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【受注】インド国営製鉄会社SAIL向けコークス乾式消火設備

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日鉄エンジニアリング株式会社

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)および当社の連結子会社Nippon Steel Engineering India Pvt. Ltd. ※1(以下「NSEI」)は、このたびインド/国営製鉄会社Steel Authority of India Limited(Chairman and Managing Director:Amarendu Prakash、本社:インドニューデリー、以下「SAIL」)より、IISCO製鉄所※2向けにコークス乾式消火設備※3(以下「CDQ」)1基(処理能力:120t/h)を受注しましたのでお知らせいたします。

本設備は、SAILの既設コークス炉の老朽更新に伴い新設されるもので、EPC(設計・調達・製作・据付工事・試運転)一式を当社、NSEI、TATA Projects Limited※4(以下「TPL」)の3社コンソーシアムで実行する予定です。

SAILは、これまでのコークス炉では、従来型の湿式消火方式またはマルチチャンバー方式※5によるコークス消火設備を採用していましたが、今後新設するコークス炉に対しては省エネで環境にやさしい先進的なシングルチャンバー方式※6のCDQ導入を推進しています。このたび当社グループのCDQについて、①世界各国で170基を超える納入実績および高効率な蒸気生産と安定稼働継続の実績、②NSEIを活用したローカル・コンテンツの最大化(設計および設備調達)、③現地企業TPLとのコンソーシアム組成により実現した価格競争力、の3点で高い評価を頂き、本設備の受注に至りました。

当社グループがSAIL向けにCDQを受注するのは今回が初めてとなりますが、インドにおいてはこれまで既に13基(本設備含む)の新設CDQを受注しています。今後も、当社グループは、NSEIのエンジニアリング・製造対応能力のさらなる強化を図り、インドにおける民営・国営製鉄会社からの先進的なCDQの供給ニーズに応えることを通じて、環境・省エネ分野のトップサプライヤーとして顧客満足度の向上に努めるとともに、世界の製鉄業の発展および環境保護・CO2排出量削減に大きく貢献してまいります。

 

※1 日鉄エンジニアリングのインドにおける100%子会社で、CDQなど各種プラント設備の設計、調達・製造管理、施工管理・プロジェクトマネジメント力を有するインドでも屈指のエンジニアリング会社です。https://www.eng.nipponsteel.com/company/globalnetwork/nsei/

※2 西ベンガル州アサンソル市バーンプールに所在する1918年に設立したインドで最も歴史のある製鉄所の一つです。

※3 コークス乾式消火設備(CDQは「Coke Dry Quenching」の略)とは、コークス炉で乾留された約1,000℃の赤熱コークスを、冷却塔内で不活性ガスを用いて冷却するともに、従来は放散していた赤熱コークスの顕熱を排熱回収ボイラーで蒸気として回収する設備です。その蒸気から発電する電力は環境にやさしくクリーンなエネルギーで、従来の湿式消火方式と比較して、①コークスを冷却する際のダスト発生の抑制、②蒸気による発電を通じたCO2排出量削減、③高炉での使用に適したコークス品質の改善、の3つの点で優れています。

※4 インドの大手財閥タタ・グループ傘下で都市インフラや産業インフラの設計、調達、工事を手掛ける大手のインフラ企業です。https://tataprojects.com/

※5    小型のCDQを複数基並べ、コークスを乾式冷却する方式。シングルチャンバー方式と比較して、一般的に蒸気回収効率が劣るとされています。

※6 CDQ処理能力を拡大することにより、大型チャンバー1基のみでコークスを乾式冷却する方式。当社グループは長年、CDQの大型化に取り組んできており、現在1基あたり280t/hまで処理が可能な大型CDQの提供が可能です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月23日 11時10分)

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