一般社団法人 日本スローフード協会
持続可能な食の未来を担う地方の高校生・大学生を対象にした実践型プログラム。地域に根ざした学びを通じて、次世代の“ガストロノーム”を育成します。応募締切は2025年6月20日。

一般社団法人日本スローフード協会(代表理事:渡邉 めぐみ)が主催する「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」プログラムは、一般財団法人三菱みらい育成財団の2024年度助成事業に採択されました。2025年度も、昨年度に引き続き、卓越した能力を持つ人材を、早期に発掘・育成する教育プログラム「先端・異能発掘・育成プログラム」に対する助成事業の一環として実施されます。プログラム開始にあたり、持続可能な食に関する学びのプログラムに参加する高校1〜2年生と、大学生メンターとして高校生の学びを共にサポートする役割を担う大学生を募集します。
◾️「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」事業内容
本プログラムは、地方に住む高校生(1・2年生)および大学生を対象に、持続可能な食の未来を担う“ガストロノーム”=食の起業家・実践者を育成することを目的とした半年間かけて行う学びのプログラムです。
日本スローフード協会が有する国内外のネットワークを活用し、以下の内容を実施します。
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大学生メンター育成プログラム
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地方の高校生向けラーニング・ジャーニー
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高校生と大学生がともに学ぶPBLワーク
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最終発表会
都市圏よりも情報へのアクセスが限られている層にアプローチし、地域活躍人材の定着を狙う大学事業と地域内高校との接続を強化。食に関わる早期の人材発掘・育成を全国規模で行います。


◾️開催に至った背景
「食」は私たちの生命や暮らしに無くてはならないものです。いつも何気なく口に入れている食べものは、日本や世界のどこかで、誰かによって生産され、みなさんのもとに届けられています。ところが「食」をめぐる状況は、急激な人口増加や気候変動、そして戦争や差別そして貧困のなかで揺らいでいます。いまこそ「食」に関する問題解決に関わるさまざまな学問の視点や方法論を学び、地域で具体的なアクションを起こす人材が求められています。
私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするため、世界的な草の根運動をしているスローフードは、1989年にイタリアで始まり160ヵ国以上に広まっている国際組織です。スローフードが持っている、持続可能な食の生産・流通・消費に関する多面的な知見や地方で活躍する世界的・全国的な食のアントレプレナーのネットワークを活用し、地球規模の視野をもちながら食の未来を変えたいと願う地方の学生に学びの機会を提供します。




期 間:高校生 2025年9月〜2026年3月
大学生 2025年8月〜2026年3月
対 象:地方の高校生(1・2年生)、大学生
参加費:無料
※ただし、以下の実地研修に関する費用は別途必要です。詳細は下記Webページをご確認ください。
- 国内研修キャンプ(高校生・大学生ともに必須)
- イタリア研修(大学生のみ参加必須)
詳細ページ:
https://slowfood-nippon.jp/slowfoodlearningjourney-2025/
主 催:日本スローフード協会Slow Food Nippon
助 成:一般社団法人三菱みらい育成財団
【団体概要】
団体名:一般社団法人 日本スローフード協会
本社所在地:東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階
代表理事:渡邉 めぐみ
設立:2016年2月
事業内容:
・日本全国の各地域にあるスローフードグループのネットワーク形成、草の根運動のサポート
・絶滅危惧の在来種や伝統的な食品のリスト「味の箱船」プロジェクトに登録すべき食品の調査研究と登録支援
・生産者と消費者をつなげる大小のイベント