ゴールドリボン・ネットワーク
〜 小児がんを知ることが、支援の広がりにつながります 〜
日本では、年間約2,000人の子どもたちが小児がんに診断されるといわれています。医療の進歩により多くの子どもたちが命を救われるようになりましたが、現在でも子どもの病気での死因の一位となっています。
また、がんや長期にわたる治療の影響により、小児がんを経験した方の約半数が晩期合併症といわれる心身への影響を抱えているとされています。晩期合併症には、成長・発達への影響、臓器機能への影響、生殖能力への影響、二次性腫瘍、免疫機能低下などがあります。
このように、小児がんは治療中だけではなく、退院後の生活においても、子ども本人やその家族にも大きな負担がかかり、またそのようななかで、治療後の長い人生を歩んでいく必要があります。
▼小児がんを経験された方のインタビューをYouTubeで紹介しています▼
https://www.youtube.com/playlist?list=PLPnCl8p0SL7ER2JOiRny8CTc8fZhqCQML
ゴールドリボン・ネットワークは、小児がんの子どもたちが安心して笑顔で生活できる社会にしていくことを願って、4月25日を「小児がんゴールドリボンの日」と定め、小児がんについて多くの方に知ってもらい、支援の輪を広げるさまざまな活動を行っています。
◆なぜ「ゴールドリボン」?◆
「ゴールドリボン」は、小児がんの子どもたちを支える活動のシンボルマークです。「子どもたちは私たちにとって、金(きん)のように【最も貴重な宝物】である」という考えから、ゴールド(金色)リボンがシンボルマークとして使われています。
◆ゴールドリボン・ネットワークの主な活動◆
GRN小児がん交通費等補助金制度
遠方の医療機関での治療が必要となる小児がん患者・家族を支援する補助金制度です。小児がん治療にかかる諸経費のうち、病院への交通費や付き添いの方の宿泊費等を対象として支給しています。
はばたけ!ゴールドリボン奨学制度
大学や専門学校等へ進学を希望しているにもかかわらず、経済的理由により修学困難な小児がん経験者を支援する、返還不要の給付型奨学金です。
GRNひとり親世帯支援制度
子どもの治療への付添いのため就業の継続が難しく収入が途絶える、入院による支出が増える等、経済的な影響を受けているひとり親の世帯を支援しています。
ゴールドリボン研究助成
「小児がんの治癒率向上もしくは小児がん経験者の生活の質の向上」のための研究の促進を目的として、研究費の助成を行っています。
活動について、詳しくはこちらをご覧ください https://www.goldribbon.jp/activity
また、小児がんについて理解し、支援の輪を広げていくための様々な啓発活動にも取り組んでいます。去る4月19日(土)には、東京・お台場で「ゴールドリボン・ウオーキング2025」を開催し、2,900人を超える参加者が小児がんの子どもたちとそのご家族を応援するために歩きました。
https://www.goldribbon.jp/archives/12912

この機会に多くの方々に小児がんについて知っていただき、支援の輪が広がることを願っています。私たち一人ひとりの理解と行動が、子どもたちの未来を明るく照らす希望となります。
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク
担当:時津
TEL:03-5944-9922 FAX:03-5944-9923 E-mail:npo@goldribbon.jp
WEBサイト:https://www.goldribbon.jp/
所在地:東京都豊島区西池袋2-21-8-204