パルシステム連合会
「パルシステム ネイチャーポジティブ宣言」を発表
パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)は4月25日(金)、地球温暖化の防止と生物多様性の保全に向けて活動する「パルシステム ネイチャーポジティブ宣言」を発表しました。森林から、河川、農村、海洋までをトータルに捉え、産直による生産と消費を通じて自然の再生と地球環境の保全を目指します。
自然を回復軌道へ“反転”
宣言は、パルシステムがこれまで産直などによって生産者とともに実施してきた個別の活動を地球環境全体のつながりとして捉え、さらに発展させることを目的に策定しました。「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現へ向け実践してきた農畜産業や水産業、林業などを総体的に捉え、活動のさらなるステップアップを図ります。
ネイチャーポジティブは、日本語で「自然再興」と呼ばれ「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる」ことを指します。政府は、自治体や企業、NGOなどと構成する「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」を通じ「ネイチャーポジティブ宣言」を呼びかけています。パルシステムもその趣旨に賛同し、このたび宣言することとしました。
宣言の要旨は次の通りです。
1.地球温暖化防止と生物多様性保全を多面的に支援する活動を実施します。
2.生産者とともに、生活に身近な森林、里山、里地、農地、河川、海の生物多様性と私たちの生活への恩恵を理解し、日本の貴重な自然を保全して次世代に引き継いでいく活動に取り組みます。
3.生物の多様性を保護し、自然環境と調和した「環境保全型農業・資源循環型農業」を広げます。
4.森林の持つ機能を十分に理解するとともに、その機能が産業として持続可能となるような支援を実施します。
5.河川や海洋の保全活動、再生活動を推進し、日本周辺海域の持続可能な水産資源を回復させることを目指します。
6.廃棄を前提としない考え方により、資源を循環させ効率的に利用し、ネイチャーポジティブの実現に向けて私たち1人ひとりが環境負荷の少ないくらしを実践し広めていきます。
宣言は、J-GBF特設サイトなどにも掲載される予定です。

パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/
