ポケットサイン株式会社
ポケットサイン、公的個人認証サービス活用でUX・CX改善を支援

ポケットサイン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:梅本滉嗣、以下「当社」)は、moomoo証券株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊澤フランシスコ、以下「moomoo証券」)が提供する米シリコンバレー発の投資アプリ「moomoo」において、利用者の本人確認手段として当社のAPIサービス「PocketSign Verify(ポケットサイン・ベリファイ)」が採用されたことをお知らせします。PocketSign Verifyは、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)*を活用することで、本人確認手続きの迅速化と厳密化の両立を実現します。
これにより、moomoo利用者はマイナンバーカードをスマートフォンにかざすことで簡便に利用登録ができるようになります。この仕組みは、事務コスト削減と顧客利便性の向上に貢献するとともに、高いセキュリティ基準を実現します。
当社は、PocketSign Verifyを通じて、デジタル化社会における安心・安全な本人確認基盤の提供を目指し、誰もが利便性の高いサービスを利用できる環境づくりに貢献してまいります。
*公的個人認証サービス(JPKI = Japanese Public Key Infrastructure):マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用し、オンラインで利用者本人の認証や契約書等の文書が改ざんされていないことの確認を公的に認証する仕組み。安全・確実な本人確認が可能
安心・安全と本人確認UXの向上に貢献
moomoo証券は、初心者から経験豊富な個人投資家まで、幅広い利用者に支持される投資プラットフォームです。
証券総合口座をオンラインで開設する場合、犯罪収益移転防止法(犯収法)によりオンラインで完結可能な本人確認方法が定められており、証券各社はその規定に従って本人確認を行っています。
・参考:犯罪収益移転防止法におけるオンラインで完結可能な本人確認方法の概要|金融庁
これまでは、利用者が写真付き身分証(運転免許証など)の写真や顔の自撮り写真をアップロードしたり情報を入力したりするなど、手間のかかる作業が必要でした。しかし、証券会社が公的個人認証サービス(JPKI)を導入すれば、スマートフォンにマイナンバーカードをかざし、暗証番号(4桁の数字)を入力するだけでより厳密かつ迅速な本人確認が可能になります。
moomoo証券はこのたび、この公的個人認証サービスを口座開設時(利用登録時)の本人確認に導入することとなりました。moomoo利用者は、マイナンバーカードを活用することで、スマートフォンから簡単に本人確認を完了できます。
この仕組みにより、書類不備による開設手続きの遅れなどの問題を解消し、手続き時間を短縮します。また、公的個人認証はマイナンバーカード裏面のICチップに搭載された電子証明書を利用することで、利用者が本人であることを公的に保証するうえ、ICチップは高いセキュリティ基準を保持しているため、他人へのなりすましによる不正な口座開設が不可能になっています。利用者には利便性と安全性の向上がもたらされます。
なお、当社は公的個人認証サービスのプラットフォーム事業者として、サービスプロバイダ事業者であるmoomoo証券からマイナンバーカードICチップ内の電子証明書および券面情報の有効性確認業務を委託されています。
・PocketSign Verifyの詳細はこちら: https://pocketsign.co.jp/service/pocketsignplatform#verify
金融機関は公的個人認証が必須の流れに
政府は2024年6月、犯罪収益移転防止法(犯収法)に基づく非対面(オンラインなど)の本人確認の手法を、マイナンバーカードを用いた個人認証サービス(JPKI)に原則として一本化することを決めました。対面での本人確認も、マイナンバーカードや運転免許証などのICチップの読み取りを義務化することとしました。
・参考:犯罪対策閣僚会議「国民を詐欺から守るための総合対策」のとりまとめについて|デジタル庁
具体的には、これまで本人確認書類(運転免許証など)の画像と容貌の画像(自撮り)の組み合わせなどが受容されていた手続きも、原則としてJPKIによる認証(ワ方式)を求められるようになります。

JPKIを活用すると、利用者は署名用電子証明書を用いて、スマートフォンからオンラインで本人確認を完了できます。この仕組みは、従来の書類提出や自撮り動画の撮影を不要とし、手続きの効率化と不備の削減を実現します。また、金融機関においても、本人確認にかかる事務コストが削減されるとともに、処理の迅速化が図られています。
moomoo証券は、この仕組みを導入することで、利用者がスムーズに投資を始められる環境を整備しました。これにより、利用者はこれまで煩雑だった手続きから解放され、より簡単に投資をスタートできます。同時に、金融機関としても安全性と利便性を兼ね備えた手続きフローを提供することで、利用者からの信頼性向上を目指しています。
当社は、プラットフォーム事業者としてより多様な場面で公的個人認証サービスの利用が広がる社会の実現に貢献してまいります。
moomoo証券・小島 譲執行役員COOコメント
弊社では、最先端の技術を駆使して、ネット証券として一歩先を行く次世代投資アプリを提供しています。今回、政府が推奨する公的個人認証サービス(JPKI)をアプリ内に導入することで、より厳密で信頼性の高い本人確認が可能となりました。
この度、PocketSign Verifyの活用により、口座開設がさらに顧客にとって便利になることを期待しております。moomoo証券は、安心、安全、使って便利な投資アプリとして、今後もユーザー体験の向上を目指してまいります。
事業者向け本人確認プラットフォーム「PocketSign Verify」について

PocketSign Verifyは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用いた本人確認機能(公的個人認証)を様々なサービスやアプリに組み込むための事業者向けAPIサービスです。電子署名技術を用いた全く新しい本人確認によって、ユーザー体験の向上、離脱率の低下、コストの削減が実現できます。
なおかつPocketSign Verifyは、マイナンバーカードを使わずにスマートフォンのみで公的個人認証サービス(JPKI)を利用できる「スマホJPKI」への対応を完了しています。
こうした公的個人認証サービスを他者に提供するには、公的個人認証法に基づき主務大臣の認定を受けて「プラットフォーム事業者」になる必要があります。当社は2023年3月に民間事業者としては16社目となるプラットフォーム事業者認定を取得しています。
・サービス紹介サイト:http://pocketsign.co.jp/service/pocketsignplatform#verify
マイナンバーカードの活用ならポケットサイン
ポケットサイン株式会社はマイナンバーカードの普及促進と活用拡大に注力しており、自治体や民間企業との積極的な協業・DXの支援を推進しています。マイナンバーカードを使って何かをしたい時は、ぜひ当社にご相談ください。
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