豊橋市

豊橋市でも縄文時代から人々が暮らしていた。豊橋市の変遷をたどった冊子「とよはしの歴史」が2025年4月15日(火)から、愛知県豊橋市美術博物館で販売されています。最新の研究成果や資料写真も多数掲載されており、副読本や調べ学習にも活用しやすい内容になっています。意外と知らない自分の暮らすまちの歴史に触れる、またとないチャンスです。
美術博物館の通史展示をもとに制作
この冊子は、美術博物館2階の歴史展示室で紹介する通史展示「とよはしの歴史」の内容をベースに、図録として編集、発行するものです。授業で歴史を習う小学6年生以上の子どもたちにも親しみやすく、豊橋の成り立ちを時代ごとに丁寧に紹介しています。A4サイズで52ページ、価格は500円(税込み)です。
豊橋の美術と歴史を深掘り、地域の学びを支える美博
2024年3月にリニューアルオープンした豊橋市美術博物館。郷土ゆかりの美術や歴史、考古、民俗資料の調査、収集、展示を行うほか、企画展や講演会、講座の開講といった普及活動にも力を入れています。1階では主に美術資料、2階では考古・歴史資料を展示。通史展示「とよはしの歴史」では、指定文化財を含む多彩な現物資料を中心に、複製資料やジオラマなどを通して豊橋の歴史を紹介しています。
愛知県の中核都市へと発展した豊橋
愛知県東部に位置する豊橋市は、一級河川・豊川が流れ、東に山々を望み、南は太平洋、西は三河湾に面した自然豊かな地域です。農業が盛んなだけでなく、自動車輸入台数日本一の三河港があり、東京と大阪のほぼ中央に位置することから、工業など多様な産業も発展し、愛知県内の中核都市として成長してきました。
歴史の教科書には載っていない!? 豊橋のストーリー
そんな豊橋市で人々の暮らしの確実な痕跡が見られるのは、約8000年前〜約1万1千年前の縄文時代のことです。それぞれの時代をたどり、豊橋のまちの成り立ちを一冊に凝縮したこの「とよはしの歴史」は、調べ物や読み物にもぴったり。きっと新しい発見があるはずです。ぜひ手に取ってご覧ください。

【「常設展示図録 とよはしの歴史」の概要】
■販売開始日:2025年4月15日(火)
■販売場所:美術博物館1階ミュージアムショップ
■内容:A4判 52ページ
■発行部数:2,500部
■販売時間:開館時間と同じ9:00-17:00
■休館日:月曜休館(祝日は開館し翌日休館・ただし5月7日(水)は開館。12月29日~1月3日は休館)
■販売価格:500円(税込み)
問い合わせ先
豊橋市美術博物館
愛知県豊橋市今橋町3-1(豊橋公園内)
電話番号:0532-51-2882