株式会社フェイガー
カイゼンと農業の脱炭素化で築く、持続可能な復興支援とものづくり

脱炭素農業を推進する株式会社フェイガー(本社:東京都港区、代表取締役:石崎貴紘)は、トヨタ自動車東日本株式会社(本社:宮城県黒川郡、代表取締役:石川洋之)と、東北地域における持続可能な復興支援とカーボンニュートラルなものづくりの実現に向けた協業を開始しました。本取り組みにより、一過性の支援にとどまらない、地域経済と環境の両立を目指します。
◾️協業の背景
トヨタ自動車東日本株式会社(以下、TMEJ)は、東日本大震災後に、一過性ではない東北の復興支援を目指して、トヨタ第3の国内生産拠点として設立され、クルマづくりを通じて地域のものづくりに貢献してきました。今回、農業の脱炭素化を推進し、地域の持続可能な発展に向けた支援を行う株式会社フェイガーは、TMEJと東北における農業のサステナビリティ向上と、農業で創出されたカーボンクレジットの地産地消によるカーボンニュートラル実現に向けて協業することに合意しました。
◾️協業の目的
本協業ではその両者が手を携えることで、すべてのステークホルダーに公平な還元が行われる持続可能な社会の構築を目指しています。
協業期間は2年間を予定しており、TMEJはカーボンクレジットの創出から販売までの一連の作業プロセス改善や、クレジットと農産品の地産地消拡大の取り組みを担います。フェイガーは、地域で創出されたクレジットの活用提案や農工連携に関する支援を行ってまいります。
<株式会社フェイガーの役割>
・東北で創出されるカーボンクレジット(2025年3月申し込み時点で累計90,769t-CO₂、対象圃場約14,321ha、対象生産者754戸)の地産地消、農工連携について支援、提案
<トヨタ自動車東日本株式会社の役割>
・カイゼンによるカーボンクレジット創出プロセスの最適化、農産品の地産地消への取り組み
<目指す成果>
・地域の農業者が継続的に脱炭素化を進められる体制の確立
・一過性ではない、持続可能な復興支援の実現
・東北地域の資源を活かしたカーボンニュートラルなものづくりモデルの確立
◾️今後の展開
本協業を通じて、東北地域における農業とものづくりの持続可能性を高めるため、以下の具体的な施策を展開します。
・定期的な意見交換を通じて、具体的な改善活動を推進
・農業者・自治体・企業と連携し、持続可能な復興支援策を実施
・成果を可視化し、他地域への展開も視野に入れる


◾️関係者コメント
株式会社フェイガー 代表・石崎貴紘 コメント
「カーボンニュートラルの達成はもちろん、現場の生産者にとっても実感できる価値を生み出すことが大切だと考えています。トヨタ自動車東日本様の知見を現場に活かし、農業の課題解決と地域への還元を両立する新たなモデルを、ここ東北から共に築いていきたいと思います。」
トヨタ自動車東日本株式会社 CN推進室長 梅原武 コメント
「東北のものづくり産業と農業が、お互いの取り組みを学び、協力しあうことで、共にカーボンニュートラル、サステナビリティ向上を目指していく活動に可能性を感じています。フェイガー様との作業改善活動を通して、東北の復興支援に継続的に取り組んでまいります。」
【トヨタ自動車東日本株式会社】
所在地
宮城県黒川郡大衡村中央平1番地
代表取締役社長 石川洋之
設立年
発足 2012年7月
URL
https://www.toyota-ej.co.jp/index_top.html
【株式会社フェイガー】
住所
東京都千代田区大手町
代表者
代表取締役 石崎貴紘
設立年月日
2022年7月7日
URL
●農業由来カーボンクレジットについて
Jークレジットの「水稲栽培における中干し期間の延長」の方法論に基づいてフェイガーが推進するプロジェクトでは、2024年全国で約1200件の生産者と136,000トンのクレジット生成(2025年3月申請実績)を行いました。
生産者・企業・消費者がそれぞれの価値を認め、対価の支払いが当たり前に行われる「環境価値市場の創造」と、数多くの生産者との協力体制を礎に、「持続的な農業体系の構築」を目指しています。
農業由来カーボンクレジットに関するご相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
https://faeger.company/contact/for_company/

●関連リリース
トヨタ自動車東日本様からのリリース