デジタルハリウッド株式会社
~合同入学式&優秀作品クリエイティブアワードを開催~

IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を展開するデジタルハリウッド株式会社 (本社/本校:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:春名啓紀、学長:杉山知之)では、創立以来続く伝統行事、第30回『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2025(2025年度デジタルハリウッド合同入学式/2024年度優秀作品クリエイティブアワード)』(以下DFまたはDF2025)を、4月7日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催いたしました。
DFとは、デジタルハリウッド各校の新入生が一堂に会する「合同入学式」と、前年度の優秀な卒業制作を表彰する「クリエイティブアワード」を同時に開催するもので、新入生とその保護者に卒業後の先輩の姿を見せるという他の学校では例をみないユニークな取り組みを毎年実施しています。
【DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2025】
(2025年度デジタルハリウッド合同入学式/2024年度優秀作品クリエイティブアワード)
日程:2025年4月7日(月)
内容:第一部 合同入学式、第二部 優秀作品クリエイティブアワード
会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
特設サイト:https://www.dhw.co.jp/df2025/
■DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX(デジタルフロンティアグランプリ)とは
『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX』(通称「DF(ディーエフ)」)は、デジタルハリウッドの伝統的なイベントで、今年で第30回を迎えました。このイベントは、デジタルハリウッド各校の新入生が一堂に会する「合同入学式」と、前年度の優秀な卒業制作を表彰する「クリエイティブアワード」を同時に開催するものです。
第一部では、デジタルハリウッド合同入学式が行われ、新たなスタートを切る新入生を歓迎します。続く第ニ部では、前年度に卒業した学生や受講生の中から、特に優れた卒業制作を表彰するクリエイティブアワードが開催されます。
“入学式で卒業後のゴールを目の当たりにする”ことで、新入生が「いつかあの舞台に立ちたい!」と未来を描き、これからの学びへのモチベーションを高めるきっかけとなることを願って、このデジタルフロンティアグランプリを毎年企画しています。

■司会について
今年の司会は、学部新3年生の陰山弘暉さん(写真左)と向井菜月さん(写真右)のお二人が務めました。近年は、俳優やタレント、アナウンサーなどプロの方と本学の学生による構成で司会を行っておりましたが、デジタルハリウッド大学の開学20周年を迎えた本年度は、学部生2名が司会を務めました。
2名ともこのような大規模なイベントでの司会は初めての経験でしたが、落ち着いた態度と堂々たる進行ぶりで、とても初挑戦とは思えない見事な司会を務め上げ、大役を立派に果たしました。

【第一部:デジタルハリウッド合同入学式】
デジタルハリウッド大学、同大学院、社会人向け専門スクールの新入生とその保護者を含む約750名が当日の式典に参加しました。


■新入生へのメッセージ
デジタルハリウッド株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 春名啓紀からの祝辞にはじまり、デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部 学部長 吉村毅より、新入生の母国語である12か国語を用いた挨拶が行われました。これは、日本という異国の地で学ぶことを決意し、本学への入学を果たした留学生の皆さんへの、激励と敬意を込めたメッセージです。


続いて、米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の代表を務められており、俳優でもある別所哲也様よりご祝辞をいただきました。

■新入生宣誓
入学式といえば、新入生代表が壇上にて挨拶をするのが一般的ですが、本学では「新入生一人ひとりが主役であってほしい」という想いから、新入生全員の夢や目標を大画面に投影しました。
なお、この新入生宣誓のコンテンツは、デジタルハリウッド大学の在学生が企画・制作・演出を担当しました。

▼新入生宣誓
※一部抜粋
「映画監督になって、沢山の人を感動させる映画を作る。」
「曲や物語をもっと好きになってもらえるようなアニメーションや映像作品を作る仕事に携わり、見てくれた人々に衝撃と感動、高揚感を与えられるような作品を作る。」
「ディレクターとして独り立ちをして、拠点を海外に制作活動活動を行っていきたい。」
「ゲーム会社に就職して、大好きなゲームの製作に携わっている。」
「まだ夢を探している途中ですが、人の役に立てるような仕事ができたら嬉しいです。」
「UI/UXデザイナーとしてブランディングに特化したい。」
「希望を持って未来へ挑戦できる世界を創る。」
「世界の人々に認知されるクリエイター」
「世界中の人々に楽しさを届ける人になりたい。」
「触れる・感じるなどの感覚を活かしたインタラクティブな作品を制作したい。」
■学長からの激励
学長・杉山知之は、4年前に“10万人にひとり”と言われる筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、発話が困難な状態となりました。しかし今回の入学式では、音声は音声合成サービス「コエステーション」、表情は動画生成AIを活用し、新入生の皆さんへメッセージを届けました。

