株式会社中西製作所
焼く蒸す煮るがこれ一台!過熱水蒸気オーブン「SVロースター」のラインアップを拡充!
株式会社中西製作所(本社:大阪市生野区、代表取締役社長:中西一真)は、過熱水蒸気オーブン「SVロースター」のラインナップを拡充し、2025年4月から「SVロースターW(ワイド)」の受注を開始したことをお知らせします。

■過熱水蒸気オーブン「SVロースターW(ワイド)」について
「SVロースター」は2004年から販売を開始し、食品工場で活用されており、安定した販売実績を挙げています。近年ではトンネルフリーザーとの連結を希望されるユーザー様が増えており、大型食品工場に対応できるスペックを備えた幅広型のSVロースターの開発要望があったことから、「SVロースターW(ワイド)」の開発に着手しました。過熱水蒸気オーブンは、320℃の過熱水蒸気が持つ大きな熱量により、食材に素早く熱を伝えて短い調理時間での調理を可能にし、ジューシーに仕上げます。
■超低酸素雰囲気調理について
庫内を過熱水蒸気で充満させることでオーブン内酸素濃度が0.1%以下の超低酸素雰囲気を形成することができます。超低酸素雰囲気下で過熱水蒸気の調理を行うことで『栄養素を保持』、『過酸化物価発生の抑制』を可能にし、健康的な料理を提供できます。また、食材中の色素の流出を防ぐことができ『色鮮やかな調理』が行えます。
■循環Re-Jet方式※①について
SVロースターWは循環Re-Jet方式を採用しており、循環ファンによって調理に利用した過熱水蒸気を『熱室→熱交換器→循環ブロワ→熱室→…』の順にサイクルします。
回収し再加熱・再利用する循環Re-Jet方式によって下記効果に繋がります。
1:過熱水蒸気の強制対流で食材に与える熱量が大幅アップ⇒調理能力向上
2:回収・再加熱・再利用による省エネ
3:対流速度(噴射速度)アップによる焼き目を強化
4:モード変更ができる
※①循環Re-Jet方式 … 循環 / Re(再加熱・再利用) / Jet(噴射)
■上下風量調節機能について
熱交換後の過熱水蒸気を循環ファンによって庫内に噴射し焼き上げています。上下循環風量(噴射量)を変化させ、調理の調整を幅広く行うために循環ファンを二つ搭載し、循環経路を上ノズル用と下ノズル用に分割した構造にしています。上下循環ファンはそれぞれインバータで制御しているため周波数制御(30~60Hz)によって上下風量を調節します。魚などの焼き目を付けたい調理の場合は上風量を上げる、焼き目よりも芯温を上げたい場合は下風量を上げるなどの調理が可能となります。
■多連式仕様について
本体が長さ1800mmのユニット構造になっており、連結ユニット(長さ400mm)を取り付けることで本体ユニット同士を連結することが可能です。1~6連までラインナップしており、必要な処理能力に応じて最適な機長の機械を選択でき、1連追加するごとに2200mm(1800+400mm)機長が追加されます。また、コンベヤ幅1500mmでトンネルフリーザーとの連結も可能です。
■仕様

■FOOMA JAPAN 2025
中西製作所はFOOMA JAPAN 2025へ出展いたします。2023年にリニューアルにした卓上型過熱水蒸気オーブン「DEECO」をはじめとした過熱水蒸気を用いた加熱機器シリーズもご覧頂けますので、ぜひブースにご来場ください。
※SVロースターW(ワイド)実機の展示はございませんが、実寸サイズがわかるような展示を予定しております。

株式会社中西製作所
戦後間もない1946年(昭和21年)創業。食糧事情の厳しい社会環境の中で、『日本の未来の担い手である子どもたちに栄養価の高い給食を食べさせたい』との想いで、給食用アルミ食器の製造・販売を始めました。食による豊かな生活の創造と、未来づくりに役立つべく学校給食をサポートしています。