Dynatrace合同会社
Dynatrace Grail™の強化されたスケーラビリティとAI駆動のインサイトにより、企業におけるオブザーバビリティの統合、運用の最適化、イノベーションの加速を可能に
エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)およびセキュリティ分野のリーダーであるDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)はこのたび、Google Cloudと共通の顧客向けに、同社の最新のプラットフォームイノベーションへの早期アクセスを発表しました。これらのイノベーションは、ログ、メトリクス、トレース、イベントなど、あらゆるデータタイプでコンテキスト(文脈)を保持するDynatrace Grail™(*) データレイクハウスによって支えられており、お客様に対して正確で実用的な回答を提供します。
*) https://www.dynatrace.com/monitoring/platform/dynatrace-grail/
多くの企業や組織は、クラウドネイティブ環境を導入してイノベーションとデジタルトランスフォーメーションを推進する中で、かつてない規模で大量のデータを管理する必要に迫られています。従来のツールでは、このような膨大で複雑なデータストアでリアルタイムのインサイトを提供することが難しく、非効率かつサイロ化した運用を招いていました。Dynatrace Grailは、複雑性を資産へ変換し、企業がデータからリアルタイムで実用的なインサイトを引き出すことで、これら課題に対処すべく開発されております。これにより、オブザーバビリティ、セキュリティ、ビジネスデータを統合し、Google Cloud環境において企業が迅速にインサイトを導き出し、運用パフォーマンスを向上させ、優位に立つことを可能にします。
さらに、リアルタイムのデータ処理と高度な自動化により、Grail は企業の生産性を向上させ、ビジネスの成長と競合優位性に直結する、よりスマートでデータドリブンな意思決定を支援します。その他の主な利点は次の通りです。
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AI駆動による精密さ: Davis® AIとGrailの組み合わせにより、正確でリアルタイムなインサイトが得られ、情報に基づいた意思決定と迅速な問題解決が可能になります。
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スケーラブルなデータ処理:Grail のクラウドネイティブなアーキテクチャは、コールドティアストレージのコスト効率で、すべてのデータにホットストレージのアクセスとスピードを提供します。これにより、他のオブザーバビリティソリューションに見られるような、時間とコストのかかる再インデックス化と再ハイドレーションが不要になります。
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Google Cloudとのシームレスな統合:組織は既存のクラウドエコシステム内でデータを統合・分析できるため、パフォーマンスとセキュリティが向上します。
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開発者によるDynatraceデータへの容易なアクセス:GoogleのGemini Code Assist(コード生成、補完、デバッグなどをIDE内で支援するAI搭載のコーディングアシスタント)を活用することで、開発者は潜在的な問題に関連するデータを含む重要なDynatraceデータへ、作業の流れを妨げることなくアクセスできます。これにより、迅速な問題解決と継続的なイノベーションが可能になります。
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エンドツーエンドのマルチモーダルAIモデルに対するオブザーバビリティ:ユーザーは、GoogleのGeminiモデル(テキスト、画像、音声、動画、コードを理解・生成するように設計されたマルチモーダルAIモデル群)が提供するAIサービスやモデルの使用状況、 コスト、パフォーマンスを大規模に追跡・監視することができます。
業界アナリストから学ぶ
Futurum GroupのDevOpsおよびアプリケーション開発担当VP兼プラクティスリードであるMitch Ashley氏は、次のように述べています。
「デジタルファーストの時代に勝者となるのは、『データハウス』を整備した企業です。そのためには、大量のデータを活用し、それをスケーラブルに処理・運用し、さらにAIによってこれまで得られなかった新たなインサイトを導き出す必要があります。Dynatraceのオブザーバビリティとセキュリティを、GrailとDavis® AIのパワーとともにGoogle Cloudのお客様に拡張することで、こうした課題に取り組むための強固なプラットフォームがもたらされます」
Google Cloudのビジョン
Google CloudのAI & Data ISV Partnerships担当マネージングディレクターのRitika Suri氏は、次のように述べています。
「AIを活用したオブザーバビリティは、企業によるクラウドネイティブ環境の管理方法を変える力があります。Dynatrace GrailのようなソリューションをGoogle Cloudの先進的なAIやインフラストラクチャと統合することで、お客様は運用を合理化し、業務効率を高め、安心してイノベーションを推進することができるようになります」
Dynatraceのビジョン
Dynatrace グローバルパートナー&アライアンス担当SVPの Jay Snyderは、次のように述べています。
「GrailはDynatraceのゲームチェンジャーであり、前例のない規模でリアルタイムのインサイトを提供することで、Dynatraceを他とは一線を画す存在にしてきました。Grailの機能とGoogle Cloudの柔軟性およびパワーを組み合わせることで、Dynatraceは、お客様がより迅速に革新し、より効率的に運用し、安心してデジタルトランスフォーメーションの目標を達成できるよう支援します」
早期アクセスプログラムは、Google Cloudのお客様が次世代オブザーバビリティテクノロジーを導入する機会を提供するものであり、クラウドネイティブ変革の最前線に立てるよう支援します。今回の統合により、企業は運用を近代化し、システムの信頼性を向上させ、成長と効率化に向けた新たな機会を実現できるようになります。
Dynatraceは、Google Cloud上でGrailデータレイクハウスを、6月30日までに一般提供開始する予定です。
追加リソース
• Grailがお客様のクラウド運用をいかに変革できるのか、その詳細は、Dynatraceブログ(英語)をご覧ください。
• Gemini Code Assistの詳細と開発者にとっての利点については、こちらのブログ(英語)をご覧ください。
https://www.dynatrace.com/news/blog/how-google-gemini-code-assist-keeps-developers-in-the-zone/
※この資料は、米国マサチューセッツ州で2025年4月9日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
Dynatraceについて
Dynatrace (NYSE:DT)は、現代のデジタルビジネスのためのオブザーバビリティ(可観測性)を進化させ、複雑化する現代のデジタルエコシステムを強力なビジネス資産へと変革することを支援しています。AIによって強化されたインサイトを活用することで、Dynatraceは組織がより迅速に分析・自動化・イノベーションを実現し、ビジネスを推進できるようにします。Dynatraceがどのように組織のビジネスを支援できるか、詳細はこちら( https://www.dynatrace.com/ja/ )をご覧ください。
将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、Dynatraceの機能やDynatraceを使用することで組織に期待される利益に関する記述を含む、1995年私募証券訴訟改革法の意味における特定の「将来予想に関する記述」が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述には、過去の事実ではないすべての記述、および「予定」、「期待」、「予想」、「意図」、「計画」、「確信」、「追求」、「推定」、および類似の意味の言葉によって識別される記述が含まれます。また、これらの将来の見通しに関する記述は、当社の計画、意図、期待、戦略、見通しに関する現在の見解を反映したものであり、現在入手可能な情報および当社が行った仮定に基づいています。当社は、これらの将来見通しに関する記述に反映されている、または示唆されている当社の計画、意図、期待、戦略、見通しは妥当であると考えていますが、これらの計画、意図、期待、戦略が達成または達成されることを保証するものではありません。
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