【第二部:クリエイティブアワード受賞作品】
クリエイティブアワードでは、デジタルハリウッドが運営する4年制大学、大学院、社会人・大学生向け専門スクール、オンラインスクール、全国40拠点に展開しているSTUDIO、G’s ACADEMYに加え、国内外のデジタルハリウッドアカデミー提携校で制作されたCGアニメーション、映像、グラフィックデザイン、アート、インタラクティブコンテンツ、XRコンテンツ、サービス企画、研究論文など、約2,000点を超える卒業制作作品の中から、アーティスト、クリエイター、起業家、研究者など各分野の最前線で活躍する卒業生審査員による厳正な審査を経て、各賞とグランプリを決定し、当日発表・表彰をしました。


■各部門賞

【グラフィック部門 ベストグラフィック賞】
『世界4都市カルチャーサイン計画』
デジタルハリウッド大学 門脇 佑華(かどわき ゆか)さん

【インタラクティブ部門 ベストインタラクティブ賞】
『やきとりDJ』
デジタルハリウッド大学大学院 石橋 良介(いしばし りょうすけ)さん

【インタラクティブ部門 ベストアート賞】
『空気彫刻「Living Between Two Ends~生を生きる 死を生きる~」』
デジタルハリウッド大学大学院 コニシ マリ さん

【ゲーム部門 ベストゲーム賞】
『Regen Racing』
デジタルハリウッド大学 結城 康太(ゆうき こうた)さん
Kwok Yuk Him(カク ヨクヒム)さん

【サービス部門 ベストサービス賞】
『Kireii』
デジタルハリウッド大学大学院 堀井 麻友美(ほりい まゆみ)さん

【映像部門 ベスト映像賞】
『クラクラ』
デジタルハリウッド大学 井上 偉丈(いのうえ だいじょう)さん
橋詰 海征(はしづめ かいせい)さん

【映像部門 ベストアニメーション賞】
※SSFF & ASIA 2025アニメーション部門特別上映作品として選出
『Resonance』
デジタルハリウッド大学 Almeida Tomás Luis(アルメイダ トーマスルイス)さん

【研究・論文部門 ベスト研究・論文賞】
『痛みが視える「ペインカード」』
デジタルハリウッド大学大学院 西村 美緒(にしむら みお) さん
■学長賞
学長賞は、1994年の開学後、デジタルハリウッド各校で学ばれた全ての卒業生・修了生の中から、2024年度において特に活躍された方に贈られる賞です。今年は米田 理恵さんと山田 義也さんのお二人が選ばれました。


【株式会社S-SIZE 代表取締役】
米田 理恵さん(DHIMA/デジタルハリウッド・サンタモニカ校)
昨年、2.5次元ミュージカル作品『進撃の巨人』-the Musical-のニューヨーク公演をプロデュースされ、大成功を収めました。
【Industrial Light & Magic Senior Generalist Artist】
山田 義也さん(DHIMA/デジタルハリウッド・サンタモニカ校)
1999年の卒業以来、2024年までの25年間で携わったハリウッド映画作品が、累計100本に達しました。その中にアカデミー賞受賞作品1本、ノミネート作品6本という偉業を成し遂げています。
■DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2024グランプリ 受賞作品
【インタラクティブ部門 ベストアート賞】
『空気彫刻「Living Between Two Ends~生を生きる 死を生きる~」』
デジタルハリウッド大学大学院 コニシ マリさん

クリエイティブアワードDIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2025の頂点に輝いたのは、インタラクティブ部門 ベストアート賞を受賞したコニシ マリさんの『Living Between Two Ends~生を生きる 死を生きる~』です。
▼審査員リーダー浅枝大志さん:グランプリ発表時のコメント
コニシさんおめでとうございます。
2024年度に出てきた全卒業制作の中から一つだけ選ぶというのが、デジタルフロンティアグランプリのグランプリ受賞作品なのですが、素晴らしい作品が多数ある中で私たち審査員は今回、コニシさんの作品を選ばせていただきました。
いつも思うこととしては、デジタルハリウッドらしさ、という点が常に審査の項目に入っておりまして、今回コニシさんの作品がそれに該当すると判断しました。
来年のDF2026に「アート部門」が新設されますが、今後アートを学び、アート部門へエントリーをするであろう新入生の皆さんの前で、今回コニシさんの作品を選出できたことを誇りに思っております。
各賞の詳細につきましては、オフィシャルサイトをご覧ください。
■参加者アンケートに寄せられた新入生のコメント
※一部抜粋( )内は所属校
・選出された作品の数々や先輩方のお話は、これからの作品作りに参考になった。(学部新入生)
・先輩方が受賞しているのを見て、自分もあの場に立ちたいという思いを抱くことができた。(学部新入生)
・先輩方のすごさにとても感銘を受けることができました。(学部新入生)
・こんなに凄いものが作れるようになるかもしれない!という希望が持てた。(学部新入生)
・学長や先生方のお話に深く感動しました。(学部新入生)
・学部を卒業し、大学院新入生として参加したが、友人が受賞していて刺激を受けた。(大学院新入生)
・研究課題のイメージがつきました。(大学院新入生)
・入学式と優秀作品授賞式をセットで全員が楽しめ、入学式にふさわしい形だと思った。(大学院新入生)
・現役生や卒業生の成果や活躍、業界の将来性を知ることができた。(専門スクール新入生)
・目標にするものが目に見え、モチベーションになった。(専門スクール新入生)
・作品の経緯、こだわり、自身の実体験、ルーツを直接聞けて参考になった。(専門スクール新入生)
■2024年度優秀作品クリエイティブアワード/各部門審査員
クリエイティブアワードの作品審査は、下記の卒業生の方々に務めていただきました。
(お名前/現在の所属先/出身校)の順に掲載
<審査員リーダー>
浅枝大志さん(PSA Japan/デジタルハリウッド大学大学院)
<映像部門>
小宮健太郎さん(Walt Disney Animation Studios/デジタルハリウッド大学)
小山桜さん(株式会社クレンナルー/デジタルハリウッド大学大学院)
三好紀彦さん(STUDIOHIKE Inc./デジタルハリウッド東京本校)
<グラフィック部門>
北沢直樹さん(Furikake Products Inc./デジタルハリウッド大阪本校)
八木たな奈さん(株式会社グリー/デジタルハリウッド大学)
<インタラクティブ部門>
伊東ケイスケさん(XRアーティスト/デジタルハリウッド東京本校)
須藤絵理香さん(株式会社電通/デジタルハリウッド大学、同大学院、G’s ACADEMY TOKYO)
<ゲーム部門>
大河内卓哉さん(NC Japan K.K./デジタルハリウッド大学)
藤田隼輝さん(株式会社baton/デジタルハリウッド大学)
<サービス部門>
橋本華恋さん(キャンプ女子株式会社/G’s ACADEMY FUKUOKA)
小塚仁篤さん(株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ/デジタルハリウッド大学)
<研究・論文部門>
合田美子さん(熊本大学/デジタルハリウッド大学大学院)
高木亜有子さん(湘北短期大学/デジタルハリウッド大学大学院)
■協賛企業
<特別協賛/プラチナスポンサー>
株式会社ベネッセコーポレーション
<ゴールドスポンサー>
株式会社aio
デジタルハリウッド校友会
<シルバースポンサー>
NECネッツエスアイ株式会社
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
Packe株式会社
<ブロンズスポンサー>
バリュークリエーション株式会社
<ライトスポンサー>
株式会社オーディオストック
加賀ソルネット株式会社
株式会社クリエイターズマッチ
株式会社デジタル・ナレッジ
三井住友カード株式会社
■主催
デジタルハリウッド株式会社
1994年10月、会社設立と同時に日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを開校。
現在、東京と大阪に専門スクール「デジタルハリウッド」と、全国の各都市にWebや動画などが学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」を約40拠点、そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。
2004年には日本初、株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、翌2005年4月に四年制大学「デジタルハリウッド大学」を開学。
設立以来、デジタルハリウッド全体で10万人以上の卒業生を輩出している。
また、デジタルハリウッド大学開学時より導入している、動画教材と対面授業を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」のノウハウを活かして、大学・専門学校の教育機関をはじめ塾・障害者支援サービス企業・教育サービス企業向けに、オンライン授業の導入及び活用支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を国内外に展開。
さらに2015年4月、スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミー』を開校し現在東京と福岡に展開。同年11月には、日本初のドローンビジネスとロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』を開校するなど、デジタルコンテンツ業界の人材育成と、産業インキュベーションに力を注ぐ。
2024年10月に設立30周年を迎えた。
【本イベントのお問い合わせ先】
デジタルハリウッド株式会社 DF2025運営事務局
df2025@dhw.co.jp