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株式会社NovAccel本社および超伝導加速器開発拠点「つくばラボ」を移転

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株式会社NovAccel

超伝導電子加速器開発のためのインフラ設備を設置し、開発活動が本格始動

医療用ラジオアイソトープ(RI)の製造を目的とした超伝導電子加速器「RiSA」の開発を進める株式会社NovAccel(本社:茨城県土浦市虫掛3706-1、代表取締役:山下 了)は、この度超伝導加速空洞の加速技術実証のための試験設備「つくばラボ」をつくば市から土浦市に移転し、本格的な開発活動を開始いたしました。つくばラボの移転に合わせ、本社機能も同拠点に集約しております。また、事業フェーズが設立から本格的な開発活動に移行したことに伴い、当社代表取締役を織田から山下に変更いたしました。

本社外観

超伝導加速空洞の加速技術実証の試験に向け、開発活動は順調に進んでおり、予定通り加速空洞の成膜性能試験を実施できる見込みです。現在同試験の実施に向けた下記のように空洞製作、試験実施のための環境整備を進めております。開発の状況は当社Webサイトでも随時更新してまいります。

超伝導加速空洞の加速技術実証に使用する高純度ニオブ製単セル空洞が4台完成しました。

共振周波数などの電気的性能測定を行い、設計通りの性能が確認できました。

高純度ニオブ製単セル空洞は、プレス加工、溶接部トリム加工を経て、高真空下の環境で電子ビーム溶接を用いて製造されます。

特殊な高分解能内面検査カメラを用いて、溶接部の表面形状観察が行われ、乱れのない溶接部および設計形状通りのプレス内表面が確認されました。

高清浄度のクリーンな環境下で加速空洞を扱うために、特殊なクリーンベンチを設置してクラス1の清浄度の環境を整備しました。このクリーンベンチの前面のテーブル上に高純度ニオブ製単セル空洞が保持され、高電界試験のためのチェンバー部品と連結されます。

写真はその場所のクリーン度を計測していて、浮遊微粒子がまったくないことを確認しています。

高純度ニオブ製単セル空洞は、現在、特殊な表面処理の工程の最中です。

それらの処理が終了した段階で、写真のようなセットアップで、空洞が4K冷凍器ヘッドに連結され、低温冷却試験、そして、高電界試験が予定されています。

写真の銅色の部分が冷凍器ヘッドです。単セル空洞がその下に保持されています。

高純度ニオブ製単セル空洞に施す特殊な表面処理工程の一つが電解研磨処理で、内表面の凹凸を無くします。

写真のようなセットアップを用いて、空洞内に電解研磨液が満たされ、空洞内部を貫通している特殊な回転型カソードと空洞本体との間に電圧をかけ、電気的に研磨します。

最初の単セル空洞の電解研磨が終了し、内表面の研磨が良好であることが確認されています。

【会社概要】
会社名:株式会社NovAccel
所在地:茨城県土浦市虫掛3706-1
代表者:山下 了
設立:2024年6月
事業内容:医療用超伝導加速器の研究・開発

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社NovAccel 広報担当 下記フォームからお問い合わせください
https://novaccel.jp/contact

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年4月25日 17時58分)

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