました。本実証実験では、弊社が持つメディカルビッグデータを活用し、MentaRestが提供するサービスの有効性を定量的かつ客観的に評価します。
この取り組みを通じて、従業員のストレス軽減や生産性向上に対する具体的な効果を実証し、企業が安心してデジタルメンタルヘルスサービスを導入・運用できる環境づくりに貢献いたします。両社の強みを掛け合わせた革新的なソリューションを広く提供することで、より健康で生産性の高い職場環境の実現を目指してまいります。」
◼️当社代表取締役 飯野航平 コメント

当社は私を含め、メンタル不調を経験したメンバーと共に日々事業開発を進めています。
過去の体験から、日常的にメンタルヘルスと向き合う重要性と、現代社会において適切な情報を取得し行動変容する事の難しさを痛感しました。そこで、人々の日常に溶け込み、誰もが親しみを持てるサービスを開発するためにMentaRestを創業しました。
今回、JASTが持つ豊富なメディカルビッグデータの活用ノウハウと当社のソリューションを組み合わせることで、企業が抱えるメンタルヘルスの課題を解決する新たな価値提供に向けて動き出せることを非常に嬉しく思います。
JASTとの連携により、当社ビジョン「誰もが安心して働き、生活し、生き続けられる環境を整える」の実現に向けて、より一層精力的に取り組んでまいります。
■ 当社事業について

当社事業では従業員向けのメンタル不調予防を目的とし、メタバース空間におけるアバターカウンセリングサービスを提供しています。健康経営やウェルビーイングの観点から、従業員のメンタル不調予防・休職や離職率低下・パフォーマンスやエンゲージメント向上の施策に注力する企業様から注目を集めています。
一般的なカウンセリングの課題として”心理的利用ハードルの高さ”がありますが、MentaRestはアバターを活用することで利用ハードルを低くしています。東京都市大学の研究によるとアバターを使用する方が自己開示度合いが大幅に上がるという研究結果もあります。
MentaRestは顧問精神科医が監修、在籍カウンセラーは心理資格「臨床心理士」「公認心理師」保有者に限定し、科学的根拠に基づくカウンセリングを提供しています。


今後は従業員個人へのサービス提供に閉じず、企業の組織課題解決への貢献を目指しています。メンタルヘルス、キャリア形成、ビジネススキル向上といった、多角的な企業研修プログラムを展開することで、企業組織の健全な発展に貢献してまいります。

■ 日本システム技術株式会社について
設立:1973年3月26日
コーポレートサイト:https://www.jast.jp
所在地:大阪市北区中之島二丁目3番18号 中之島フェスティバルタワー29階
代表者:平林 武昭
事業内容:DX&SI事業、大学・金融機関向けソフトウェアパッケージの開発、医療ビッグデータを活用したソリューション提供、および海外拠点におけるグローバル事業を展開
■ 株式会社MentaRestについて
設立:2021年9月
URL:https://MentaRest-corp.com/
所在地:東京都渋谷区恵比寿西2丁目20-8代官山パーフェクトルーム606
代表者:飯野 航平
事業内容:メタバースでメンタルを整える「MentaRest」の開発・提供
Emai:info@mentarest.com
■ MentaRestの導入・出資・協業に関するご相談
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